iPhoneの画面は何のガラス?Ceramic Shieldの特徴・割れにくさを解説

iPhoneの画面には、一般的なガラスよりも耐久性を高めた特殊な素材が使われています。
現在のiPhoneでAppleが採用しているのがCeramic Shieldです。iPhone 12シリーズから導入され、最新モデルではさらに進化したCeramic Shield 2が採用されています。
Ceramic Shieldは名前に「セラミック」とありますが、単純な陶器ではありません。ガラス母材の中にナノセラミック結晶を形成することで、透明性を保ちながら耐久性を高めています。
この記事では、iPhoneの画面に使われている素材やCeramic Shieldの仕組み、背面にガラスが使われる理由、画面を守る方法まで解説します。
- iPhoneの画面に使われている素材
- Ceramic Shieldとは何か
- Ceramic Shield 2との違い
- iPhoneの背面にガラスが使われる理由
- 画面割れや傷を防ぐ方法
目次
iPhoneの画面には何のガラスが使われている?

現在のiPhoneでは、前面を保護する素材としてCeramic Shieldが採用されています。
Ceramic ShieldはiPhone 12シリーズで初めて登場しました。
Appleによると、製造時に高温結晶化工程を加え、ガラス母材の中にナノセラミック結晶を形成することで耐久性を高めています。
iPhone 12登場時には、前世代と比較して耐落下性能が4倍向上したと発表されました。
現在はさらに進化し、iPhone 17シリーズなどではCeramic Shield 2が採用されています。
AppleはCeramic Shield 2について、前世代と比較して耐擦傷性能が3倍になり、反射防止性能も向上したとしています。
Ceramic Shieldはゴリラガラスなの?
旧記事では「iPhoneには発売当初からゴリラガラスが採用されている」としていましたが、現在の記事ではこの表現は避けた方が正確です。
Appleは現在、iPhoneの前面素材を「Ceramic Shield」として案内しており、「Gorilla Glass 6」などの名称では紹介していません。
そのため、
- 旧モデル:強化ガラスが採用されてきた
- iPhone 12以降:Ceramic Shieldを採用
- 最新モデル:Ceramic Shield 2へ進化
という整理が分かりやすいでしょう。
なぜiPhoneの画面にはガラス系素材が使われる?

ディスプレイを見やすくするため
スマートフォンの前面には、ディスプレイの映像をきれいに見せながら指で操作できる透明な素材が必要です。
ガラス系素材は透明度が高く、表面を滑らかに仕上げやすいため、タッチ操作を行うスマートフォンと相性の良い素材です。
傷や衝撃への耐久性を高めるため
iPhoneはポケットやバッグへ入れて持ち運ぶため、日常的に傷や衝撃を受けます。
そのためAppleは、単純なガラスではなくCeramic Shieldのような耐久性を高めた素材を採用しています。
ただし、Ceramic Shieldであっても絶対に割れないわけではありません。
デザインと質感を両立しやすい
ガラスは光沢や透明感を持たせたり、色を表現したりしやすい素材です。
例えばiPhone 17では、前面にCeramic Shield 2、背面にはカラーインフューズドガラスが採用されています。
一方、iPhone 17 Proでは背面にもCeramic Shieldが採用され、従来の背面ガラスと比較して耐亀裂性能が4倍になったとAppleは説明しています。
背面にガラスが使われる理由とワイヤレス充電の関係
iPhone 8以降ではQi規格のワイヤレス充電に対応しました。
ワイヤレス充電は電磁誘導を利用して電力を伝えるため、iPhoneと充電器の間に金属など充電を妨げる素材があると性能が低下する可能性があります。
Appleも、充電できない場合や充電速度が遅い場合は、厚みのあるケースや金属製ケースなどを取り外すよう案内しています。
そのため、背面素材にはデザインや耐久性だけでなく、ワイヤレス充電との相性も求められます。
Ceramic Shieldなら画面は割れない?
Ceramic Shieldでも、落とし方や衝撃の強さによっては割れる可能性があります。
「耐落下性能が向上」「耐擦傷性能が向上」というのは、壊れなくなったという意味ではありません。
特に、
- コンクリートやアスファルトへ落とす
- 画面の角から強く落下する
- 硬いものと一緒にバッグへ入れる
- 強い圧力をかける
といった状況では傷や破損につながる可能性があります。
iPhoneの画面割れ・傷を防ぐ方法
ケースを装着する
画面よりもケースの縁が少し高くなるタイプなら、落下した際に画面が直接地面へ当たるリスクを減らせます。
画面保護ガラスを使用する
傷が気になる場合は、ディスプレイへ保護ガラスを貼る方法もあります。
ただし、保護ガラスを貼れば画面割れを完全に防げるわけではありません。
落下しにくい持ち方を意識する
MagSafe対応グリップなどを活用するのもひとつの方法です。
特に大型のiPhoneでは片手操作時に落としやすいため、ケースやグリップを組み合わせると安心です。
iPhoneのガラスに関するよくある質問
iPhoneの画面はゴリラガラスですか?
現在Appleは、iPhoneの前面素材を「Ceramic Shield」または「Ceramic Shield 2」として案内しています。
そのため、現行モデルを単純に「ゴリラガラス」と表現するより、Apple公式名称であるCeramic Shieldを使用する方が正確です。
Ceramic Shieldと普通のガラスは何が違う?
Ceramic Shieldはガラス母材内にナノセラミック結晶を形成し、耐久性を高めています。
最新のCeramic Shield 2では、Appleによると前世代より耐擦傷性能が3倍に向上しています。
iPhoneに保護ガラスは必要?
必須ではありません。
ただし、Ceramic Shieldでも傷や割れを完全に防げるわけではないため、傷をできるだけ避けたい人やiPhoneを落とすことが多い人は装着を検討するとよいでしょう。
背面がガラスなのはワイヤレス充電のため?
ワイヤレス充電との相性は理由のひとつと考えられます。
金属などがiPhoneと充電器の間にあると充電性能へ影響する可能性があるため、背面素材にはワイヤレス充電を妨げにくい設計が求められます。
iPhoneのガラスはCeramic Shieldへ進化している
iPhoneの前面には、耐久性を高めたCeramic Shieldが採用されています。
iPhone 12で初めて導入され、現在は耐擦傷性能をさらに高めたCeramic Shield 2まで進化しています。
一方で、どれだけ耐久性が向上しても絶対に割れない・傷がつかないわけではありません。
iPhoneを長くきれいに使いたい場合は、ケースや保護ガラスなども組み合わせながら、落下や強い衝撃を避けることが大切です。


















