新型iPhone SE(第3世代)登場!これまでと変わったポイント・変わらないポイントを紹介
出典:Apple公式サイト
2022年3月9日、Appleは新型iPhone SEを発表し、3月18日からの発売が決定しました。3世代目となる今回のiPhone SEは、iPhoneのなかでも手頃な価格設定はそのままに、シリーズ初となる5Gに対応していたり、最新のチップを搭載していたりとコストパフォーマンスの高さが大きな魅力となっています。
今回の記事では、新型iPhone SEの仕様や特徴を紹介するとともに、これまでのiPhone SEと何が変わったのか、反対に何が変わらないのかを整理しながら解説しましょう。
目次
新型iPhone SE(第3世代)の仕様
出典:Apple公式サイト
新型iPhone SEの仕様は以下の通りです。
iPhone SE(第3世代) | |
---|---|
容量 | 64GB/128GB/256GB |
本体サイズ | 高さ138.4mm×幅67.3mm×厚さ7.3mm |
本体重量 | 144g |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ |
チップ | A15 Bionicチップ |
防水・防塵性能 | IP67等級 |
背面カメラ | 12MP広角カメラ |
フロントカメラ | 7MPカメラ |
通信規格 | 4G LTE/5G |
認証 | Touch ID |
価格 | 64GB:57,800円/128GB:63,800円/256GB:76,800円 |
カラー | ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED |
ディスプレイサイズも含めて外観は第2世代のiPhone SEとほとんど変わらず、本体カラーもブラック系・ホワイト系・レッド系の3色が展開されます。また、本体重量はわずかに4g重くなったものの、本体サイズは先代と全く同じとなっています。
先代では本体容量が64GBと128GBの2種類のみでしたが、今回から新たに256GBが追加され、ライトユーザーはもちろんのことミドルユーザーにとっても使いやすいモデルとなりました。
iPhone SE(第2世代)から変更されたポイント
出典:Apple公式サイト
新型iPhone SEの基本的な仕様は上記で紹介した通りですが、もう少し詳しい特徴を解説していきましょう。特に、第2世代のiPhone SEと比較して大きく変わったポイントを重点的にピックアップしてみました。
最新のA15 Bionicチップ搭載
新型iPhone SEには最新のA15 Bionicチップが搭載されています。これはiPhone 13シリーズでも採用されているチップとまったく同じものであり、先代のモデルに比べると処理性能が飛躍的に向上しています。
2つの高性能コアと4つの高効率コアから構成されているという点では、先代モデルに採用されていたA13 Bionicチップと共通していますが、機械学習に特化したNeural Engineは8コアから16コアに進化しています。これにより、膨大な量の計算が求められるタスクにおいても処理速度の向上が期待できるでしょう。たとえば、カメラで写真を撮影する際に自動的に複数の画像を合成して画質を向上させる「Deep Fusion」という機能が新型iPhone SEに対応しましたが、この機能を活用する際にもA15 BionicチップのNeural Engineは欠かせません。
5G対応
もう一点の大きな変更点としては、iPhone SEシリーズ初となる5Gに対応したことです。先代のモデルは4G LTEにのみ対応していましたが、新型iPhone SEは4G・5Gの両方が使える仕様に変更されました。
5G対応エリアはまだまだ限られており、4G LTEに比べると通信可能な場所は決して多くありません。しかし、今後急速にエリアが拡大していくことを考えたとき、5Gに対応していることは大きな魅力といえるでしょう。
バッテリー性能アップ
新型iPhone SEのバッテリー容量は非公表となっていますが、先代のモデルでは最大13時間のビデオ再生であったものが、新型iPhone SEでは最大15時間まで伸び、バッテリー性能が向上していることがわかります。
最新のiOS15をはじめとして、ハードウェア・ソフトウェアともに処理能力が最適化された結果、バッテリーの連続使用時間を伸ばすことに成功しました。
iPhone SE(第2世代)からの変更がなかったポイント
出典:Apple公式サイト
新型iPhone SEにはさまざまな機能が追加されていることがわかりましたが、その一方で変更が加えられなかったポイントも存在します。ユーザーにとって特に重要な3つのポイントをピックアップして紹介しましょう。
本体サイズ
新型iPhone SEの仕様のなかでも紹介したとおり、本体サイズは高さ138.4mm、幅67.3mm、厚さ7.3mmで、いずれも先代のモデルと同一となっています。ちなみに、このサイズはiPhone7、およびiPhone8も同一であるため、これらの端末で使用してきたケースは新型iPhone SEでもそのまま流用できる可能性は高いでしょう。
Touch IDによる認証
新型iPhone SEには引き続きホームボタンが搭載され、顔認証のFace IDではなく指紋認証のTouch IDがそのまま使用できます。マスクを着用する機会が多い昨今、マスクをずらしたり外したりすることなく親指一本でロックを解除できるTouch IDは利便性の高いポイントといえるのではないでしょうか。
Lightning端子
iPhone SEに限らず、新型のiPhoneがリリースされるたびに話題に上がることの多いのが「LightningからUSB-Cへの変更はあるのか?」という点です。残念ながら新型iPhone SEでもUSB-Cの採用は見送られ、従来通りLightning端子が採用されることとなりました。
しかし、これまで使い続けてきたLightning端子をそのまま引き継げ、新たにケーブルや充電器を購入する必要がないため、メリットととらえることもできるでしょう。
使いやすさとコストパフォーマンスに優れた新型iPhone SE(第3世代)
今回紹介してきたように、新型iPhone SEはこれまでのiPhone SEと比べてさまざまな変更が加えられており、最新チップを搭載し5Gに対応したこともあってコストパフォーマンスの高いモデルに仕上がっています。今では本体価格が10万円を超えるスマートフォンも珍しくないなか、5万円台から購入できる新型iPhone SEはライトユーザーにとって魅力的な製品といえるのではないでしょうか。
一方、本体サイズやTouch ID、Lightning端子など、従来のモデルから変更が加えられなかったポイントも存在します。これまでの使い方を踏襲しつつ、最新のスペックを手に入れたいという方には新型iPhone SEはおすすめの機種です。
今回ご紹介したiPhone SE(第3世代)は4Gと5G両方に対応しています。では現在一体5Gの範囲はどれくらい拡大しているのでしょうか。【【2022年1月最新版】5Gエリア拡充の現状と今後の予想】では5Gの現状と今後の予想をご紹介しています。是非ご覧ください。