新型登場!iPad Airはこれまでと何が変わった?iPad Proとの比較も解説
2020年9月に発表された新型iPad Air。これまでのスタリッシュなデザインがさらに一新され、手頃な価格となって登場しました。iPad Proと比較しても遜色ないほどのスペックとなっており、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新型iPad Airの基本スペックを紹介するとともに、これまでのiPad Airからどこが進化しているのか、さらにはiPad Proとの比較もしながら詳しく解説していきます。
新型iPad Airの基本スペック
出典:apple
まずは新型iPad Airの基本スペックから紹介していきましょう。
容量 | 64GB・256GB |
カラーバリエーション | シルバー・スペースグレイ・ローズゴールド・グリーン・スカイブルー |
本体サイズ | 縦247.6mm×横178.5mm×厚さ6.1mm |
本体重量 | Wi-Fiモデル:458g Wi-Fi+Cellularモデル:460g |
チップ | 64ビットアーキテクチャ搭載A14 Bionicチップ |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ 10.9インチ |
解像度 | 2,360 × 1,640 |
カメラ | 12MP広角カメラ ƒ/1.8絞り値 5枚構成のレンズ |
バッテリー | 最大10時間の連続使用 |
端子 | USB-C |
新型iPad Airは64GB、256GBの2種類のモデルが存在し、見た目も伝統的なiPadのフォルムから大きく変化しディスプレイのベゼル(縁)が細くなり、画面サイズも一回り大きい10.9インチに拡大。また、搭載するチップはA14 Bionicが採用され、これは最新のiPad Proのチップよりも新しいパワフルな性能を誇ります。
これまでのiPad Airとの違い
2019年に発売された先代のiPad Air(第3世代)と比較した場合、あらゆる点が大きく進化しているのですが、その中でも重要なポイントを3つ紹介します。
ホームボタンが廃止
これまでのiPadシリーズは従来のiPhoneと同様、本体の中央下部にホームボタンが設置されていました。しかし、第3世代のiPad Proから本体デザインが一新され、ホームボタンが廃止に。新型iPad Airもこれと同様に本体からホームボタンが消えたのですが、代わりに本体横に設置されたトップボタンによりTouch IDが使用できるようになっています。
これまでiPad Proに採用されていたFace IDはマスクを装着した状態で認証できず、指紋認証へのニーズが高まっていました。2020年春に発表された新型iPhone SEの人気を見ても分かるように、生体認証のなかでも指紋による認証は根強い人気があります。
ホームボタンからトップボタンへと位置が変わったことによって、見た目にもすっきりとした印象になり、画面サイズも大型化してさらに使いやすくなりました。
豊富なカラーバリエーション
先代のiPad Airのカラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色展開でしたが、今回の新型iPad Airはシルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色展開となりました。
これまでのiPadシリーズにはないグリーンとスカイブルーが加わったことにより、さらに幅広いユーザー層に受け入れられるようになったといえるでしょう。
Lightning端子からUSB-Cへの変更
新型iPad Airが注目されている大きな理由のひとつに、充電端子がLightningからUSB-Cに変更になったことも挙げられます。すでに第3世代のiPad Proと第4世代のiPad ProにはUSB-Cが採用されているのですが、Lightning端子と異なりさまざまなデバイスでUSB-Cは採用されているため、充電用ケーブルを何本も持ち歩く必要がなくなるのです。
また、USB-C端子は充電の機能だけではなく、給電機能も備えているため、たとえば外出先でiPhoneの充電がなくなりそうな場合でも、iPad Airがモバイルバッテリー代わりとなって充電に対応することができるのです。
USB-CとLightning端子を比べたとき、今後主流になっていくのは間違いなくLightningではなくUSB-Cであり、拡張性の面でもメリットは大きいといえます。
iPad AirとiPad Proの比較
新型iPad Airの購入を検討するとき、間違いなく比較対象となるのがiPad Proです。見た目は共通する部分も多いにもかかわらず、iPad Airのほうが価格は手頃であることからメリットが大きいように見えます。実際のところ新型iPad AirとiPad Proはどの部分が異なるのか、4つのポイントをもとに比較してみましょう。
価格で選ぶならiPad Air
新型iPad AirはWi-Fiモデル 64GBの場合62,800円であるのに対し、iPad Pro11インチモデル 128GBは84,800円と2万円以上の差があります。もちろん、カメラ性能や本体容量の違いなど、さまざまなポイントはあるものの、インターネットでの情報検索や動画、SNSなどを楽しむような一般的な使い方であればiPad Airでも十分対応できるはずです。
カメラにこだわるならiPad Pro
新型iPad AirとiPad Proの決定的な違いはカメラ性能の差にあるといっても過言ではありません。iPad Airには1200万画素の広角カメラが搭載されていますが、iPad Proの場合はこれに加えて1000万画素の超広角カメラも搭載されています。
これはiPhone11 Proに搭載されているカメラと同等のもので、iPadで動画撮影や高画質な写真を撮影したい方にとっては必須の機能といえるでしょう。
チップ性能で選ぶならiPad Air
iPad Airに搭載されているチップはA14とよばれる最新型のチップで、iPad Proに搭載されているA12Zと比較した場合にはiPad Airに軍配が上がります。iPadでは動画編集アプリなども充実しているほか、高いグラフィック性能が求められるゲームなどもあります。このような用途に使用する場合は、iPad Airを選んだほうがより長く使い続けられるはずです。
画面サイズで選ぶならiPad Pro
iPad Airは10.9インチのディスプレイサイズしか選ぶことができませんが、iPad Proであれば11インチまたは12.9インチいずれかのサイズを選ぶことができます。Magic Keyboardを使用するとノートPCと同じような使い方もできますが、大画面で仕事効率をアップさせたい方の場合は12.9インチのiPad Proがおすすめです。
バリエーションが豊富なiPadシリーズ
iPadシリーズは10インチクラスの定番モデルから大画面が選べるiPad Pro、持ち運びに便利なiPad miniなど、さまざまなラインナップから最適なモデルを選ぶことができます。今回登場した新型iPad Airによって、さらにその選択肢の幅は広がったといって良いでしょう。手頃な価格も魅力的で、iPad Proの購入を躊躇していた方にとっても嬉しいニュースではないでしょうか。
「近頃iPadの反応が重くなってきた」「バッテリーの減りが早くなってきた」といった悩みを抱えている方は、ぜひこのタイミングで新型iPad Airへの買い替えを検討してみてください。