天王寺(てんのうじ)・阿倍野(あべの)エリアは、難波や日本橋エリアのある「ミナミ」エリアの概ね南(南東)側に隣接しており、JR線や大阪市営地下鉄(御堂筋線、谷町線)・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋(おおさかあべのばし)駅などのターミナル駅がエリア中心部にあって、ビジネスは勿論、観光や娯楽のみならず多様な目的を持った人々が行き交うエリアです。
2014年に日本一高いビルとして建てられた「あべのハルカス」の登場ともに、ビジネスマンだけでなく観光や買い物に訪れる人も増えています。そのためiPhone修理店も増加傾向にあるようです。
このエリアを地理的に見ると、大阪市内中央部の「キタ」や「ミナミ」エリアよりも海抜が高く、大阪市内を中央区にある大阪城公園周辺から南の方角に伸びた丘陵地帯・上町台地(うえまちだいち)の上に広がるエリアでもあります。また、大阪市全体から見て南端のエリアには、例年のお正月時期には大勢の初詣参拝者で賑わうことでも有名な「住吉大社(すみよしたいしゃ)」のある住吉区、その東隣にはJリーグサッカーチーム「セレッソ大阪」の本拠地となる「ヤンマースタジアム長居(大阪市立長居陸上競技場)」や「大阪市立長居植物園」などの施設を備えた広大な総合公園の「長居公園(ながいこうえん)」がある東住吉区、更に住吉区西隣の湾岸エリアで「ATC(アジア太平洋トレードセンター)」や「大阪南港フェリーターミナル」などがある住之江区があります。従って、天王寺・阿倍野エリアは、前述のとおり「ミナミ」エリアの南東部にあっても、大阪市内を北部、中央部、南部と大別した場合に、概ね中央部と南部の境界あたりに位置しています。
天王寺・阿倍野エリアには、各線の天王寺駅前であべの筋(谷町筋)とあびこ筋(都市計画道路尼崎平野線)が交差する「近鉄前」交差点を中心として、その北西部一帯の公園・動物園エリア、交差点の南側に広がる一帯と交差点北東にあるJR天王寺駅ビル(「天王寺ミオ」)周辺のショッピングや飲食、娯楽のための繁華(歓楽)街エリアがあります。
また、前記2つのエリアを除いた天王寺区エリアと阿倍野区エリアの4つに大別することができます。このエリアのうち天王寺区エリアには、聖徳太子(しょうとくたいし)が建立した七大寺の一つとされる「四天王寺(してんのうじ)」や、納骨された骨で作られた骨仏(こつぶつ)の寺として有名な「一心寺(いっしんじ)」などの寺院や、豊臣秀吉によって大阪城築城の際に現在地に遷座された「生國魂神社(いくたまじんじゃ)」などの神社が大小様々に点在しています。
2017年の時点において日本一の高さを誇るデパート、ホテル、オフィスなどを複合した超高層ビル「あべのハルカス」を含む「阿部野橋ターミナルビル」や、大型複合ショッピングモール「あべのキューズモール」など、このエリアにある主要なビルや商業施設および繁華(歓楽)街の大半は、阿倍野区内にあります。因みに、天王寺・阿倍野エリア全体を見渡すと、小学校から大学および専修学校に至るまで様々な国立や公立、その他私立の学校などが多数あり、児童や学生の多くが行き交うエリアでもあります。
他方、公共交通の点で特に触れておきたいのは、全国的に見ても幾つかの都市にしかない路面電車の阪堺電気軌道(通称「阪堺電車」)上町線が、天王寺駅前停留場から阿倍野区を南北に縦断するあべの筋に並行して運行しており、古き良き風情のある車両は路線バスのみならず市民にとって欠かせない足として活躍しています。
天王寺駅には関西本線・大阪環状線・阪和線の3路線がノリいており、大阪駅や関西国際空港へ行けるだけでなく、奈良県や和歌山県方面、もちろん京都、滋賀方面へも接続されるため、様々なエリアからアクセスしやすく商業的に発展しやすいエリアとも言えます。
天王寺駅に隣接する大阪阿部野橋駅は近畿日本鉄道と南大阪線の起点駅であり、また先述の天王寺駅から近く利用がしやすいというメリットからか、1日当たり16万人以上の人が利用する大型駅となっています。また、駅名を見てみると「阿倍野区」の「倍」ではなく、「部」の字があてられていますが、これはどちらかというと昔の呼び名であるようであり、古くからある建物などにのみ使用されているようです。
近隣には学校が多くあり、大阪市立大学や大阪教育大学、四天王寺大学、大阪大谷大学、大阪芸術大学、阪南大学といった様々な大学のキャンパスがあるため、学生の多く集まる街としてもにぎわっています。大阪教育大学に至っては付属校も集中しており、小・中・高校が近隣にあります。
専門学校も多く、関西外語専門学校をはじめ、大阪警察病院看護学校、大阪動物専門学校、辻調理師専門学校、大阪IT会計専門学校の他に、河合塾などの予備校も多くあります。
そういった土地柄のためか、iPhoneの修理を行っている店舗の中には学割が適用できるお店もあるようです。学生さんは資金が潤沢でない場合が多いため、iPhone大学のサイトを利用して、しっかり修理をしてくれて、なおかつ学割適用などで安く修理できるお店を探してみると良いでしょう。
ビジネスマンや観光客、そして学生さんと非常に多くの人が集まるエリアです。そのためアイフォンの修理業者も多くあるのですが、そういったところでは料金だけ非常に安く粗悪なパーツを利用している店舗も紛れ込みやすくなっています。悪質な業者は保証期間が非常に短いか全く無い場合が多く、そういった店舗での修理は慎重に検討しましょう。よくある故障として、数日は普通に使えていたのに、ある日急に画面が映らなくなるという不具合です。悪質な業者は「落としましたよね?」等と修理前に落下した時についた傷などをみて主張をして新しいパーツとの交換を嫌がる傾向にあります。
これもしっかりと保証期間をとっている修理店なら対応をしてくれる可能性が高いです。もちろん本当に落下などしていた場合には保証が適用されないと思いますが、しっかりした店舗ならキチンと対応してくれるはずです。安いだけの悪徳なiPhone修理店に行く前に、しっかりと保証内容の確認はしておきましょう。