iPhoneを高く売るコツとは?高額買取を実現する方法を徹底解説
数あるスマートフォンのなかでも、iPhoneは特に日本国内において需要が高く人気であることから、高価買取が期待できる端末のひとつです。
発売から2年、3年が経過したiPhoneであっても、驚くほど高値で買い取ってもらえる可能性はありますが、ちょっとしたポイントを押さえておくだけでさらなる高価買取が期待できます。
本記事では、iPhoneを少しでも高く売りたいと考える方に向けて、最低限押さえておきたいポイントや高価買取の方法などを詳しくご紹介します。
目次
少しでも高く売るためにするべきことは?
大切なiPhoneを少しでも高く売るためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、iPhoneを高く売るための方法やコツをご紹介します。ぜひ参考にして、少しでもiPhoneを高く売りましょう。
きれいに清掃する
iPhoneに限ったことではありませんが、使用しなくなった品物を買い取りや下取りに出す際にはきれいに清掃し清潔を保った状態で査定してもらうことで高値が期待できます。
ホコリや汚れが付着しておらず清潔を保っていると、それまで大切に使われてきたことがうかがえるためです。
iPhoneのディスプレイや背面はもちろんですが、端子部分やスピーカー、マイクの部分など、ホコリが溜まりやすい部分も入念に清掃をしましょう。端子やスピーカー、マイクには小さな隙間があり指が届かないため、メガネ拭きなどの柔らかい布を優しく押し当て、ホコリや汚れを外に掻き出すように清掃してください。
爪楊枝やマイナスドライバーなどの先端が尖ったものを差し込んでしまうと、本体を傷つけたりショートさせたりする可能性があるため使用はおすすめしません。
付属品や箱を揃える
iPhoneを新品で購入した際に付属していた充電器やケーブル類、箱などがあれば、必ずセットの状態で査定してもらいましょう。
買取店によっては、箱や付属品がなくても本体の状態さえ良ければ高額の査定がつくことも多いですが、付属品や箱なども揃っていると査定額がわずかにアップすることも多いです。
買取店ではなくネットオークションやフリマアプリなどを利用して個人間での売買を行う場合においても、付属品や箱の有無にこだわるユーザーは多く、これらが揃っていると高額で落札されるケースが珍しくありません。
分割払いを完済しておく
スマートフォンの買い取りや下取りにあたっては、「ネットワーク利用制限」のステータスの違いを理解しておくことが大切です。
ネットワーク利用制限とは、通信キャリアがスマートフォン端末ごとに設定する利用制限のことであり、「◯」、「△」、「✕」、「ー」の4つのステータスに分類されます。
- ◯:完済(分割支払金の残りなし)
- △:未完済(分割支払中)・支払い済み情報が未反映
- ✕:滞納分あり・利用制限中
- ー:製造番号の該当なし・製造番号の情報未反映
iPhoneをはじめとしたスマートフォンは、24回や36回、48回といった分割払いで契約するケースが多いものです。本来であれば分割支払が全て終わってから買い取りや下取りに出すのが一般的ですが、新機種が登場したタイミングなどで分割支払が残った状態で買い替えるユーザーも少なくありません。
分割支払が残った状態の端末は「ネットワーク利用制限」が「△」のステータスになり、将来的に分割支払が滞った場合には「✕」のステータスへと変わる可能性があるのです。
「△」のステータスでもiPhoneの買い取り自体は可能ですが、「◯」の端末に比べると査定額が安くなる可能性があります。
そのため、現在分割支払中で残り数回で完済の予定であればまとめて支払いを完了させ、「◯」のステータスに変わってから買い取りに出したほうがお得な可能性が考えられます。
ネットワーク利用制限のステータスは、各キャリアのWebサイトで簡単に調べられます。
買い取り・下取りのキャンペーンを活用
スマートフォンの買取業者や下取り業者では、定期的にキャンペーンを実施しています。
特に新機種が発売される9月と、新入学シーズンの3月から4月頃にかけてはiPhoneの需要が高まることから、通常よりも数千円程度高値で買い取ってくれるお店も少なくありません。
これらをうまく活用することで、同じ端末であってもタイミングを見極めるだけで高価買取が期待できます。
SIMロックを解除しておく
ドコモやau、SoftBankなど大手キャリアで購入したiPhoneには、SIMロックが設定されている場合があります。
SIMロックが設定されたままの状態になっていると、たとえばドコモで購入したiPhoneはドコモのSIMカードしか認識されず、その他のキャリアでは通信不可となってしまいます。
このような制限をなくし、どのキャリアのSIMカードを差しても認識・通信できるようにする手続きのことをSIMロック解除といいます。
SIMロックが設定された状態でもiPhoneを買い取ってもらうことは可能ですが、購入者がSIMロックの解除をする手間がかかるため査定額が安くなる可能性があるのです。
そのため、iPhoneを買い取りに出す前にあらかじめSIMロック解除の手続きを行っておけば、査定額アップが期待できます。
なお、2023年10月以降、SIMロック解除にかかる手数料は撤廃され、無料で手続きが可能です。また、2021年以降に発売されたスマートフォン端末の多くはSIMロックが設定されていないため、SIMロック解除の手続きも不要です。
複数の買取店で査定してもらう
iPhoneの買取額はモデルや本体の状態によってある程度の相場が決まっています。しかし、少しでも査定額アップを狙うのであれば複数の買取店に見積もりを依頼し、最も高い査定額を提示したお店を選びましょう。
買取店にもさまざまな種類があり、全国に店舗を構えている大手チェーンやレンタルDVDショップ、リサイクルショップ、個人で経営している小規模店舗などが代表的です。
高額買取を狙うのであれば、小規模店舗や店舗を構えることなくオンラインでサービスを提供している買取業者が穴場といえます。店舗が小さかったり、オンラインのみで事業を展開している買取業者は、店舗の家賃や人件費などのコストを最小限に抑えられるためです。
複数の買取店を回る場合には、それぞれタイプの異なるお店で査定してもらうのもひとつの手といえるでしょう。
不具合は修理しておく
当然のことながら、iPhoneに傷や凹み、不具合などがあると査定額は大幅に下がってしまいます。たとえば、iPhoneを長年にわたって使用しバッテリーの消耗が激しくなると、マイナス査定の対象となり正常品に比べて買取額が大幅に下がるケースがあります。
そこで、可能であれば不具合は事前に修理してから買い取りを依頼するのがおすすめです。たとえば、バッテリーの消耗であればAppleCare+に加入している場合には無償で交換できるほか、画面のひび割れは3,700円で修理が可能です。
わずかな手間や修理費用をかけるだけで、場合によっては数万円単位の査定アップにつながるケースもあるため可能な範囲で不具合箇所の修理をしておくことがおすすめです。
フレームが曲がってしまっているなどのジャンク品は、正常品と比較して半値程度の買取額にまで下がってしまうこともあるの注意が必要です。
新機種発表前のタイミングで売却する
iPhoneの買取額は新モデルが発売されるタイミングで大幅に下がる傾向が見られます。
例年9月から10月頃の新モデル発売直後は多くのユーザーが新モデルへ買い替えるため、タイミングがわずか数週間、数ヶ月ずれるだけで査定額が大きく変わることがあります。
少しでも高額買取を実現するのであれば、新モデルが発表される直前の8月頃までが最適なタイミングといえるでしょう。
SIMロック解除の方法
上記でも説明した通り、SIMロック解除の手数料は2023年10月から撤廃され、現在は無料で手続きが可能です。
SIMロック解除の手続きは基本的にオンライン・電話・キャリアショップ店頭のいずれかで対応可能ですが、特にオンラインでの具体的な手続き方法や手順はキャリアによって異なります。
どのキャリアでの手続きでもIMEIが必要になります。下記の手順でIMEIをチェックしておきましょう。
- 設定
- 一般
- 情報
ドコモのSIMロック解除方法
ドコモの場合は「My docomo」へアクセスしSIMロック解除の手続きを行います。
- 「My docomo」へアクセス・ログイン
- 「お手続き」→「解約・その他」→「SIMロック解除」→「お手続きする」
- iPhoneのIMEIを入力
- 注意事項を確認、「同意する」をチェック
- 「次へ」をタップして完了
auのSIMロック解除方法
auの場合は「My au」へアクセスしSIMロック解除の手続きを行います。
- 「My au」へアクセス・ログイン
- 「サポート」→「操作・設定」→「SIMロック解除」→「SIMロック解除のお手続き」をタップ
- 「SIMロック解除のお手続き(My au)」をタップ
- iPhoneのIMEIを入力
- 「次へ」をタップ
- 購入日、機種名に間違いがないか確認
- 「解除の理由」と「連絡先」を選択して完了
SoftBankのSIMロック解除方法
SoftBankの場合は「My SoftBank」へアクセスしSIMロック解除の手続きを行います。
- 「My SoftBank」へアクセス・ログイン
- 「契約・オプション管理」→「オプション」→「SIMロック解除対象機種の手続き」をタップ
- iPhoneのIMEIを入力
- 「解除手続きをする」をタップして完了
iPhoneの高価買取を実現するには早めの売却がおすすめ
iPhoneはスマートフォンのなかでも特に需要が高く、年数が経過しても高値での買取が期待できる端末です。
しかし、当然のことながら新モデルが登場すると古い端末は徐々に買取価格の相場が下がっていきます。そのため、iPhoneを少しでも高値で買い取ってもらうためには早めのタイミングで売却することが鉄則といえます。
同時に、今回ご紹介した8つのポイントも押さえておくことで高価買取が期待できるでしょう。特に、SIMロックの解除は手数料もかからず手軽にできる高価買取の対策でもあるため、ぜひ実践してみてください。