iPhoneのバッテリーを長持ちさせる7つの方法|電池の減りと劣化を抑える設定を解説

iPhoneバッテリーを長持ちさせる7つの方法

iPhone修理歴7年、iPad修理歴5年のそこそこベテラン。とにかく「分解が趣味」という少し変わった修理マニア。ゲーム機やコントローラーなど様々な分解経験があるが、現在ではApple製品以外は触っていない。iPhoneならほとんどの修理が30分以内に対応可能。iPadもパネルやバッテリー交換なら1時間もあれば対応可能。7年間の修理経験を経た知識を元にiPhone大学の監修スタート。

iPhoneを使っていて、「以前よりバッテリーの減りが早くなった」「1日持たなくなってきた」と感じることはありませんか?

iPhoneのバッテリーは消耗品のため、使い続けることで少しずつ劣化していきます。ただし、日々の設定や充電方法を見直すことで、1回の充電で使える時間を延ばしたり、バッテリーの劣化を抑えたりすることは可能です。

特に現在のiPhoneには、低電力モードだけでなく、バッテリー充電の最適化や充電上限、適応型電力制御など、バッテリーを効率よく使うための機能が用意されています。

この記事では、iPhoneのバッテリーを長持ちさせるために見直したい7つの方法を紹介します。

iPhoneのバッテリーを長持ちさせる7つの方法

iPhoneのバッテリー対策は、「とにかく機能をOFFにする」のではなく、電池消費が大きい部分を必要に応じて調整することが大切です。

今回紹介するのは、次の7つです。

バッテリーを長持ちさせる方法
  1. 低電力モードを活用する
  2. 充電上限・バッテリー充電の最適化を使う
  3. 画面の明るさと自動ロックを見直す
  4. バッテリー使用量が多いアプリを確認する
  5. バックグラウンド更新を必要なアプリだけにする
  6. 位置情報サービスを見直す
  7. 高温になる環境を避ける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 低電力モードを活用する

バッテリーの減りを抑えたいときに、最も手軽に使えるのが「低電力モード」です。

低電力モードをオンにすると、iPhoneが一部のバックグラウンド処理や視覚効果などを抑え、バッテリー駆動時間を延ばします。

Appleによると、低電力モードではメールの取得、アプリのバックグラウンド更新、一部の視覚効果などが制限されます。

iPhone 15以降では、次の手順で設定できます。

低電力モードをオンにする方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「電力モード」をタップ
  4. 「低電力モード」をオンにする

iPhone 14以前では、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」から変更できます。

低電力モードは常時オンにする必要はありません。外出先で充電できない日や、バッテリー残量が少なくなったときに使うだけでも効果的です。

2. 充電上限・バッテリー充電の最適化を使う

「1回の充電で長く使うこと」と「バッテリーそのものを長持ちさせること」は別です。

バッテリーの劣化を抑えたい場合は、充電方法も重要になります。

iPhoneには、満充電状態が長時間続くことを減らす「バッテリー充電の最適化」が搭載されています。

さらにiPhone 15以降では、最大充電量を80〜100%の範囲で設定できる「充電上限」も利用できます。

iPhone 15以降で充電上限を設定する方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「充電」をタップ
  4. 希望する充電上限を設定する

Appleは、iPhone 15以降では80%から100%まで5%刻みで充電上限を設定できると案内しています。

毎日100%まで充電する必要がない人は、90%や95%などに設定しておくのも選択肢です。

一方、外出時間が長い日は一時的に100%まで充電するなど、生活スタイルに合わせて調整しましょう。

3. 画面の明るさと自動ロックを見直す

iPhoneのバッテリー消費の中でも、ディスプレイは大きな割合を占めます。

そのため、必要以上に画面を明るくしている場合は、明るさを少し下げるだけでもバッテリー消費を抑えやすくなります。

ただし、常に暗くする必要はありません。

基本的には「明るさの自動調節」を利用しつつ、屋内などで必要以上に明るい場合だけ手動で調整する程度で十分です。

また、iPhoneを使っていないのに画面が点灯し続けている場合は、「自動ロック」の時間も確認しましょう。

自動ロックを変更する方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「画面表示と明るさ」をタップ
  3. 「自動ロック」を開く
  4. 使用状況に合った時間を設定する

30秒や1分など、必要以上に長く画面を点灯させない設定にすると無駄な消費を減らせます。

4. バッテリー使用量が多いアプリを確認する

旧記事では「使っていないアプリは削除する」としていましたが、アプリがインストールされているだけで大量にバッテリーを消費するわけではありません。
まず確認したいのは、実際にどのアプリがバッテリーを使っているかです。

「設定」→「バッテリー」を開くと、アプリごとのバッテリー使用状況を確認できます。

たとえば、
「ほとんど使っていないアプリなのに使用量が多い」
「バックグラウンドで長時間動作している」
というアプリがあれば、設定を見直す価値があります。

単純にアプリを大量削除するのではなく、使用量を確認してから判断した方が効率的です。
また、最近急にバッテリーの減りが早くなった場合は、特定アプリのアップデートや動作不良が原因になっている可能性もあります。

5. Appのバックグラウンド更新を必要なものだけにする

Appのバックグラウンド更新は、使用していないアプリでも新しい情報を取得できる便利な機能です。

ただし、すべてのアプリで必要とは限りません。

頻繁に使わないアプリや、開いたときに最新情報を取得できれば十分なアプリについては、バックグラウンド更新をオフにしてもよいでしょう。

バックグラウンド更新を変更する方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「一般」をタップ
  3. 「Appのバックグラウンド更新」を開く
  4. 不要なアプリをオフにする

すべて一括でオフにする必要はありません。

メッセージアプリや位置情報を利用するアプリなど、普段利用しているものはオンのままにして、不要なものだけ見直す方が使い勝手を損ないにくいでしょう。

6. 位置情報サービスを見直す

位置情報サービスは、マップや天気、配車アプリなど多くの機能で使われています。

一方、必要のないアプリまで常時位置情報を取得できる設定になっている場合は、設定を見直す余地があります。

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から、アプリごとに変更できます。

おすすめは、位置情報サービス全体をオフにするのではなく、

「このAppの使用中」

「次回または共有時に確認」

など、必要なタイミングだけ位置情報を許可する設定です。

ナビや地図アプリなどは位置情報が必要なので、すべて一括でオフにすると利便性が大きく下がります。

7. 高温になる環境を避ける

バッテリーを長持ちさせるうえで、見落とされやすいのが「熱」です。

リチウムイオンバッテリーは高温環境に弱く、熱が加わる状態が続くと劣化が進みやすくなります。

特に注意したいのは、

iPhoneが高温になりやすい使い方
  • 真夏の車内に放置する
  • 直射日光の下で長時間使う
  • 高負荷なゲームをしながら充電する
  • 動画撮影を長時間続けながら充電する

iPhoneが熱くなった場合は、ケースを外して涼しい場所へ移動し、使用を一旦中断するのも有効です。

冷蔵庫や保冷剤などで急激に冷やす必要はありません。

対応機種なら「適応型電力制御」も活用する

iOS 26以降の一部iPhoneでは、「適応型電力制御」という機能も利用できます。

適応型電力制御は、普段よりバッテリー消費が多い日などに、iPhoneが使用状況を判断して、

画面の明るさを少し下げたり、バックグラウンド処理を制限したりして、1日のバッテリー駆動時間を延ばす機能です。

iPhone 17シリーズとiPhone Airではデフォルトでオンになっています。

対応するiPhone 15 ProシリーズやiPhone 16シリーズなどでも設定できます。

設定は、

適応型電力制御の設定方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「電力モード」をタップ
  4. 「適応型電力制御」をオンにする

から変更できます。

対応機種を使っている場合は、低電力モードとあわせて確認しておくとよいでしょう。

バッテリーの状態も確認しておこう

設定を見直してもバッテリーの減りが改善しない場合は、バッテリー自体が劣化している可能性があります。

バッテリーの状態は設定から確認できます。

バッテリー最大容量を確認する方法
  1. 「設定」を開く
  2. 「バッテリー」をタップ
  3. 「バッテリーの状態」または「バッテリーの状態と充電」を確認する

「最大容量」は、新品時と比べて現在どの程度の容量を保持できているかを示す目安です。

Appleによると、iPhone 14以前のバッテリーは理想的な条件下で500回の充電サイクル後も本来の容量の80%を維持するよう設計されています。

iPhone 15モデルでは、理想的な条件下で1,000回の充電サイクル後も80%を維持するよう設計されています。

最大容量が低下すると、1回の充電で使える時間も短くなっていきます。

バッテリー交換を検討した方がよいケース

設定を見直しても次のような症状が続く場合は、バッテリー交換を検討してもよいでしょう。

交換を検討する目安
  • 以前より明らかに電池持ちが悪い
  • 残量があるのに突然電源が落ちる
  • 最大容量が大きく低下している
  • バッテリーに関する警告が表示される
  • 本体が異常に熱くなる

ただし、バッテリーの減りが早い原因はバッテリー劣化だけではありません。

アプリの異常動作、OSアップデート直後のバックグラウンド処理、電波状況などでも消費が増える場合があります。

いきなり交換を決めるのではなく、まず「設定」→「バッテリー」で使用状況を確認すると原因を切り分けやすくなります。

iPhoneのバッテリーについてよくある質問

充電は80%で止めた方がいいですか?

必ず80%で止める必要はありません。

iPhone 15以降では80〜100%の範囲で充電上限を設定できます。

バッテリー寿命を重視するなら低めの上限も選択肢ですが、1日の利用時間が長い場合は90〜100%など、自分の使い方に合わせる方が実用的です。

毎晩100%まで充電するとバッテリーに悪いですか?

iPhoneにはバッテリー充電の最適化が搭載されており、満充電状態が長く続かないよう自動調整します。

そのため、過度に神経質になる必要はありません。

長時間充電器につないでいることが多い場合は、充電上限やバッテリー充電の最適化を利用するとよいでしょう。

使っていないアプリは全部削除した方がいいですか?

必ずしも必要ありません。

インストールされているだけで大きくバッテリーを消費するとは限らないため、「設定」→「バッテリー」で実際の使用量を確認してから判断しましょう。

バックグラウンド更新は全部オフにしても大丈夫ですか?

利用自体はできますが、アプリによっては最新情報の取得が遅れるなど使い勝手が悪くなります。

不要なアプリだけ個別にオフにする方法がおすすめです。

最大容量が80%なら必ず交換ですか?

80%という数字だけで必ず交換しなければならないわけではありません。

実際の電池持ちや突然のシャットダウン、警告表示なども確認し、使用に支障が出ている場合に交換を検討するとよいでしょう。

まとめ|バッテリーは設定と充電方法の両方を見直そう

iPhoneのバッテリーを長持ちさせるためには、機能を片っ端からオフにする必要はありません。

まずは、

低電力モードを使うこと、充電方法を最適化すること、画面やアプリの電池消費を確認すること、高温環境を避けること

から始めるのがおすすめです。

特にiPhone 15以降では充電上限、対応機種では適応型電力制御など、以前のiPhoneにはなかったバッテリー管理機能も利用できます。

それでも電池持ちが極端に悪い場合は、「設定」から最大容量やアプリごとのバッテリー使用状況を確認してみましょう。

バッテリー自体が劣化している場合は、設定だけでは改善できないため、Appleや修理店でのバッテリー交換も選択肢になります。

同じカテゴリー内の記事

Apple、Mac、Macintosh、macOS、Safari、iPhone、iOSの商標およびそのロゴは、「Apple Inc.」の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※iPhone商標は「アイホン株式会社」の登録商標または商標です。 ※iOS商標は「Cisco Systems, Inc.」の登録商標または商標です。
ページ上部へ戻る