厚木駅や海老名駅を中心とした、神奈川県のほぼ中央部に位置する、住宅街とオフィス、商業施設が混在するエリアです。都内や横浜といったエリアのベッドタウンとしてだけでなく、市内のオフィス・商業施設へ勤める人も多い地域と言えます。
厚木駅は実は海老名市に住所を置いており、東京都の品川駅（港区）や目黒駅（品川区）といった駅と同様に駅名と所在住所が異なる駅となっています。その理由として、相模鉄道が海老名の対岸にある厚木までの路線を計画していたものの、川を越えるための資金が無く、川の手前の駅を厚木と命名したという説があります。もしもこれが本当なら、非常に世知辛い理由によって命名されてしまった駅となります。また、本来の厚木の駅として、小田急線の本厚木駅があります。こちらはTVKのsaku×2という番組で「本当の厚木は本厚木♪」と歌われており、しっかりと厚木市に所在地を置いています。ちなみに、海老名市にある厚木駅については、偽厚木駅のような扱いになってしまうとして、駅名変更の請願が出ているようですが、既に周知が進んでいることと、駅名を変更すると様々な対応で多額の費用が掛かるとのことで実現は難しいようです。
厚木市の中心地となる本厚木駅は小田急小田原線のみが入線していますが、1日当たりの乗降客数が15万人以上と、他路線が接続していない駅としては日本の私鉄で最多の乗降客数を誇っています。市内の商業・オフィス機能などが集中しており、イオンやアミューあつぎといった商業施設が立ち並び、厚木市役所や私立病院、市立図書館や科学館などが入居する厚木シティプラザ、厚木警察署といった公共施設も立ち並んでいます。ソニーやリコーの向上や日立オートモティシステムズといった企業やその他の中小企業も多く、ビジネスマンから買い物客まで幅広く訪れるエリアです。「いきものがかり」メンバーの出身地ということもあり、楽曲「YELL」は電車がホームに接近する際のメロディに使用されています。
厚木市の鉄道網は小田急小田原線のみで、市内にある駅は、本厚木駅と市域南西端にある愛甲石田駅のみで、道路網の点でも東名高速道路の厚木インターチェンジが市域の南部に位置するため、市域全体から見れば、市民が東京都心部や県庁所在地の横浜市内への迅速にアクセスするには欠ける点も多い状況です。但し、市内には研究開発や流通等の企業施設が集積する幾つかの工業団地などがあり、首都圏郊外にありながらも昼間人口が夜間人口を上回る、完全なベッドタウンというわけではない、稀有な都市でもあります。
さらに、市内には神奈川工科大学、松蔭大学、東京工芸大学、東京農業大学、湘北短期大学といったキャンパスが点在しており、厚木市は、学生の街という側面も持ち合わせています。興味深いことに、神奈川工科大学は現在のマルハニチロが、東京工芸大学は現在のコニカミノルタが、湘北短期大学はソニーがそれぞれ設立させた企業発の大学です。
小田原は人口の多さもあり出身有名人が多くいます、野球界では阪神の小宮山選手やオリックスの岩崎選手、小中学生時代を厚木で過ごした原辰徳元巨人軍監督などがいます。その他芸能人では、いきものがかりの吉岡聖恵さんやTUBEの前田亘輝さん、上原さくらさんや榊原郁恵さんも厚木の出身です。
海老名駅を中心に発展している海老名市エリアは、鉄道網が厚木市よりも発達しており、横浜や東京エリアのベッドタウンとして人口が集中しつつあります。市の中心となる海老名駅にはJR東日本と相模鉄道、小田急電鉄の3社が乗り入れており、小田原線で新宿方面へ、JRや相鉄線で横浜方面へ1本で行くことができるため、通勤や通学の利便性が非常に高く、海老名市全体の交通の要所となっています。そのため、多くのバス路線が乗り入れており、厚木から海老名駅へのルートをはじめ、非常に多くのバス路線が繋がっています。また、羽田空港へ向かうリムジンバスや、新宿から当該駅までの深夜急行バスといった路線もあります。
海老名駅周辺に2002年に完成した大型ショッピングモールのビナウォークや、イオン海老名、ビナフロントといった商業施設が多く、市内だけでなく近隣市からも多くの人が訪れます。小田急線・相鉄線の駅とJRの駅舎間には福祉会館や市立中央図書館といった施設も多くあり、海老名駅に来れば一通りの買い物や幼児を済ませることができてしまいます。さらなる充実を図るために、高層分譲マンションやオフィス棟、商業施設などの施設をより充実させる賑わい創出エリアの開発が進められています。
企業も多く立地しており、株式会社パブコや株式会社オウルテック、自動車部品工業株式会社といった本社を置く企業や、リコーテクノロジーセンターや雪印メグミルク、富士ゼロックス、タイトーといった企業は工場を市内に設置しており、多くのビジネスマンが働く場にもなっています。
現在は厚木エリアの方が海老名エリアよりも多くのアイフォン修理店が存在しているようです。修理業者が密集している地域では格安に特化してパネルの質は高くない業者もいることから、修理後も長く使用したい、きれいな画面でアイフォンを利用したいという方はコピー品でないパネルを取り扱っているかを確認の上でお店を選んだ方が良いでしょう。海老名市では修理店が少ない傾向にあるものの、商業施設が多く休日には修理依頼が集中することが予想されるため、海老名駅近辺でiPhone修理を検討する際には事前の電話予約は必須と言えるかもしれません。
