Apple Watch Series7登場!従来モデルとの違いを詳しく解説
2021年9月15日、AppleはiPhone 13シリーズの発表と同時に、1年ぶりとなる新製品「Apple Watch Series7」を発表しました。画面サイズが大型化し耐久性が向上するなど、さまざまな改良が加えられ大きな注目を集めています。
そこで今回の記事では、Apple Watch Series7の基本スペックはもちろん、従来モデルからの主な変更点についても詳しく解説します。Apple Watchを初めて購入する人はもちろんですが、旧モデルからの買い替えを検討している方もぜひ参考にしてみてください。
目次
Apple Watch Series7の概要と基本スペック
出典:Apple公式サイト
はじめに、今回登場したApple Watch Series7の基本スペックを見ていきましょう。
ディスプレイ | 常時表示Retinaディスプレイ |
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画面サイズ | 41mm/45mm |
センサー | 血中酸素ウェルネスセンサー 電気心拍センサー 第3世代光学式心拍センサー 環境光センサー |
耐水性能 | 水深50m |
通信方式 | 5G/LTE・UMTS Wi-Fi(11b/g/n)2.4/5GHz Bluetooth 5.0 |
OS | Watch OS8 |
先代のApple Watch Series6と同様、常時表示ディスプレイを採用しており、一般的な腕時計と同じ感覚で文字盤を確認できるのは大きなメリットといえるでしょう。また、血中酸素濃度や心拍数といったさまざまな健康データを取得するためのセンサー類も引き続き搭載されています。
なお、発売日は2021年秋の予定となっていますが、2021年9月26日時点で詳細な日程については発表されていません。また、価格についても同様に未発表となっています。
Apple Watch Series7の主な変更点
出典:Apple公式サイト
次に、Apple Watch Series7はこれまでのモデルとどのような点が変更となったのか、主な違いとして5つのポイントを紹介しましょう。
シリーズ史上最大級のディスプレイサイズ
Apple Watch Series7は先代のモデルと比べて本体サイズはほとんど同一ですが、ディスプレイサイズが1mm拡大しています。従来は40mmおよび44mmでしたが、41mmと45mmへ拡大。これにより、より大きな画面で視認性が大幅に向上しています。メールやマップなどのアプリに表示される情報量も多く、より見やすくなりました。
先代のモデルと比較してみると、ディスプレイの縁の部分が薄くなり、画面領域が明らかに拡大していることがはっきりと分かります。ちなみに、2017年に発売されたApple Watch Series3と比較すると、文字盤全体に占めるディスプレイ領域はおよそ50%も拡大しています。
充電時間が33%短縮
Apple Watch Series7にはUSB-C端子を採用した充電ケーブルが同梱されているほか、充電アーキテクチャも改良されました。これにより高速充電が可能になり、従来に比べて充電スピードが33%も向上。バッテリー残量がゼロの状態から45分という短時間で80%の充電を確保できます。
豊富なカラーバリエーション
先代のApple Watch Series6では、アルミニウム素材のケースが「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」「ブルー」「(PRODUCT)RED」の5色展開でしたが、今回は「グリーン」「ブルー」「(PRODUCT)RED」「スターライト」「ミッドナイト」の5色へとカラーバリエーションが変更されました。
また、ケースの素材については従来と同様、アルミニウム以外にもステンレススチールとチタニウムもラインナップされています。
輝度の向上
従来モデルと同様に常時表示Retinaディスプレイを搭載していますが、手を下げている状態でも高い輝度(画面の明るさ)を維持し、70%以上も明るく見えるように改良が加えられました。ディスプレイはもっともバッテリーを消費しやすい部分ではありますが、連続使用時間はそのままに常時表示ディスプレイの明るさが大幅に向上しています。
耐久性の向上
Apple Watch Series7ではディスプレイサイズの大型化にともない、本体の設計段階から見直され、ディスプレイの表面部分には強度の高いクリスタル素材が採用されました。強い衝撃にも耐えうる耐亀裂性能を有し、IP6X等級の防塵性能およびWR50の耐水性能も実現。地上・水中ともに過酷な環境下でも使用できる高い耐久性を確保しています。
また、ディスプレイ表面のクリスタル素材は緩やかなカーブを描くように設計されており、ケースとのつなぎ目部分が滑らかです。エッジ部分が角ばっておらず、曲線的な造形を描いていることも本体の強度や耐久性向上に大きく貢献しています。
Apple Watch Series7はこんな人におすすめ
出典:Apple公式サイト
さまざまな改良が加えられたApple Watch Series7ですが、どのような人に適した商品なのでしょうか。
チャットやマップアプリを頻繁に使用する人
iPhoneと連携して利用する、またはWi-Fi+Cellularモデルを購入する場合、チャットやマップなどさまざまなアプリをApple Watchで利用するケースも多いと思います。これまでのモデルに比べて最大50%もの表示領域が拡大している今回のApple Watch Series7は、ディスプレイも見やすく多くの情報を表示できるため、これらのアプリを頻繁に利用する人にとっては最適な選択肢といえるでしょう。
時計のデザインにもこだわりたい人
Apple Watch Series7はアルミニウム・ステンレススチール・チタンの3つの素材から選べるほか、アルミニウムの場合はカラーバリエーションも豊富です。腕時計を選ぶにあたって、機能性や文字盤の見やすさはもちろん、時計そのものの高級感やデザインにもこだわる人は少なくありません。Apple Watch Series7は数あるスマートウォッチのなかでも、スタイリッシュで高級感のあるデザインが魅力です。
さらに、Apple Watchシリーズに対応したバンドを選ぶことにより、デザインのバリエーションは無限に広がっていくでしょう。
従来のApple Watchの耐久性に不満を抱いていた人
腕時計のなかには、優れた耐久性を誇り過酷な環境下でも正常に作動できる製品は少なくありません。しかし、それらの製品と比べたとき、Apple Watchは決して耐久性が高いとはいえず、慎重に扱わなければならないといった課題がありました。これまでApple Watchを使い続けてきたものの、耐久性や強度に不満を抱いていたという人も多いはずです。
しかし、今回のApple Watch Series7は、シリーズのなかでも圧倒的な耐久性を誇り、過酷な環境下でも安心して使用できます。
さまざまな改良が加えられ、さらに進化したApple Watch Series7
出典:Apple公式サイト
ディスプレイサイズの拡大や充電時間の短縮など、さまざまな改良が加えられたApple Watch Series7。ディスプレイの視認性が向上したことにより、チャットやマップなどのアプリを頻繁に使用する人にとっては魅力的な端末に進化したといえるでしょう。
旧モデルのApple Watchを利用していて買い替えを検討している人、または初めてスマートウォッチの購入を検討している人も、この機会にApple Watch Series7を第一候補として考えてみてはいかがでしょうか。