iPhone11のバッテリーを自分で交換することになった件
iPhoneを使い始めた当初はバッテリーの持ちが良く、なかなか電池が減らないものです。しかし、時間が経つにつれてバッテリーの持ちが悪くなってきます。私のiPhone11も例外ではありません。1日持たないことが増えてきました。
そこでバッテリー交換をすることに決定しました。iPhone 11のバッテリー交換をする際に、Appleの正規店に持っていくべきか、それとも非正規の修理店が良いのか、またどんな方法が最もコストを抑えられるのか徹底的に比較してみることにしました。
比較検討した結果、今回は自分でiPhone11のバッテリー修理を行うことになりましたが、その経緯や修理の工程についても詳しく記載していますので、是非最後まで読んでください。
目次
AppleStoreで修理する場合
(そういえばAppleStoreの修理価格って知らないな)と思い、Apple公式サイトから調べてみました。
画像引用元:Apple公式サイト
iPhone11だと14,500円か・・・
2023年3月からバッテリーの値上がりがあり、思った以上に高い印象です。
ついでに修理の流れや修理方法も調べてみました。
- AppleStoreやApple認証店に予約必須
(直接行っても予約がないと受けてくれない) - 修理は本体交換を行う可能性があるので、データのバックアップ必須
(iTunesやiCloudにバックアップを事前にしなければいけない) - 当日中に交換機種の在庫がなければ当日対応してくれない
(その場合は代替機を貸してくれる)
AppleCare+があれば無料で交換可能になりますが、iPhoneの画面や背面が割れているなど、何かしらの外傷があるとAppleCare+が使えないケースがあることが分かりました。また、外傷があるとバッテリー交換だけでは対応ができずに、本体交換の費用がかかる場合もあるらしいです。
ちなみに私のiPhone11は背面が割れております!!
えーっと、iPhone11だと背面修理・・・が選択できない!「その他の損傷」だといくらになるんだろう・・・
えっ59,400円もかかるの!?
ここまで金額が上がることは想定していませんでした。新品を購入することを考えると全然安いですが、非正規店だと一体どれくらい変わるのでしょうか?
次は非正規店での修理金額について調査していきたいと思います。
非正規店の修理だったらいくらぐらい?
AppleStore以外だと交換にどれぐらい費用がかかるんだ?と思い、調べてみることにしました。昔と比べるとスマホ修理店舗さんは沢山ありますね。
近くに最寄りの修理屋さんがあったので、聞いてみることにしました。
修理業者とのやりとり
といった内容のやり取りになりました。
- 非正規店だとバッテリー交換の時間が30分ぐらいでできる(修理受付状況にもよるらしい)
- 正規店の保証が使えなくなるし、下取りができなくなる
- バッテリーヘルスと呼ばれるパーセンテージが見えなくなってしまう
自分で修理したらどれくらいで出来る?
Appleストアや非正規店での修理方法について色々と調べてみましたが、最後の選択肢を選ぶ時が来たかもしれません。それは「自分で修理する」という方法になります。
まずは通販サイトで修理キットやパーツを探してみる
早速調べてみましたが、すぐに見つかりました。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングにて、自分でバッテリー交換ができる修理キットなるものを発見しました。
「へー、これがあれば自分で修理できるのか…。あれ?自分で直したほうが安いぞこれ!」
購入価格が工具付きでも2,500円ぐらいで売ってました。修理方法についてもYouTubeに載ってあり、(自分でも修理できる!!)といった結論になりましたので、さっそく購入してみることにしました。
iPhone11のバッテリー交換を自分でやってみた
まずはフレーム部分にネジがあり、それを外す工程が必要なようです。
あ、このネジか!
早速、星ネジドライバーを使って緩めてみました。このネジを外して、パネルを外していきます。
パネルとフレームの間に防水テープが貼ってあるので、無理やり開けてしまうとガラス部分が割れる可能性があります。・・・とりあえずやってみよう!
フレームとパネルの間にスティックを入れます。怖いけど少しずつ力入れてあげればなんとかパネルを開けることに成功しました。
へー、iPhoneの中ってこんな感じなんだ!!
次はバッテリーとパネルの接続部分を外すために銀色のプレートを外す工程になります。
プレート位置は赤い枠のところですね。
ここのネジはY字ドライバーというものを使用します。
- ネジ穴をなめさせないように垂直に入れる!
- どこの穴のネジがしっかりと管理しながら外すこと!
ネジを外し、プレートを外すとこんな感じでした。
次はバッテリーとパネルの端子部分(接続)の工程に入ります。
バッテリー側を先に外し、次にパネルの端子を外しましょう。
この赤い枠のところですね。
1番右側がバッテリーの端子、真ん中がパネルの端子、一番左側がパネルについているスピーカー部品の端子です。右側、真ん中、左側の順番に外していきます。
次は新しいバッテリーの準備をします!
バッテリーはバッテリーシールと呼ばれるものを背面につけなければいけません。これがないとバッテリーが中で動きまくるので、必須なシールです。
後ろはこんな感じです。
バッテリーシールは上下が逆になると中の部品に引っ付いてしまい、外すときに別の部品を壊してしまう原因になるので注意が必要です。
厚みがある方が下側、薄い方が上となっています。
バッテリーシールをバッテリーに貼り付けた後は、しっかりバッテリー側に付くように押さえましょう。押さえずに赤色のフィルムをはがしてしまうと、赤色のフィルムにシールが付着してしまい、シールが伸びてしまうことがあり、付けにくくなります。
次はiPhoneからバッテリーを外していきます!
iPhoneからバッテリーを外すときはまず、シール部分を取り除きながらやりましょう。
ただ、このシール部分は伸縮性がほぼほぼないシールなので、外そうと引っ張るたびにちぎれてしまうのですごく苦労しました…。
ほんの少しだけ無水エタノールをシールに使用すると取りやすいです。
バッテリーを取り除くとこんな感じです。
スッキリしましたね!
次は新しいバッテリーを入れていきます。
バッテリー端子を基板側に装着してから位置を調節するとキレイに収まってくれました。
バッテリー端子を先に基板側に入れると、このような見た目になります。
このまますっぽりとフレームの中に収まるので、そのまま落とし込みます。
このように新しいバッテリーがしっかりとはまってくれました!
次は、プレート類を戻していき、パネルをはめてしまえば修理は完了です。
手順的にも壊してしまった感覚もないので、大丈夫だとは思いますが、しっかり起動するまで緊張して作業を続けます。
無事起動し、操作などにも異常なしの状態でした。
これにて自己修理完了です!
修理にかかった時間としては1時間ぐらいでした。
慣れないことをしたのですごく疲れましたが、なんとかできてくれてよかったです。
iPhone11バッテリー交換の自己修理まとめ
iPhoneの自己修理は一番安上がりで金額的にはオススメですが、慣れない人がやると壊すリスクが高いです。万が一壊してしまった場合は、修理店に持っていくしかありません。そうなるとダブルで修理費用がかかりますし、最悪起動しない可能性もあります。
そういうことを考えると多少お金がかかっても修理店の方が安心でしょう。
また、AppleStoreや非正規店の場合、店舗保証などもあるので、総合的に見て判断するのが良いでしょう。
自己判断になりますが、次回以降、私は修理店に持っていこうかなと思いました(笑)