話題の格安SIMを分かり易く説明

こんにちは。iPhone大学ライターのBossanです。「MVNO」「格安SIM」最近よく耳にする言葉ですが、今回は格安SIMについて分かり易く、そして少々深いところまで書いていきたいと思います。
まずはSIMカードを知ろう
SIMカードとは携帯やスマホに埋め込まれた小さいICチップです。普段お目にかかることが少ないですが、最近では携帯端末ではなくこのSIMカードに契約者情報が全て入っています。 LTE・3Gといったモバイル回線を使ってインターネットや通話をするには、このSIMカードが必要になります。SIMカードには主に3タイプのSIMが使われており、標準SIM・MicroSIM・nanoSIMがあります。※下記参照
ちなみにiPhoneにおける機種別SIMカードの種類は下記になります。
iPhone4・4s→MicroSIM
iPhone5・5C・5S・6/6 Plus・6s/6s Plus・SE→nanoSIM
※【補足】iPhoneの場合は下記の様にiPhoneの右側の穴にSIMピンを突き刺せばSIMカードを取り出す事が可能です。
「格安SIM」とは主にキャリアの通信回線を使った独自のサービス
MVNOとは「仮想移動体サービス事業者」という意味で、他の通信業者の回線を使って独自のプランを提供する事業者の事です。携帯回線でいうと、携帯キャリアの回線を使って独自のプランを提供している事業者の事ですね。そういったMVNOのプランである通信サービスやそれを利用できるSIMのことを総じて「格安SIM」と呼称しています。
簡単に図に書くとこんな感じです。
MVNOに貸しているのはドコモの回線が多いので、殆どの格安SIMではドコモの回線が使われています。(一部auもあります。)
格安SIMはなぜ「お得」と言われているのか?
格安SIMとは通信キャリア(主にドコモ)の回線を使った別事業者が独自に出しているオリジナル契約プランなので料金体系が多岐に渡ります。例えばDMM mobileのホームページには「月額料金が約半額になる」と書いてあります。(2016年5月5日現在)
但し、通話料は「30秒につき20円」とキャリアと比較しても高くなります。この場合、全然電話をしない人にとっては「非常に安価」になりますし、逆に電話使用が多い人にとっては「非常に高く」なります。
「ユーザーの使い方」「格安SIMのプラン」が合致すれば、はっきり言ってかなり”お得”になります。
格安SIMのメリット・デメリット
【メリット】
・携帯の月額料金が安くなる
→月額2000円台とキャリアとは比較にならない料金体系になります。
・2年間等の契約の縛りが無い
→キャリアとの契約の場合、2年間契約と縛られます。また短期解約の場合は、違約金が請求されますが、格安SIMの場合はそういった縛りがありません。
【デメリット】
・スマホを購入する必要がある
→端末もセットで売っている格安SIMもあります。
・テザリングが出来ない
→一部出来る端末もあります。
・通話代が高い
→基本的には20円/30秒のところが多くキャリアの通話代よりも高くつきます。
・キャリアのメールが使えなくなる
→GmailやYahoo!メール等のフリーメールを使う事になります。
・通信速度が遅くなる
→通信速度は遅くなります。実用上ほとんど問題ないレベルですが、平日のお昼時など、時間帯により非常に遅くなる時間もあります。※格安SIMの中にも速度が速い格安SIM、平均的な格安SIM、遅い格安SIMがあります。
・キャリアに比べるとサポートが充実していない
→ドコモ・au・ソフトバンクの様に実店舗展開しているMVNOは未だ少なく、サポートが充実していないところが多いです。
格安SIMってどんな種類があるの?
ざっくりと格安SIMを分類すると・・・「データ通信専用の格安SIM」と「データ通信&音声通話にも対応している格安SIM」の2種類になります。
音声通話とは、従来のキャリアの3G音声通話のこと。データ通信専用SIMでもIP電話サービスに加入したり無料通話アプリを利用すれば、通話は可能です。
ほとんどのMVNOは、このデータ通信専用格安SIMにSMS機能を付けたタイプのSIMも別パッケージで提供しているので、店頭などでは「データ通信専用(SMSなし)」「データ通信専用(SMSあり)」「データ通信+音声通話」の3種類に分けて販売されていることが多いです。
データ通信専用の格安SIMでは、「090」「080」から始まる携帯電話番号を使っての音声通話が使えないのですが、機能をデータ通信に絞っているため、月額500円以下で利用できる格安SIMもあり、格安を非常に体感できると思います。
音声通話対応の格安SIMでは、従来通り「090」「080」「070」の番号で通話発着信やSMS送受信が可能です。月額料金はデータ通信専用SIMよりも数百円から1,000円ほど高くなります。通話料は20円(税抜)/30秒で、基本的に無料通話分はなし。「あまり通話しないけど電話番号を持っておきたい」というユーザー向けになります。
まとめ
携帯電話の使い方次第で格安SIMを使った方が安くなるケースと高くなるケースがあります。ほとんど電話をしない方や、通話用と通信用の2台持ちの方は通信用の端末を格安SIMにすることをオススメします。通信料によりますが、今よりも圧倒的に月額は安くなります。但し、格安SIMによっては通信スピードが遅くなってしまいますので、しっかりと自分に適した格安SIMを選択する事が重要です。
また、現在の端末にまだ端末の割賦金が残っている場合は、解約に伴い端末の残債を一括で支払わなければいけませんので注意が必要です。
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