総務省登録修理業者とは?iPhone修理店を選ぶときの確認ポイントを解説

総務省登録修理業者とは?iPhone修理店を選ぶときの確認ポイントを解説

iPhone修理歴7年、iPad修理歴5年のそこそこベテラン。とにかく「分解が趣味」という少し変わった修理マニア。ゲーム機やコントローラーなど様々な分解経験があるが、現在ではApple製品以外は触っていない。iPhoneならほとんどの修理が30分以内に対応可能。iPadもパネルやバッテリー交換なら1時間もあれば対応可能。7年間の修理経験を経た知識を元にiPhone大学の監修スタート。

iPhoneの画面割れやバッテリー交換などを依頼するとき、修理店のWebサイトで「総務省登録修理業者」という表記を見かけることがあります。

総務省登録修理業者とは、電波法などに基づく登録修理業者制度の要件を満たし、総務大臣の登録を受けた修理業者です。

ただし、「登録されていない修理店はすべて違法」「登録店ならすべての修理品質が保証される」という意味ではありません。

この記事では、総務省登録修理業者の仕組みや確認方法、修理店を選ぶ際にチェックしたいポイントを解説します。

総務省登録修理業者とは?

総務省登録修理業者とは

総務省登録修理業者は、スマートフォンなどの無線設備を一定の方法で修理するため、総務大臣の登録を受けた事業者です。

スマートフォンには通信に関わる無線設備が搭載されており、修理方法によっては電波法上の技術基準への適合性へ影響する可能性があります。

登録修理業者制度では、あらかじめ修理方法や修理後の確認方法、管理体制などを定めて登録し、その内容に従って修理を行います。

登録修理業者制度では何が確認される?

登録を受けるためには、修理方法だけでなく、修理後に技術基準へ適合していることを確認する手順なども定める必要があります。

登録修理業者には、主に以下のようなルールがあります。

  • 登録した修理方法に従って修理する
  • 修理後に必要な確認を行う
  • 修理・確認の記録を保存する
  • 登録内容に応じた管理体制を整える
  • 修理した端末に所定の表示を行う

修理と確認に関する記録は、修理後10年間保存することが定められています。

そのため、登録修理業者制度は単に「総務省へ名前を届け出るだけ」の制度ではなく、修理方法や確認手順など一定のルールに基づいて運用されています。

登録修理業者が修理できる主な箇所

登録修理業者制度の対象となる修理

登録修理業者制度では、電波の質へ影響を与える可能性が比較的低い修理箇所として、以下のような部品が挙げられています。

  • 表示装置
  • フレーム
  • マイク
  • スピーカー
  • カメラ
  • 操作ボタン
  • コネクタ
  • バイブレーター
  • バッテリー

iPhone修理店でよく行われている画面修理やバッテリー交換なども対象になり得ます。

ただし、登録は事業者単位で何でも自由に修理できるという意味ではありません。

登録された端末や修理箇所、修理方法の範囲内で修理することが前提です。

総務省登録修理業者なら修理品質も保証される?

総務省登録修理業者だからといって、接客や料金、修理後の保証などを含むすべてのサービス品質が国によって保証されているわけではありません。

登録修理業者制度で重視されているのは、無線設備を修理したあとも技術基準への適合性を維持するための修理方法や確認体制です。

そのため、修理店を選ぶ場合は「登録修理業者か」だけでなく、

  • 修理料金が明確か
  • 使用する部品について説明があるか
  • 対象機種の修理実績があるか
  • 修理後の保証があるか
  • データの取り扱い方針が明記されているか

なども確認しましょう。

総務省登録修理業者か確認する方法

総務省登録修理業者の確認方法

修理を検討している店舗が登録修理業者か確認したい場合は、総務省が公表している登録情報を確認する方法があります。

登録情報には、事業者名や事務所の名称・所在地、登録番号、登録対象となる修理箇所などが掲載されます。

店舗名と法人名が異なる場合もあるため、修理店の公式サイトに記載されている運営会社名も確認して検索しましょう。

また、修理店側が公式サイトに登録番号を掲載している場合もあります。

登録されていない修理店で修理しても違法?

「登録修理業者ではない店舗で修理しただけで、利用者が直ちに違法になる」と一律に判断することはできません。

重要なのは、修理後の無線設備が電波法上の技術基準へ適合しているかどうかです。

登録修理業者制度は、登録された方法で修理を行い、技術基準への適合性を確認できる仕組みを設けるための制度です。

そのため、「未登録店だから即違法」「技適マークが必ず無効になる」と単純に判断するのではなく、修理内容や方法によって考える必要があります。

修理店を選ぶ利用者側としては、制度へ対応しているかどうかを判断材料の一つとして活用するとよいでしょう。

Apple正規サービスプロバイダとの違い

総務省登録修理業者とApple正規サービスプロバイダは別の制度です。

Apple正規サービスプロバイダは、Appleから認定を受け、Apple純正部品やAppleの修理プロセスを利用して修理サービスを提供する事業者です。

一方、総務省登録修理業者は、日本の電波法などに基づく制度です。

そのため、

  • Apple正規サービスプロバイダか
  • 総務省登録修理業者か

は別々に確認する必要があります。

AppleCare+を利用した修理を希望する場合は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダなどAppleが案内する修理先を確認しましょう。

iPhone修理店を選ぶときに確認したいポイント

iPhone修理店を選ぶポイント

Apple以外の修理店を利用する場合は、総務省登録修理業者かどうかだけで決めず、複数のポイントを確認することが重要です。

修理料金が明確か

Webサイトに掲載されている料金だけでなく、追加料金が発生する条件も確認しましょう。

診断料や作業料などが別途必要になる店舗もあります。

使用する部品について説明があるか

画面やバッテリーなど、どのような部品を使用するのか確認しましょう。

部品によって価格や品質が異なる場合があります。

修理後の保証があるか

修理後に同じ箇所で不具合が発生した場合の保証期間や条件も重要です。

保証内容は店舗によって異なるため、修理前に確認しておきましょう。

修理実績や店舗情報が確認できるか

運営会社や所在地、連絡先、修理実績などが明確に掲載されているかもチェックポイントです。

口コミを見る場合も、評価の点数だけではなく、修理内容や対応について具体的に書かれている投稿を参考にしましょう。

総務省登録修理業者は修理店選びの判断材料の一つ

総務省登録修理業者は修理店選びの判断材料

総務省登録修理業者は、スマートフォンなどの無線設備を一定のルールに従って修理し、技術基準への適合性を確認するための制度です。

修理記録の保存や修理方法、確認手順などが定められているため、民間のiPhone修理店を比較するときの判断材料になります。

ただし、登録修理業者であることだけで料金や接客、すべての修理品質が保証されるわけではありません。

登録状況に加えて、修理料金・使用部品・修理実績・修理後の保証などを総合的に比較して修理店を選びましょう。

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