日本でiPhoneのシェアが高い理由とは?世界との比較も詳しく解説

日本でiPhoneのシェアが高い理由とは

日本国内でのスマートフォンの定番といえばiPhoneですが、実は日本は世界でも有数のiPhoneのシェアを誇る国であることをご存知でしょうか。数あるスマートフォンのなかで、なぜこれほどまでにiPhoneが愛されているのか、世界各国と比較した場合になぜ日本ではiPhoneが売れるのか、そこにはいくつか考えられる要因があります。

そこで今回の記事では、日本国内で圧倒的強さを誇るiPhoneの秘密とその要因について詳しく解説していきます。

日本におけるiPhoneのシェア

日本におけるiPhoneのシェア

日本国内においては、2000年代後半までフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)が全盛であり、パナソニックやシャープ、東芝といった国産家電メーカーが主要機種を販売し好調に推移していました。しかし、2008年に登場したiPhone3Gによってその状況は一変します。

2010年代に入るとスマートフォンが全盛となり、それまで多くの端末を開発してきた国産家電メーカーは苦戦を強いられ、結果として多くのメーカーがスマホ市場から撤退していくことになりました。

2020年現在のスマホ市場を見てみると、ウェブレッジの調査では実に半数以上にあたる57.53%iPhoneであるという結果が出ています。OS別で考えてみるとAndroid40%以上のシェアをもっていることになりますが、そもそも複数のメーカーが採用しているAndroidと単一のメーカーによるiOSという前提で考えた場合、いかにiPhoneが日本市場で大きなシェアを誇っているのかが分かります。

そしてこれは今になって実現したものではなく、iPhoneが登場しスマホ市場が盛り上がってきた時点ですでに勝敗はついていました。2015年時点での調査ではすでにiPhoneのシェアはおよそ7割に達していたという調査データもあり、現在は若干シェアは低下したものの依然としてiPhoneは高い人気を誇っているという事実は変わりありません。

※引用元:weblage

海外のiPhoneのシェア

海外のiPhoneのシェア

一方、世界に目を向けてみると日本とは対照的な傾向が見えてきます。2019年のデータでは世界でもっとも多くのスマートフォンを出荷しているのは韓国のサムスン。次いで中国のファーウェイ、そして3位にAppleがランクインしています。

シェアの実数を見てみると、Appleのシェアはわずか13.9%。これに対してサムスンは21.6%、ファーウェイは17.6%となっています。トップ3以下のシェアを見てみると、XiaomiやOPPOなどが続いており、Appleを除くとすべてアジア諸国のメーカーが圧倒的な強さを見せていることが分かります。

※引用元:週刊BCN

なぜ日本ではiPhoneのシェアが高いのか?

世界全体の傾向と日本国内で大きな違いを見せるスマートフォンのトレンド。ではなぜ日本国内においてiPhoneはここまで強いのでしょうか。そこにはいくつか考えられるポイントが存在しますが、今回は3つの点に絞って解説してみましょう。

日本の携帯電話販売の商慣習

日本の携帯電話販売の商慣習

もっとも大きな要因として考えられるのが、日本がこれまで辿ってきた携帯電話販売の歴史にあります。従来、日本では携帯電話の本体を数万円という高値で購入するのは一般的ではなく、本体代金を0円または限りなく安価に抑えて初期費用を軽減し、その後の通信料金から回収するという方法がとられてきました。

iPhoneが登場する頃には端末の割賦販売も一般的になっていましたが、割賦代金を支払う代わりに毎月の利用料金から割引が発生する方式になっていたことで、高スペック端末であっても比較的安価な月額料金で抑えることができていたのです。

なぜ海外でAndroidが人気なのかといえば、iPhoneに比べて端末価格が安く、廉価端末として認識されているケースが多いためです。そのため、「本当はiPhoneが欲しいけれど、コストを抑えるためにAndroidを使用している」というユーザーが少なくありません。日本の場合、iPhoneのような高級端末であっても比較的手軽に購入できるシステムや商慣習が根付いていたため、結果としてiPhoneのシェアが高まったと考えられているのです。

高い品質とサポート

日本には「安かろう悪かろう」「安物買いの銭失い」といった言葉があるように、極端に安すぎる商品やサービスは消費者が警戒心を抱いてしまい売れないケースが多いです。iPhoneは他社に比べて品質が高く、万が一破損してもメーカー側が万全の体制で修理を行ってくれるため安心して購入できます。

また、メーカー側の修理だけではなく、iPhoneユーザーが増加したことによってさまざまな修理サービスを独自に提供する業者も続々と増えてきました。万が一壊れてしまった場合のことを考えたときに、安心して修理やサポートを受けられる体制が整っていることもiPhoneが日本で支持されていることの大きな理由として考えられます。

Appleというブランド力

品質やサポートとも共通する部分ではありますが、Appleそのもののブランド力も大きな要因として挙げられます。

たとえばiPhoneの高級感溢れるパッケージを開封する際のワクワク感、TVなどで流れるスタイリッシュでインパクトのあるCM、ハイブランドのブティックをも連想させるAppleStoreなど、iPhoneを構成する全ての要素が高い質感を放ち、ひとつの世界観として統一されています。

このようなブランド力は所有欲や商品そのものの満足度にも直結し、一度iPhoneを手にしたユーザーはその次もiPhoneに機種変更するほど魅力に取り憑かれるケースが多いものです。

端末分離プランでiPhoneのシェアは低下する?

端末分離プランでiPhoneのシェアは低下する?

iPhoneの端末価格は高額になっており、日本のユーザーであってもハイエンド端末を手にすることが難しいケースが出てきました。そこでAppleは、より機能を限定した廉価版端末を投入し、ラインナップを多様化してユーザーを取り込んでいます。

過去にはiPhone5cや初代iPhoneSE、そして2020年に満を持して登場した2代目のiPhoneSEなどがそれに該当します。学生や新入社員、高齢者などにとっても手頃で購入しやすいモデルを投入したことにより、さらにiPhone人気が高まることになりました。

現在、iPhoneをはじめとしたスマートフォンを契約する際には、端末分離プランとよばれる制度が導入されたことによって従来のような月額料金からの割引は実施できなくなりました。それによって月額料金が上昇しスマートフォン市場が冷え込むのではないかと懸念されていましたが、iPhoneSEをはじめとした廉価版端末などによって、今後も日本国内におけるiPhone人気は継続していくものと考えられます。

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