ソフトバンクの新料金プラン発表!携帯電話料金の仕組みはどう変わる?

目次
2019年9月6日、大手通信キャリアのソフトバンクは新たな料金プランの導入を発表しました。
これは従来のような契約期間の定めを撤廃するために生まれたもので、料金こそ大きく変わることはありませんが、内訳が若干変更される点があるためきちんと把握しておく必要があります。
今回は、2年契約が撤廃されたソフトバンクの新料金プランの内容について詳しく紹介していきましょう。
ソフトバンクの基本プラン
料金プランの詳細を紹介する前に、ソフトバンクの料金の仕組みについて全体を把握しておきましょう。
まず、ソフトバンクの料金プランは電話として使用するための基本プランと、インターネットを使用するためのデータ定額サービスの2つの料金から構成されます。 このうち、電話として使用するための基本プランは月額980円となっており、家族内での通話以外においては30秒あたり20円の料金が発生します。
ちなみに、通話が多い方向けに24時間かけ放題となる「定額オプション」や、1回あたり5分以内の通話がかけ放題となる「準定額オプション」も用意されています。定額オプションに加入した場合は基本プランに加えて月額1,500円、準定額オプションに加入した場合は月額500円が加算されます。
あくまでもこの「通話」というのは03から始まる固定電話や、携帯電話宛てなどにかける通話が対象となり、LINEなどのコミュニケーションアプリにおける通話機能は関係ありません。また、0570から始まるナビダイヤル、国際電話、電話番号案内など、特殊なサービスに対しては定額サービスの対象外となるため注意が必要です。
ソフトバンクのデータ定額サービス
基本プランの詳細が分かったところで、次にデータ定額サービスの詳細について紹介していきましょう。ソフトバンクのデータ定額サービスは、通称「ウルトラギガモンスター+」というサービスと「ミニモンスター」とよばれるサービスの2種類から選択できます。
「ウルトラギガモンスター+」とは
まず「ウルトラギガモンスター+」ですが、これは「データプラン50GB+」と基本プランを合算した料金プランの通称です。
データプラン50GB+は月額6,500円で、その名の通り月間データ容量が50GBまで利用できます。ただし、この50GBの中にはTwitterやFacebook、インスタグラムなどのSNSや、YouTube、AbemaTV、Huluなどの動画サービスを利用した場合のデータ通信量はカウントされず、
プラン名 | データ容量 | 月額利用料金(税別) |
ウルトラギガモンスター+ | 50GB | 5,980円 |
実質的にデータ量無制限に近い状態で利用することができます。 データ通信のなかでもっとも容量が大きいのは動画サービスといわれており、主要な動画サービスがデータカウント対象外となっていることは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
スマートフォンはもちろんですが、テザリングとしてもインターネットを利用する機会が多い方にウルトラギガモンスター+はおすすめのプランです。
「ミニモンスター」とは
ミニモンスターは「データプランミニ」と基本プランを合算した料金プランの通称です。
ウルトラギガモンスター+は月額料金が6,500円と一定のサービスですが、ミニモンスターの場合は1GB~50GBまで段階的なデータ容量が設定されています。 1GBまでの場合は月額3,000円、2GBまでは5,000円、5GBまでは6,500円、そして50GBまでの場合は7,500円となっており、ヘビーユーザーであればウルトラギガモンスター+のほうが月額1,000円安くなる計算となります。
プラン名 | データ容量 | 月額利用料金(税別) |
ミニモンスター | ~50GB | 6,980円 |
~5GB | 5,980円 | |
~2GB | 4,480円 | |
~1GB | 2,480円 |
ちなみに、ウルトラギガモンスター+のようなSNS、動画サービスがデータカウント対象外となることはなく、ミニモンスターの場合は通常通りカウント対象となるため注意が必要です。
データ定額サービスを申し込む上での注意点と割引の詳細
ソフトバンクのスマートフォン料金プランにはウルトラギガモンスター+とミニモンスターのいずれかから選択することができますが、いずれも新たに申込むと同時に「1年おトク割」という割引サービスが適用されます。
これは毎月の料金から1,000円を割り引くというもの。後述する家族割や光セットの割引とも併用できるほか、単体での契約においても自動的に適用されます。
申込み上の注意点としては、ウルトラギガモンスター+、ミニモンスターいずれのプランも、データ容量が余ったからといって翌月に繰り越すことはできないという点です。あくまでも単月ごとのカウントとなるため、利用用途を十分検討しながら選択する必要がありそうです。
ソフトバンクの割引サービス
基本プランとデータ定額サービスが分かったところで、もうひとつの重要なポイントである割引サービスについて紹介していきましょう。ソフトバンクには「みんな家族割+」、「おうち割光セット」という2つの割引サービスを提供しています。
「みんな家族割+」とは
みんな家族割+とは、その名の通り家族グループ回線のデータ定額料金から一定の割引を行うサービスです。
ウルトラギガモンスター+の場合は、2人の場合は500円ずつ、3人の場合は1,500円ずつ、4人以上の場合は2,000円ずつの割引となります。
一方で、ミニモンスターを契約している場合は家族回線としてカウントはされますが、ミニモンスターの料金からの割引はされません。
回線数 | 割引額(税別) |
1回線 | なし |
2回線 | -500円 |
3回線 | -1,500円 |
4回線以上 | -2,000円 |
少し分かりづらいですが、たとえばウルトラギガモンスター+を2回線、ミニモンスターを1回線契約している家族の場合、家族で3回線契約していることとなるためウルトラギガモンスター+の2回線からそれぞれ1,500円の割引となりますが、ミニモンスターの1回線は割引が適用されず通常料金となります。
ちなみに、「家族」の定義は親族であることが戸籍で確認できる場合はもちろんですが、恋人と同棲していたり、シェアハウスに住んでいる仲間など、住所が同一であっても対象とみなすことができます。
「おうち割光セット」とは
ソフトバンクのもうひとつの割引サービスが「おうち割光セット」です。これは自宅のインターネット回線を同時に申し込むことによって、毎月のスマホ料金から1,000円を割り引くというもの。もちろん家族グループを構成している場合は、家族全員分のスマホ料金から割引の対象となります。
回線数 | 割引額(税別) |
1回線 | なし |
2回線 | -500円 |
3回線 | -1,500円 |
4回線以上 | -2,000円 |
これはウルトラギガモンスター+、ミニモンスターともに割引の適用となるため、自宅のネット回線と組み合わせることによって大幅な値引きが可能になります。ちなみに、何らかの事情によって光回線の工事が難しい場合は「SoftBank Air」というWiFiルーターの契約でも割引対象とすることができます。
マンションやアパートによってはSoftBank光の回線工事が難しい場合もあるため、そのような場合においてはSoftBankの携帯電話エリア内で利用できるSoftBank Airが心強い味方になってくれることでしょう。
端末の買い方はどう変わる?
ソフトバンクの料金プランでもう一点大きな変更となったのが、端末の購入の仕組みです。
これまでは端末代金の支払いに加えて毎月の利用料金から一定額を割り引く「月々割」が提供されていましたが、電気通信事業法の改正によってこのような形態でのサービス提供ができなくなりました。
結果、新たに誕生したのがソフトバンクの「半額サポート+」というサービスです。
「半額サポート+」とは
半額サポート+とは、割引対象となるソフトバンクのスマートフォン端末を48回の分割払いで購入し、2年以降の機種変更時に残債の支払いを免除するというサービスです。
このサービスを利用するためには月額390円の料金を支払い続ける必要があり、当然のことながら端末購入時点でのみ「半額サポート+」への加入が可能です。
ちなみに、この半額サポート+はソフトバンクユーザー以外でも利用が可能であり、ソフトバンクとの回線契約は条件に含まれていません。そのため、たとえばソフトバンクへ加入と同時に端末を購入し、その後SIMロックを解除して他社に乗り換えても最新端末を実質半額で利用することができるため、毎月の通信費節約につながるサービスといえるでしょう。
iPhone11も「半額サポート+」の対象
2019年秋に発表されたiPhone11も、半額サポート+の対象機種となっています。たとえばもっとも廉価なiPhone11 64GBの場合、通常購入価格は89,280円。48回払いの場合は1ヶ月あたり1,860円の分割金を支払いますが、25ヶ月目に機種変更を行うと残りの44,640円の残債は免除されます。
もっとも高額なiPhone 11 Pro Max 512GBの場合であっても、通常価格187,680円が実質半額になるため、93,840円で購入できることになります。
年々端末価格が上昇し、今やパソコンよりも高額になりつつあるiPhoneですが、最新のフルスペック端末が実質10万円以下で購入できる仕組みというのは大きなメリットがあります。
半額サポート+の注意点
半額サポート+は端末価格を抑えるための有効な手段ではありますが、いくつか注意しておかなければならないことがあります。
まず1点目に、SIMロックの解除についてです。
ソフトバンクで購入したスマートフォン端末には、あらかじめSIMロックがかかっている状態になっています。そのため、他社のSIMカードを差しても当然のことながら利用することはできません。SIMロックを解除してもらう必要があるのですが、実は端末購入後100日間はSIMロックが解除できない仕組みとなっています。そのため、仮にSIMロック解除を前提にソフトバンクの半額サポート+を契約し端末を購入しようと検討している方は注意が必要です。
また、ソフトバンク回線を契約しているユーザーで2年以内での買い替えを検討している方は、24回までの残債と半額サポート+の利用料金相当を一括で支払う必要があります。
トータルで考えると端末代金は安くなるとはいえ、1年ごとに最新端末を買い替えている方にとっては残債分を残して契約し続けることが難しいため注意が必要です。
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