栃木県の中部にあり、県庁所在地でもある宇都宮は人口52万人近くの大規模都市です。栃木県内には栃木市があるのですが、県名と同名の市があるにもかかわらず、別名の市が県庁所在地となっている珍しい地域です。
隣接する鹿沼市やさくら市は宇都宮市のベッドタウンとして人口が増えており、宇都宮へ通勤・通学する人たちの人数を全て合わせると100万人を超えると言われています。また、宇都宮市内への観光者も多いのですが、さらに多くの観光客を集める日光市にも隣接しています。
日光市は、徳川家康を神格化した東照大権現を祀り、東照宮内の建物それぞれに細緻な細工が施されていることでも人の目を惹いています。特に有名なのは「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿に、眠り猫ではないでしょうか。中禅寺湖の遊覧船や華厳の滝といったスポットも有名であり、関東近隣の学校から移動教室で来る生徒も多い人気エリアです。
宇都宮市は農業・工業共に盛んな珍しい地域です。農業には和なし・洋ランの栽培が全国でもトップレベルであり、その他にもトマトや米の出荷量も多くあります。栃木の名前を冠したとちおとめも市内外問わず多くの農家で栽培しているようです。
工業としては、多くの企業が市内に工場を構えています。日本たばこ産業(JT)、カルビー、マルハニチロ、キヤノン、中外製薬、パナソニックなどなど、多くの大企業が工場を設置しています。また、足利銀行、コジマ、TKC、東武宇都宮百貨店、情報技研、栃木銀行、フタバ食品などの企業は宇都宮に本社を構えています。
主だった教育機関として、国立大学の宇都宮大学があります。工学部、国際学部、農学部、教育学部を設置している大学です。その他私立大学として、高校野球で有名な作新学院系列の作新学院大学、文星芸術大学、宇都宮共和大学、帝京大学宇都宮キャンパスもあり、学生が多く住んでいるエリアでもあります。
宇都宮市は近年、餃子の街として知られており、宇都宮駅周辺にも非常に多くの餃子店があります。市を挙げて餃子を使った町おこしをしており、その成果も上がっているようです。駅の前には県の名産物である大谷石を使って作られた「餃子の像」もあります。数年前から静岡県の浜松市に餃子消費量で抜かれ、餃子の街という地位を争っています。
餃子という繋がりがあるからか、東京都池袋にあるナンジャタウンと姉妹都市協定を結んでいます。ナンジャタウンにはナンジャ餃子スタジアムという施設を設置しており、その縁から繋がりを持っているようです。ちなみに、ナムコナンジャタウンに入る際に宇都宮市民であることを提示すると特典があるようです。
先述の餃子の像の素材として知られる大谷石は、あらゆる場所で使われています。栃木県宇都宮市大谷町で採掘される石材です。加工のしやすさから古くから建物の外壁などの建材として使用されています。既に取り壊されていますが、旧帝国ホテルの建材にも使用されていましたが、実は旧帝国ホテルの落成式が行われる当日に関東大震災に見舞われてしまいました。周辺の建物の多くが倒壊する中で、大谷石を使った旧帝国ホテルは軽微な損傷はあったものの、大きな損害は免れ、大谷石の強固さを証明しました。
大谷石の採掘は現在も行われていますが、旧採掘場跡地は現在観光に利用されています。採掘場の跡地を見学したり、大谷石で作られた巨大な像があったりする他、採掘場跡地の広大な敷地を利用して音楽イベントなどが行われています。「勇者ヨシヒコ」や「仮面ライダーシリーズ」など、多くの映像作品でも使われており、GLAYのMV撮影も行われており、中には各作品のファンが聖地巡礼の一環として訪れるケースもあるようです。
観光地としては他に宇都宮城も有名です。平安時代からあったとされる城ですが、幕末の戊辰戦争によって消失し、現在は跡地が残るのみとなっています。しかし、将来的には本丸を含めた復元の構想もあり、かつて関東七名城の一つとして数えられた威風堂々とした姿を見ることができる日が来るかもしれません。
宇都宮の主要駅である宇都宮駅では東北・山形新幹線が通っており、東京方面からはもちろん、盛岡・山形・仙台方面から良好なアクセスを誇っています。在来線は鹿沼・日光方面へ向かう日光線と大金・烏山方面へ向かう烏山線が乗り入れています。また、長距離の路線である宇都宮線(上野東京ライン・湘南新宿ライン)は、伊東・熱海・逗子・横浜といった神奈川方面まで延伸し、新宿・東京・品川といった東京の主要エリア、そして埼玉県の大宮や小山といった関東エリアの主要部からの好アクセスを導いています。この宇都宮線は氏家・黒磯方面へと延伸しています。
駅周辺にはオフィスブルが並び、栃木のビジネス中心街ということもあり宿泊施設も多くあります。商業施設としては駅ビルのパセオやカルナショッピングセンター、宇都宮パルコ、MEGAドン・キホーテ、ヨドバシカメラ等が入るララスクエア宇都宮などがあります。宿泊施設としては宇都宮ポートホテルやホテルサンシャイン、東横イン、リッチモンドホテル、チサンホテル、宇都宮ステーションホテル、ホテルサンルート宇都宮などがあります。
JR宇都宮駅は、同じ名を冠する東武宇都宮駅からは遠く、徒歩の場合はおおよそ15~25分ほどかかってしまいます。東武宇都宮線が乗り入れており、同駅から栃木県栃木市にある新栃木駅までを結んでいます。
宇都宮エリアはアクセスの良さや市内・隣接市の人口が多いこともあり、非常に多くの人が訪れるエリアです。そのためiPhoneの修理業者が集中するエリアとなっています。栃木のビジネスの中心地もあることから、iPad修理を希望する人も多くいる可能性がありますが、iPadの修理はアイフォーンと比べて難しいため、修理店の中には対応していないところもあります。iPad miniやAirといったものはパーツ自体が欠品している可能性があるため、入荷まで数日を要する店舗もあります。iPad系の修理をしたいのであれば、修理店に事前に電話で連絡を入れた方が良いでしょう。アイフォンの修理に関しても、水没の修理は対応できない店舗があることがあります。こちらも修理に行く前に電話で連絡をし、対応してもらえるか確認しておくと良いでしょう。
修理依頼が多いガラス割れ・液晶不良・バッテリー交換に関しては対応していない店舗は無いはずですが、最新機種によってはiPhoneパーツが入手できていないお店もあるようです。そのため、最新機種に関してもガラス割れやバッテリー交換の際には予め修理店舗に連絡を入れた方が良いでしょう。