iTunesの提供終了で今後どう変わる?

-1-1・iTunesの提供が終わるのはMac OSのみ
-1-2・iTunes Storeでのダウンロード販売は継続する
-1-3・iTunes Storeで購入したデータはなくならない
-1-4・iPhoneそのものの使い方は変わらない
2.iTunesの役割とは?
-2-1・音楽・ムービーの再生機能
-2-2・音楽・ムービーの購入機能
-2-3・iPhoneやiPadの管理機能
3.iTunesの終了によって音楽やムービーの再生・購入機能はどう変わる?
-3-1・音楽データはApple Musicへ引き継がれる
-3-2・映像データはApple TVへ引き継がれる
-3-3・CDなどへのデータ書き込み機能は今のところ不明
-3-4・Podcastデータは「Apple Podcast」へ移行
4.iTunesの終了によってiPhoneやiPadなどの管理機能はどう変わる?
-4-1・iPhoneやiPadの管理はFinderが行う
2019年6月、AppleはiTunesの提供を今後終了する予定であることを発表しました。iPodやiPhone、iPadなどの管理ソフトとしても活躍してきたアプリケーションであるiTunesがなくなることによって、今後どのような影響が出てくるのでしょうか。
今回は、iTunesの基本的な役割を紹介するとともに、それらに代替される方法をいくつかご紹介していきましょう。
iTunesの提供終了で誤解しがちなこと
まずは大前提として、iTunesが終了するというニュースを受けて多くの人が誤解しがちなことをいくつかまとめてみました。基本的に今できていることは、ほとんどがそのまま利用できると考えて問題ありません。
iTunesの提供が終わるのはMac OSのみ
はじめに覚えておきたいのは、今回Appleが発表したのはMac OS向けに提供されているiTunesのみが対象であることです。Windows OS向けに提供されているiTunesは従来通り利用できるため、パソコンがWindowsでスマートフォンがiPhoneのユーザーの場合は影響を受けることはほとんどないといえるでしょう。
Macユーザーの場合は、2019年秋に発表される新OS「macOS Catalina」にアップデートすることによって、iTunesというアプリケーションはなくなるものの、同等の機能を有したアプリケーションによってその後も引き続き使い続けることができます。
iTunes Storeでのダウンロード販売は継続する
iTunes終了というニュースを聞くと、音楽や映画などのコンテンツがダウンロードできなくなるのではないかと誤解する人が多いですが、実際はiTunesというアプリケーションはなくなっても、iTunes Store自体はそのまま継続してサービス提供されます。そのため、音楽や映画などのコンテンツは今後も引き続きダウンロード可能です。
iTunes Storeで購入したデータはなくならない
これまで音楽や映画などのダウンロードしたコンテンツデータは、iTunesがなくなっても消失することはありません。Macのパソコン上からはiTunesというアプリケーションは姿を消しますが、購入データはiTunesの代替となるアプリケーションに引き継がれ、その後も今まで通り楽しむことができます。
iPhoneそのものの使い方は変わらない
iPhoneを一切パソコンに接続せず、音楽の再生や購入、アップデート、iCloudを使ってバックアップをとっている場合は、ほとんど影響を受けることはないでしょう。今回の発表はあくまでもMac OSのパソコンを持っているユーザーに向けたものであるため、そもそもパソコンを持っていなかったり、iPhoneはiPhoneだけで利用している方の場合は一切気にする必要がありません。
iTunesの役割とは?
そもそもiTunesにはどのような機能と役割があるのか、あらためて詳しく見ていきましょう。今回は「音楽・ムービーの再生機能」「音楽・ムービーの購入機能」「iPhoneやiPadなどの管理機能」の3つのポイントに分けてご紹介します。
音楽・ムービーの再生機能
iTunesのメイン機能といえば、パソコンで音楽やムービーの再生が挙げられます。データ容量が大きい音楽ファイルや映像ファイルは、モバイルデバイスだけでは保存領域を専有してしまいがちです。そこで、パソコンのHDDやSSDといった大容量の保存領域を活かして大量のファイルを保存できるiTunesは、何十万曲、何百万曲といった単位であらゆるファイルを保存することができ、瞬時に再生できる強みがあります。
また、単に再生するだけではなく、お気に入りの楽曲を組み合わせてオリジナルのプレイリストを作ることもでき、音楽の楽しみ方を広げてくれるツールでもあります。
音楽・ムービーの購入機能
iTunesが画期的だったのは、オンラインで音楽を1曲単位で購入できるという点です。従来、音楽のアルバムのなかでお気に入りの1曲があった場合であっても、CD1枚を購入しなければなりませんでした。しかし、iTunesではアルバム内の曲であってもほとんどが1曲単位で購入でき、なおかつ購入前に手軽に視聴できることも画期的でした。
iPhoneやiPadの管理機能
iTunesにはiPhoneやiPadをはじめとしたiOS端末のアップデートや管理機能も備わっています。端末をパソコンへ接続してOSアップデートを行ったり、データのバックアップ、さらにはアプリケーションなどのインストールや削除も可能です。現在では端末から直接アップデートも可能ですが、データ通信容量が心配な場合などは自宅のパソコン経由でアップデートしている人も多いです。
iTunesの終了によって音楽やムービーの再生・購入機能はどう変わる?
iTunesのメイン機能である再生機能は、今後Apple Musicへと移行していくことになります。現在もApple Musicは提供されていますが、細かな部分も含めて詳しくご紹介しましょう。
音楽データはApple Musicへ引き継がれる
これまで購入してきた音楽ファイルは、基本的にApple Musicのアプリへと引き継がれることになります。現在iPhoneやiPadなどではすでにApple Musicのアプリが提供されており、アプリ内でプレイリスト管理やレコメンド機能、サブスクリプション機能などが利用できていると思います。
今後、Apple Musicはパソコン向けにも対応することによって、音楽データはそのまま引き継がれます。ちなみに、音楽を購入する「iTunes Store」という名称はそのまま残るようで、Apple Musicのアプリ内からiTunes StoreにアクセスできるようになるとAppleは発表しています。
映像データはApple TVへ引き継がれる
iTunesでは映画や音楽のPVなどの購入と再生ができますが、今後映像関係のデータはApple TVアプリで管理していくことになります。再生機能はもちろん、購入機能もApple TVアプリが管理します。
これまでは音楽も映像もiTunesで管理されていましたが、今後は音楽は「Apple Music」、ムービーは「Apple TV」とコンテンツによって分けられることになるようです。ちなみに、このApple TVとは現在ハードウェアとして販売されているApple TVではなく、パソコンにインストールして利用するApple TVアプリのことを指しているため、混同しないようにしましょう。
CDなどへのデータ書き込み機能は今のところ不明
iTunesはCDなどのメディアからデータを取り込んだり、音楽データをCD-Rなどのメデイアへ書き込むことも可能でした。しかし、今回の発表からAppleはそこまで言及しておらず、公式にはアナウンスがないままとなっています。Macのパソコンでは近年、光学ドライブが採用されなくなってきていることも考えると、Apple MusicがCD書き込み機能に対応しない可能性も否定できません。
もしも手持ちのCDを音楽データとして残しておくのであれば、今のうちにiTunesで音楽データだけでも取り込んでおくのが良いかもしれません。とはいえ、現在はCDで音楽を聴くという習慣がなくなってきていることも事実のため、物理メディアを利用しない方法を考えておくのも良いでしょう。
Podcastデータは「Apple Podcast」へ移行
ラジオ番組やニュースなどの音声データを配信しているPodcastもiTunesで配信されてきました。今後は「Apple Podcast」というアプリが新たに登場し、そちらに移行していくことになります。
iTunesの終了によってiPhoneやiPadなどの管理機能はどう変わる?
iTunesのもう一つの役割として大きいのが、iPhoneやiPadなどiOSデバイスの管理です。アップデートやバックアップなどは今後どうなっていくのでしょうか。
iPhoneやiPadの管理はFinderが行う
iPhoneやiPadのアップデート、復元、バックアップ、同期といった管理機能は、Mac内のドライブやメディアを管理しているFinderがその役割を引き継ぐことになります。2019年秋にリリースを予定しているmacOS Catalinaから、これらの管理ができるようになるとのことです。
iTunesの提供終了は大きな問題ではない
突如として発表されたiTunesの提供終了のニュースに驚いた方も多かったのではないでしょうか。一時は多くのメディアでも騒がれていましたが、Appleが公式に発表している通り、これまでiTunesが果たしてきた役割は、iTunesという名称ではない仕組みや方法によって引き継がれていくことになります。
また、購入した音楽や映像などのコンテンツデータが消失したり、利用できなくなるといったことも一切ありません。iTunes Store自体も継続して提供され、iOSの管理機能も同等のものが提供される予定です。
Mac OSユーザーの皆さんは、まずは2019年秋に提供される予定の「macOS Catalina」へのアップデートを実施いただき、徐々に新しい環境へ慣れていくようにしましょう。
これまでiTunesは音楽、映像、音声データ、デバイス管理機能と多種多様な役割を果たしてきました。今後はiTunesでこれまで統合されてきた多くの機能が、それぞれに対応したアプリケーションに分かれるということでもあります。最初のうちは慣れるのに大変かもしれませんが、さらに使いやすく便利になっていくはずです。
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