AirPodsを選択するメリットと最新価格!他社のワイヤレスイヤホンと何が違う?
Bluetoothで接続するワイヤレスイヤホンはすでに一般的な存在となり、多くのユーザーが愛用しています。一口にワイヤレスイヤホンといっても、音質やバッテリー容量、本体の形状ごとにさまざまな種類があり、メーカーによっても価格帯は大きく異なります。中には数千円程度で購入できるワイヤレスイヤホンも珍しくない中で、多くのユーザーからの支持を獲得しているのがApple純正の「AirPods」シリーズです。
しかし、そもそも他社のワイヤレスイヤホンと比べて何が違うのか、あえてAirPodsを選ぶメリットが分からないと感じている方も多いことでしょう。そこで今回の記事では、AirPodsのメリットとデメリット、最新価格、他社のワイヤレスイヤホンとの違いについて詳しく解説します。
目次
AirPodsシリーズをおさらい
出典:Apple公式サイト
まずは、現時点で販売されているAirPodsシリーズをおさらいしましょう。「AirPods(第2世代)」「AirPods(第3世代)」「AirPods PRO(第2世代)」「AirPods Max」の4製品が販売されています。それぞれの製品の仕様は以下の通りです。
AirPods(第2世代) | AirPods(第3世代) | AirPods PRO(第2世代) | AirPods Max | |
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サイズ(本体) | 高さ40.5mm×幅16.5mm×厚さ18.0mm | 高さ30.79mm×幅18.26mm×厚さ19.21mm | 高さ30.9mm×幅21.8mm×厚さ24.0mm | 高さ187.3mm×幅168.6mm×厚さ83.4mm |
重量(本体) | 4g | 4.28g | 5.3g | 384.8g |
サイズ(充電ケース) | 高さ53.5mm×幅44.3mm×厚さ21.3mm | 高さ46.40mm×幅54.40mm×厚さ21.38mm(Lightning充電ケース) | 高さ45.2mm×幅60.6mm×厚さ21.7mm | – |
重量(充電ケース) | 38.2g | 37.91g(Lightning充電ケース) | 50.8g | 134.5g |
バッテリー(本体) | 1回の充電で最大5時間の再生時間 1回の充電で最大3時間の連続通話時間 充電ケースでの15分間の充電で最大3時間の再生時間または最大2時間の連続通話時間 |
1回の充電で最大6時間の再生時間(空間オーディオを有効にした場合は最大5時間) 1回の充電で最大4時間の連続通話時間 |
1回の充電で最大6時間の再生時間(空間オーディオと、ヘッドトラッキングを有効にした場合は最大5.5時間) 1回の充電で最大4.5時間の連続通話時間 |
1回の充電で最大20時間の再生時間 1回の充電で最大20時間の連続通話時間 5分間の充電で最大1.5時間の再生時間 |
バッテリー(充電ケース) | 24時間以上の再生時間 最大18時間の連続通話時間 |
最大30時間の再生時間 最大20時間の連続通話時間 |
24時間以上の再生時間 18時間以上の連続通話時間 |
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AirPodsと他社のワイヤレスイヤホンとの違い
では、AirPodsシリーズと他社のワイヤレスイヤホンを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。今回は主なポイントを4つピックアップしてみました。
iCloudとの連携
AirPodsとiPhoneとのペアリングはとても簡単です。iPhoneを起動しBluetoothが「オン」の状態でAirPodsを近づけると、iPhoneの画面上に表示されるため、「接続」をタップするだけで完了します。iPadやMacなど他のApple製品も同様にペアリングできますが、iCloudによって連携している端末同士であれば一度のペアリングで済み、複数の端末をシームレスに接続できます。一般的なワイヤレスイヤホンのように、「設定」からBluetooth接続のアクセサリーを選択して個別にペアリングの設定をする手間がありません。
ペアリングの安定性
ワイヤレスイヤホンを使用している最中に、接続が途切れたり、うまく認識できなかったりといった経験をしたことはないでしょうか。これにはさまざまな理由が考えられるのですが、少なくともAirPodsとiPhoneの組み合わせではこのような問題が発生しにくいメリットがあります。これはAirPodsはAppleが取得した特許により、左右のイヤホン同士がつねに連携する仕組みを採用しているためです。
Lightningケーブルで充電できる
AirPods以外のワイヤレスイヤホンは、バッテリーケースにMicro USBまたはUSB Type-Cを接続して充電を行います。しかし、AirPodsはLightning端子を搭載しており、iPhoneと充電ケーブルを共用できます。旅行や出張に出かけることが多い方は、ワイヤレスイヤホン用の充電ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、カバンの中の荷物を少なくできるメリットがあります。
AirPodsシリーズのデメリット
従来のワイヤレスイヤホンにはない利便性が魅力のAirPodsですが、メリットがある一方でデメリットも存在します。
価格は高め
「AirPods」シリーズは他社のワイヤレスイヤホンの中でも高額な製品です。数千円で購入できるワイヤレスイヤホンも少なくない中で、iPhoneとの相性が良く利便性が高いとはいえ、高額な価格帯がネックとなり購入を見送る方も少なくないでしょう。
- AirPods(第2世代) → 19,800円(税込)
- Lightning充電ケース付きAirPods(第3世代) → 26,800円(税込)
- MagSafe充電ケース付きAirPods(第3世代) → 27,800円(税込)
- AirPods Max → 84,800円(税込)
音質はiPhone付属のイヤホンと同等
ワイヤレスイヤホンの音質に関しては個人によって好みも分かれるため、一概にどのメーカーや製品が音質が高い、または低いと断定することは難しいものです。ただし「AirPods」の場合は、iPhone11シリーズまで付属していた「EarPods」と同等の音質と考えて良いでしょう。もともとEarPodsは音質が低い製品ではありませんが、コストとのバランスを考えたときに購入を躊躇してしまう方もいるかもしれません。
AirPodsはこんなユーザーにおすすめ
他社のワイヤレスイヤホンも候補に検討している場合、AirPodsを選んだほうが良いのはどのようなユーザーなのでしょうか。
複数のApple製品で使用する方
外出先ではiPhoneをメインに使用し、職場ではMac、自宅ではiPadといったように複数のApple製品を使い分けている方も多いことでしょう。そのような場合、AirPodsを選択することで複数の製品でペアリングをする手間が省けます。また、端末間でのペアリングもシームレスでスムーズに移行できるため、利用満足度は高いでしょう。
ペアリングの接続性を重視したい方
「iPhoneとワイヤレスイヤホンとの相性が悪く、頻繁にペアリングが解除されてしまう」「片方のイヤホンのみペアリングされていないときがある」などの悩みがある場合には、AirPodsがおすすめです。iPhoneとの相性は抜群で、ペアリングや遅延などの問題も解消できる可能性が高いです。
充電器やケーブルをすっきりとまとめたい方
AirPodsはiPhoneと充電ケーブルを共用できるため、旅行や出張の際の荷物を少なくできることはもちろん、デスク上のケーブルもすっきりと一つにまとめられます。LightningケーブルやMicro USBケーブル、USB Type-Cケーブルなど、異なる端子のケーブルが散乱している方にとっては便利です。
iPhoneとの相性や利便性を重視する場合はAirPodsがおすすめ
Appleの純正品であるAirPodsは、iPhoneとセットで利用することを考えたとき、他社のワイヤレスイヤホンにはない高い利便性が魅力です。わずかな違いと感じられても、毎日のように利用していると大きなストレスや不便を強いられることもあるでしょう。ワイヤレスイヤホンはiPhoneを機種変更した後も利用し続けることを考えると、できるだけ妥協せず優れた機能が搭載されたものを選ぶことがおすすめです。