iPhoneの歴史(iPhone初代~iPhone6迄)
iPhone(初代)
アップル社のiPod、携帯電話、インターネットや電子メールの送受信等が行える携帯端末の機能を併せ持った機器として登場しましたが、当時のタッチパネルの多くは一箇所のみでしか操作を行えませんでした。ところが、iPhoneではマルチタッチと呼ばれる、複数の指を同時に操ることで画面の拡大縮小などバリエーションに富んだ操作が可能となり次第に世界中で注目されるようになってきました。
そんな初代のiPhoneですが、今と比べると考えられないくらいのスペックで、カット・コピー・ペーストも出来ませんでした。さらにApp Storeも無かった為、基本的なアプリしか使えない状態で、最近のiPhoneから考えると「何に使えるの?」という端末だったらしく通信速度も非常に遅かったため、便利さとはほど遠い内容だったようです。
カラーバリエーションはシルバーのみ、容量は発売当初は4GBと8GBの2通りでしたが、4GBに関しては、2007年9月5日に早くも販売を終了しました。その後、16GBモデルが販売開始しました。
iPhone 3G
3Gに対応したことにより、日本国内においてもソフトバンクモバイルより発売されました。通信速度は初代iPhoneに比べて約2倍となり、価格はより廉価となっています。iPhone3Gでは、Microsoft Exchange ActiveSyncがサポートされており、電子メールやカレンダー、スケジュール、連絡先情報などの情報を、PCと同期することができるようになりました。さらに、オプションで提供されているオンラインストレージのMobileMeを利用することにより、無線を通じてMacintoshやiPod touchなどの端末と常に最新データを共有することが可能です。
アップルが運営している、iPhoneやiPod touchに対応するApp Storeでは、iPhone向けのアプリケーションがダウンロードできるようになりました。発売直後の3日間で、世界の販売台数が合計100万台を突破しました。2010年6月に販売を終了。
iPhone 3GS
OSもiPhone OS3.0へとバージョンアップし、リモコンマイク付きイヤホンにも対応しました。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色、容量は16GBと32GBが用意されました。3GSが発売された時期、3Gは8GBのブラックのみが販売を継続していました。
2010年6月のiPhone4発売後は新たに3GSの8GBモデルが発売されました(16GB、32GB、iPhone3Gは販売終了)。またiPhone4S発売と同時に、SIMロック版は2年契約条件で無料化されましたが、2011年10月に提供終了。息の長い端末でした。
iPhone 4
iPhone4の特徴としてRetinaディスプレイと名付けられた液晶があり、3.5インチの液晶画面を据え置きながら画面解像度が960×640に広げられました。ガラス面には油分を弾くコーティングが施され、頑丈になっています。また、テレビ電話を実現するFaceTimeの為に本体前面にカメラを搭載し、500万画素のカメラ、HDビデオ録画機能なども新たに搭載されています。カメラは画面をタップすることによりフォーカスの切り替えができるようになりました。カラーはブラックとホワイトの2色ですが、当初ホワイトは製造上の問題により発売延期を繰り返し、10カ月後となる2011年4月に発売された。2011年10月 iPhone 4S発売開始と同時に8GBモデル(ホワイト・ブラック)の発売が開始され、それまでの16GB・32GBモデルは販売を終了。iPhone 5の発売と同時に無料化されます。
2013年9月iPhone4sの無償提供開始により、iPhone 4は提供(販売)を基本的に終了することになりますが、一部市場ではその後も販売され続けました。iPhone4では、新バージョンiOS4を搭載。マルチタスク処理が可能になり、バックグラウンドで音楽を再生しながらブラウザを立ち上げることも可能。通話しながらメールの確認もできるようになりました。iPhone4は発売より3日間で販売台数170万台を突破し、大ヒットとなります。2011年2月にはUMTS版とは別にCDMA2000 1xに対応したモデルも発売されました。
iPhone 4s
CPUにはApple A5を搭載し、グラフィック性能ではおよそ7倍に向上している。リアカメラは800万画素裏面照射型CMOSを採用、レンズもF2.4になり性能が向上し、動画撮影もフルHD1080p動画の撮影が可能。通信が高速化した他、同一モデルでUMTS(W-CDMA)・GSM及びCDMA EV-DO Rev.Aに対応するように作られています。(SIMロックフリー版のiPhone4SではCDMA回線利用はできない)
従来のGPSに加え、ロシアの軍事衛星による位置情報検出に対応。カラーはブラック・ホワイト各色に16GB、32GB、64GBが用意される。日本ではソフトバンクに加え、auからも発売がされた。
2012年9月のiPhone5発売後は16GBモデルのみが販売され続けました。
2013年9月のiPhone5s/5cの販売に合わせて、名称をiPhone4sと小文字の「s」に変更になりました。
新たに8GBを設定し、5cの下位モデルとして無料で提供されることになりました。これに伴い16GBモデルも販売終了。発売当初は「4S」であり、iPhone 5s/5cの発売に合わせて「4s」と、小文字になったという経緯には、アップルの創業者にして伝説的な経営者となったスティーブ・ジョブズ氏がiPhone4sの発表翌日(10月5日)に息を引き取っており、ジョブズ氏が関わった最後のiPhoneになるため、4sのsはスティーブのSだ、という人もいるほどである。
iPhone 5
2012年9月に発売、アメリカ・日本など一部の国は9月21日、その他の国は同28日に発売されました。画面サイズが3.5インチから4インチに変更され、縦に大きくなりました。外観もサイズが縦長になったほか、イヤホンジャックが下面に移動しDockコネクタも8ピンのLightningコネクタに変更、薄さも7.6mmと従来よりも薄くなりました。CPUにA6プロセッサーを搭載し、カメラ性能も向上させたほか、LTEに本格的に対応した端末。
日本ではソフトバンクとauから発売。2013年9月20日のiPhone 5s/5c販売に伴い販売を終了した。従来より行われていた旧モデル併売はiPhoneでは行われず、ほぼ同等スペックのiPhone 5cによって置き換えられることになります。
iPhone 5s/5c
スマートフォン用としては世界で初めての64ビットに対応したApple A7チップを搭載しており、iPhoneに搭載のApple A6よりもおよそ2倍高速化しています。センサーが取得した情報をより効率よく処理するコプロセッサとして、iPhoneとしては初めてモーションコプロセッサを搭載。(M7コプロセッサ)
また、カメラの性能が向上してセンサーサイズが大きくなり、明るくなったうえに、スローモーションビデオ撮影などが可能となりました。
カラーバリエーションは、これまでブラック・ホワイトのみであったが、スペースグレイ・ゴールド・シルバーの三色。廉価版となるiPhone 5cは、背面にカラフルな一体成型のポリカーボネートを使用。カラーバリエーションはグリーン・ブルー・イエロー・ピンク・ホワイト」の5色。フロントパネルは統一。スペック的にはiPhone 5とほぼ同等。かなりリーズナブルな金額で購入できました。キャリアにもNTTドコモが加わり、これにより主要な日本の携帯会社3社がiPhoneを扱うことになります。
iPhone 6/6 Plus
同9月、オーストラリア、日本、香港、シンガポール、ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、アメリカ合衆国、プエルトリコ(時差順)で先行発売を開始。国内では主要キャリア3社が扱うほか、アップルストアでもSIMフリーモデルの販売を行いました。
画面サイズを従来モデルから大きくし、iPhone6は4.7インチ、大画面モデルのiPhone6 Plusは5.5インチと、従来よりも大きいディスプレイを搭載し、より正確な色彩やコントラストを出せるRetina HD displaysを使用している。本体の厚さもiPhone6・iPhone6Plusともに、従来よりも薄くなりデザイン力を入れているのが伝わります。6から128GBモデルが追加され、32GBモデルが無くなりました。
基本スペックは両モデル共通で、AppleA8を搭載。年々高速化している通信についてもCPUはさらに25%高速化し、グラフィック性能についてもおよそ50%パフォーマンスを向上させています。モーションコプロセッサは5sのM7を進化したM8を搭載し、高度情報を取得できる気圧計も追加されました。通信ではLTEのキャリアアグリゲーションに対応し、VoLTEでの通話も可能となっています。大ヒットを収めている機種である。
【地域別】オススメのiPhone修理店一覧
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