iPhoneが異常に熱い!発熱の原因と冷やし方・やってはいけない対処法を解説

iPhoneを使っていて「いつもより熱い」と感じても、必ずしも故障しているとは限りません。
ゲームや動画撮影、ワイヤレス充電、iOSアップデート直後などは処理負荷が高まり、一時的に本体が温かくなることがあります。
一方、使用をやめても高温状態が続く、温度警告が表示される、バッテリーが膨張している、充電していないのに異常な発熱を繰り返すといった場合は注意が必要です。
iPhoneが熱くなったときは、使用や充電を一旦やめ、直射日光を避けた涼しい場所で自然に温度が下がるのを待ちましょう。冷蔵庫や保冷剤などで急激に冷やすのは避けてください。
- iPhoneが熱くなる主な原因
- 故障ではない正常な発熱
- 温度警告が表示されたときの対処法
- iPhoneが熱いときにやってはいけないこと
- バッテリー劣化と発熱の関係
- 修理を検討した方がよい症状
目次
- 1 iPhoneが熱い=故障とは限らない
- 2 iPhoneが異常に熱くなる主な原因
- 3 「充電保留中」と表示されるのは故障とは限らない
- 4 温度警告が表示されたら使用を中止する
- 5 iPhoneが熱いときの正しい対処法
- 6 iPhoneを急激に冷やしてはいけない
- 7 発熱対策のためにアプリを全部終了する必要はない
- 8 「アプリの自動更新をオフ」にする必要もない
- 9 充電しながら使ってはいけない?
- 10 一晩中充電するとバッテリーに悪い?
- 11 iPhoneの発熱が続く場合はバックアップを確認する
- 12 修理を検討した方がよいiPhoneの発熱
- 13 iPhoneの発熱修理はいくらかかる?
- 14 iPhoneが異常に熱いときの対処法まとめ
iPhoneが熱い=故障とは限らない

iPhoneは使用状況によって本体が温かくなることがあります。
Appleも、次のような状況ではiPhoneが熱を帯びることがあると案内しています。
- iPhoneを初めて設定しているとき
- バックアップから復元しているとき
- 大規模なiOSアップデートを行ったあと
- ワイヤレス充電をしているとき
- グラフィックスやプロセッサへの負荷が高いゲームをしているとき
- カメラを長時間使用しているとき
- 高画質の動画をストリーミングしているとき
このような処理が原因で温かくなっている場合は、処理が完了したり使用をやめたりすれば徐々に温度が下がります。
温度警告が表示されておらず、作業終了後に温度が下がるのであれば、必ずしも異常ではありません。
iPhoneが異常に熱くなる主な原因

iPhoneが熱くなる原因は1つではありません。
代表的な原因を順番に確認していきましょう。
高負荷なゲームやアプリを長時間使っている
3Dグラフィックスを多用するゲームや動画編集、カメラなどは、iPhoneのプロセッサやGPUを多く使用します。
その結果、通常のWeb閲覧やメッセージ送信より本体温度が上がりやすくなります。
特に、
- 高画質な3Dゲーム
- 長時間の動画撮影
- 動画編集
- AR機能
- 高画質動画のストリーミング
などでは発熱を感じることがあります。
これだけで故障と判断する必要はありません。
使用を中止したあとに徐々に温度が下がるか確認してください。
直射日光や高温環境で使用している
iPhoneは、周囲の温度が0℃〜35℃の環境で使用するよう設計されています。
夏場の屋外や車内など35℃を大きく超える場所では、iPhone自体の処理負荷が低くても温度が上がる可能性があります。
特に避けたいのは、
- 炎天下の車内に放置する
- 直射日光が当たる場所で長時間使う
- 高温の場所でナビを使いながら充電する
- 日なたでゲームや動画撮影を続ける
といった使い方です。

内部温度が上がりすぎると、iPhoneは自身を保護するために一部機能を制限します。
充電中・ワイヤレス充電中
充電中はiPhoneが温かくなることがあります。
特にワイヤレス充電では、Appleも通常より本体が温かく感じられる場合があると案内しています。
また、充電しながら高負荷なゲームや動画撮影などを行えば、
「充電による発熱」
と
「処理による発熱」
が重なるため、本体温度が上がりやすくなります。
充電中にかなり熱く感じる場合は、一度使用をやめて画面をロックし、温度が下がるか確認しましょう。
iOSアップデートやデータ移行の直後
iOSの大規模アップデート直後や、新しいiPhoneへデータを移行した直後は、一時的に本体が熱くなることがあります。
バックグラウンドで、
- 写真やデータの整理
- iCloudとの同期
- 検索用インデックスの作成
- アプリの更新
- 各種データの復元
など複数の処理が行われるためです。
Appleも、大規模なソフトウェアアップデート完了時やバックアップからの復元時には、デバイスが温かくなる場合があると案内しています。
時間の経過とともに温度が戻るのであれば、基本的にはそのまま様子を見て問題ありません。
バッテリーが劣化している
iPhoneのリチウムイオンバッテリーは消耗品で、充電と使用を繰り返すことで化学的に劣化します。
劣化したバッテリーでは、
- 以前よりバッテリーの減りが早い
- 突然電源が落ちる
- ピークパフォーマンスを維持できない
- 「サービス」などの表示が出る
ことがあります。
ただし、「iPhoneが熱い=バッテリーが劣化している」とは断定できません。
バッテリーの状態と発熱状況をあわせて確認する必要があります。
バッテリーの状態を確認する方法
確認場所はiPhoneのモデルによって異なります。
iPhone 15以降では、
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態」をタップ
iPhone 14以前では、
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
と進みます。
「サービス」と表示されている場合は、バッテリー交換を検討してください。
なお、「最大容量が80%を下回ったら必ず異常」という意味ではありません。
AppleCareの対象となる場合は、バッテリー容量が本来の80%未満になったとき、条件を満たせば追加料金なしでバッテリー交換を受けられます。
バッテリー交換の目安については「iPhoneのバッテリー交換の目安は?交換方法や依頼・完了までの流れを解説」の記事も参考にしてください。
バッテリーの充電サイクルはモデルによって異なる
Appleによると、理想的な条件で使用した場合、
- iPhone 14以前:フル充電サイクル500回後も本来の容量の80%を維持するよう設計
- iPhone 15以降:フル充電サイクル1,000回後も本来の容量の80%を維持するよう設計
されています。
実際の劣化速度は、使用方法や温度、充電方法などによって異なります。
充電端子やケーブルに問題がある
充電中だけ端子付近が異常に熱くなる場合は、ケーブル・電源アダプタ・LightningまたはUSB-C端子などに問題がないか確認しましょう。
例えば、
- ケーブルが破損している
- 端子が変形している
- 水濡れしている
- 接続が不安定
といった場合です。
破損したアクセサリは使用せず、別の正常なケーブルや電源アダプタで確認してください。
「Apple純正でないから危険」というわけではありませんが、適用される安全基準を満たした信頼できる製品を使用することが重要です。
「充電保留中」と表示されるのは故障とは限らない
iPhoneが高温または低温になりすぎると、バッテリー保護のため充電が一時停止することがあります。
この場合、
「充電保留中。iPhoneが通常の温度に戻ると充電は再開されます」
と表示されることがあります。
これは故障とは限りません。
本体が熱い場合は、
- 直射日光を避ける
- 涼しい場所へ移動する
- 画面をロックする
- しばらく使用を控える
ことで、本体温度が正常に戻れば充電が再開されます。
温度警告が表示されたら使用を中止する
iPhone内部の温度が上限を超えると、温度警告画面が表示される場合があります。
この状態では、内部部品を保護するため一部の機能が制限されます。
例えば、
- 充電が遅くなる・停止する
- ディスプレイが暗くなる・消灯する
- カメラの一部機能が一時的に利用できなくなる
- 処理性能が低下する
といった動作が起こる場合があります。
温度警告が表示された場合は、
- iPhoneの電源を切る
- 直射日光を避けた涼しい場所へ移動する
- 本体温度が下がるまで待つ
ようにしましょう。
iPhoneが熱いときの正しい対処法

iPhoneが明らかに熱くなっている場合は、発熱の原因になっている操作を中止し、自然に温度を下げます。
使用を一旦中止する
ゲーム、動画撮影、ナビ、動画視聴などを利用している場合は、一度使用を中断しましょう。
画面をロックするだけでも処理負荷を減らせる場合があります。
温度警告が出ている場合は電源を切ります。
充電を一旦やめる
充電中に本体がかなり熱くなっている場合は、充電ケーブルやワイヤレス充電器から外します。
本体の温度が通常に戻ってから改めて充電してください。
直射日光を避けて涼しい場所へ移す
iPhoneを日陰や室内など、周辺温度が適切な場所へ移動させます。
自然に熱が下がるのを待つことが基本です。
必要ならケースを外す
ケースを装着した状態で熱がこもっていると感じる場合は、本体が十分に冷めるまで一時的にケースを外す方法もあります。
ただし、ケースそのものが必ず発熱原因になるわけではありません。
iPhoneを急激に冷やしてはいけない
iPhoneが熱いからといって、急速に冷却する方法は避けましょう。
特に、
- 冷蔵庫へ入れる
- 冷凍庫へ入れる
- 保冷剤を直接当てる
- 氷を当てる
- 冷水をかける
といった方法はおすすめできません。
急激な温度変化や水分によって、iPhoneへ悪影響を与える可能性があります。
直射日光を避けた涼しい場所へ移し、自然に温度が下がるのを待ちましょう。
発熱対策のためにアプリを全部終了する必要はない
旧記事では「起動しているアプリをすべて閉じる」ことを推奨していましたが、普段からアプリをすべて強制終了する必要はありません。
iPhoneでは、使用していないアプリの多くはバックグラウンドで一時停止状態になります。
特定のアプリを使用しているときだけ異常に熱くなる場合は、
- そのアプリを終了する
- App Storeでアップデートを確認する
- iOSを最新の状態にする
- アプリを再起動する
といった方法を試しましょう。
「アプリの自動更新をオフ」にする必要もない
旧記事では発熱対策としてアプリの自動更新をオフにする方法を紹介していました。
しかし、通常の使用で発熱防止のために常時オフにする必要はありません。
一時的な更新処理によって本体が温かくなることはありますが、処理が完了すれば温度は下がります。
特定のアプリや処理が原因で長時間発熱している場合に、個別に原因を確認する方が適切です。
充電しながら使ってはいけない?
充電しながらiPhoneを操作すること自体は禁止されていません。
ただし、
- 高負荷な3Dゲーム
- 長時間の動画撮影
- 高画質動画の視聴
- ナビゲーション
など負荷の高い使い方を充電と同時に行うと、本体温度が上がりやすくなります。
熱くなってきた場合は、使用または充電を一旦中断しましょう。
一晩中充電するとバッテリーに悪い?
「一晩中充電すると必ずバッテリー寿命が縮む」という単純な説明は適切ではありません。
現在のiPhoneには「バッテリー充電の最適化」があり、iPhoneが長時間フル充電された状態になる時間を減らすよう設計されています。
また、iPhone 15以降では、
「設定」→「バッテリー」→「充電」
から80%〜100%の範囲で5%刻みに充電上限を設定できます。
バッテリーを長く使いたい場合は、高温環境を避けることも重要です。
iPhoneの発熱が続く場合はバックアップを確認する
異常な発熱を何度も繰り返す場合や、その他の不具合も発生している場合は、修理前にバックアップを確認しておくと安心です。
iCloudの場合は、
- 「設定」を開く
- 自分の名前をタップする
- 「iCloud」をタップする
- 「iCloudバックアップ」をタップする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップする
という手順です。
ただし、バッテリーが膨張している、異臭がする、煙が出ているなど安全上の問題が疑われる場合は、バックアップを優先して使い続けるのではなく、使用を中止してください。
修理を検討した方がよいiPhoneの発熱

一時的な発熱ではなく、次のような症状がある場合はAppleや修理店への相談を検討しましょう。
何もしていないのに異常な発熱を繰り返す
ゲームや充電などをしていないにもかかわらず頻繁に高温になる場合は、バッテリーや内部部品などに問題がないか点検を検討してください。
ただし、発熱だけから故障箇所を特定することはできません。
バッテリーが膨張している
特に注意が必要なのがバッテリー膨張です。
- 画面が浮いている
- 本体に隙間ができている
- 背面が変形している
- 本体が膨らんでいる
といった状態がある場合は、画面を押し戻したり自分で分解したりしないでください。
使用と充電を中止し、Appleや修理店へ相談しましょう。
充電時に端子やケーブル周辺だけ異常に熱くなる
正常なケーブルや充電器へ交換しても同じ場所が異常に熱くなる場合は、充電端子や内部部品などに問題がある可能性があります。
充電端子のトラブルについては「iPhone充電コネクタの不具合はなぜ起こる?考えられる原因と修理費用」の記事も参考にしてください。
温度警告が頻繁に表示される
適切な室温で軽い操作しかしていないにもかかわらず、温度警告が何度も出る場合も点検を検討しましょう。
iPhoneの発熱修理はいくらかかる?

iPhoneの「発熱修理」という一律の料金はありません。
発熱の原因が、
- バッテリー
- 充電端子
- ディスプレイ
- その他の内部部品
のどこにあるかによって修理内容・料金が変わります。
Apple・Apple正規サービスプロバイダ
AppleではiPhoneを検査したうえで、修理方法と最終的な料金が決まります。
保証対象外のバッテリー交換料金もiPhoneのモデルによって異なるため、「○円〜○円」と固定した金額で判断するのではなく、修理時点のApple公式料金を確認しましょう。
AppleCareが有効で、バッテリー容量が本来の80%未満になっている場合は、条件を満たせば追加料金なしでバッテリー交換を受けられます。
民間修理店
民間修理店でも、バッテリー交換や充電端子などの修理に対応している場合があります。
ただし、
- 使用する部品
- 修理料金
- 作業時間
- 保証期間
- データの扱い
は店舗によって異なります。
「民間修理店なら必ず安い」「すべてApple純正ではない」とは限らないため、修理前に確認しましょう。
iPhoneが異常に熱いときの対処法まとめ

iPhoneが熱くなっても、すぐに故障とは判断できません。
ゲーム、動画撮影、ワイヤレス充電、iOSアップデート、データ復元など、通常の利用でも一時的に本体が温かくなることがあります。
一方で、
- 何もしていないのに異常な発熱を繰り返す
- 使用をやめても長時間熱い
- 温度警告が頻繁に表示される
- バッテリーが膨張している
- 充電端子周辺だけ異常に熱い
- 異臭・煙など明らかな異常がある
場合は注意が必要です。
iPhoneが熱くなったら、まず使用や充電を中断し、直射日光を避けた涼しい場所で自然に温度を下げるようにしましょう。
冷蔵庫・冷凍庫・保冷剤などを使って急激に冷やす必要はありません。
本体温度が下がっても異常な発熱を繰り返す場合は、Appleや修理店へ点検を相談してください。
















