iPhoneで夜景を美しく撮影するには?
皆さん、こんにちは!実は私、大の花火マニアなライターのプラです。
夜空に煌めく極彩色の光の矢に魅せられ、花火大会に出かけてはバシバシiPhoneで撮影して楽しんでます。
花火の撮影もそうですが、夜景って綺麗に撮るのが難しいんですよね。大玉が上がった瞬間にシャッターを押すんですが、全体的に薄暗くなってしまったり、写す対象がブレてしまってなんだかよくわからない写真になってしまったり、多彩だったはずの花火が単色になってしまったり・・・。
あと、イルミネーションも花火同様、きれいに撮るのが難しいですよね。やっぱり一眼レフ買ったほうがいいのかなぁなんて思っていましたが、
iPhoneのカメラでも夜景を美しく撮影する裏技があったんです。
これは興味津々ですね!早速みていきましょう。
HDR機能を使ってみよう
夜景を綺麗に撮影するにはまず、HDR機能の存在を知っておきましょう。
HDR(ハイダイナミックレンジ)機能とは、撮影時にシャッタースピードを変えて明るめから暗め画像を複数カメラに記録し、1枚に合成、最適化して綺麗に仕上げる技術のことです。この機能を使えば、暗い場所でも肉眼でみたとおりの写真を撮影できます。
iPhone4以降であればHDR機能が標準装備されています。撮影時に自動でHDRが切り替わる状態に初期設定されているため、面倒な手間がありません。被写体をHDR判別した場合、撮影画面の上の中央あたりに黄色の文字で「HDR」と表示されます。表示が現れた時にシャッターを押すと、HDRで撮影できます。HDRをオフにしたい時は、画面上で、自動・オン・オフの3つの切り替え設定から行ってください。
実際にHDRありとなしの夜景写真を見比べてみると、黒くつぶれていた部分が明るくなり、ぐんと綺麗に写っているのがわかります。フラッシュだと光が当たった部分だけが明るくなり、当たっていない部分は暗く沈みますが、HDR機能だと画面全体がくっきり・はっきり写っているのがわかりますね。
ただしHDR機能は手ブレに弱いので三脚などを使って撮影した方が、効果が高いですよ。
AE/AFロックで明るさを調整してみよう
HDR機能の次は、自分で撮影したい対象にピントを合わせて、明るさ(露出)を固定できるAE/AFロック機能を使ってみましょう。AE/AFロックのAEは自動露出、AFはオートフォーカス(ピントを合わせる)のこと。つまり、「AE/AFロック」とは明るさとピントを固定することをいいます。つまり、室内の自然光でカメラを向けると全体的に暗く表示されてしまう場合も、この機能を使えば、ピントに合わせた明るさを自動調整してくれます。
使い方は簡単。AE/AFロックをオンにするには、iPhoneのカメラを開いてピントを合わせたい部分をタップすると黄色の枠線が出ます。そのまま枠線内を長押ししていると画面上にAE/AFロックの表示が現れます。これで完了です!ピントに合った明るさで撮影ができます。夜景を撮影する際にイルミネーション、電球などが近くにあって明るさの測定が難しい場合などで活躍します。
他にもAE/AFロック機能を使ってわざとぼかしたニュアンスのある撮影もできます。手元の距離の近い被写体にピントを固定しておいて、遠くの夜景を撮影するのです。すると、画面全体がぼんやりとした写真になります。イルミネーションを幻想的に撮影したい時に便利な方法です。
アプリを使えば、より美しい夜景もプロ並の仕上がりも思いのまま
夜景をもっと美しく、明るく細部にまでこだわって撮影したいなら、夜景に特化した専用アプリを使ってみましょう。アプリならiPhoneにない機能も充実していて、手軽に撮れますよ。
・夜撮カメラ
<ダウンロードサイト>
その名の通り、夜景専用撮影アプリです。
自動ブレ補正機能がついているので三脚いらずで、暗い場所を撮ったときに起こりがちなノイズを軽減してくれます。なんと10〜50枚分の撮影画像を合成して手ブレ補正するコンポジット(マルチショットNR) モード付き!コンポジットで撮影すればほぼ真っ暗な状態でも視認できる光があれば、ノイズの少ない驚くほど綺麗な夜景が撮影できる優れモノ。他もバルブモードや連写モードもありますよ。
・ProCamera.
<ダウンロードサイト>
600円の有料アプリですが、料金も納得の高スペック!プロ並みの撮影ができて、初心者でも使いやすいインターフェースを備えています。露出調整・シャッター速度・ISO感度・フォーカスなどのマニュアル操作が可能で、写真はそのままSNSへ投稿できちゃいます。
vividHDRでは動いているものを撮影してもブレずに撮影が可能。LOWLIGHT+(高感度+ モード)を使えば、ノイズを最小限に抑えてくれるので驚くほど美しい夜景写真が出来上がります。誰でも簡単に美しく撮れるカメラアプリとして、ニューヨーク・タイムズ紙からお墨付きをもらっています。
おわりに
iPhoneカメラにこんなに本格的なカメラ機能があるなんて、すごいですよね。早速HDRで撮った画像を見てみたんですが、確かにありました!写真の左上に「HDR」と表示されているものが。いつもよりもきれいに撮れた感じがします!今度はAE/AFロックで、花火にピントを固定して試してみたいですね。
私のように花火やキラキラ光るものが大好きな方は、ぜひiPhoneの機能やアプリを取り入れてみてください。きっと素敵な夜景写真を撮影するのが楽しくなりますよ。みなさんもSNSで自画自賛できちゃうくらい素敵な夜景を撮って、「いいね!」の数を自慢しましょう!