iPhoneの正規修理店と非正規修理店の違いは?料金・部品・保証を比較

iPhoneの正規修理店と非正規修理店の違いは?料金・部品・保証を比較

iPhone修理歴7年、iPad修理歴5年のそこそこベテラン。とにかく「分解が趣味」という少し変わった修理マニア。ゲーム機やコントローラーなど様々な分解経験があるが、現在ではApple製品以外は触っていない。iPhoneならほとんどの修理が30分以内に対応可能。iPadもパネルやバッテリー交換なら1時間もあれば対応可能。7年間の修理経験を経た知識を元にiPhone大学の監修スタート。

iPhoneが故障したとき、Apple Storeだけでなく街のiPhone修理店へ依頼することもできます。

一般的には「正規修理店」「非正規修理店」と呼ばれますが、違いは料金だけではありません。

Appleとの関係、使用する部品、AppleCareの取り扱い、修理後の保証などに違いがあります。

さらに、Apple純正部品を使用できる「独立系修理プロバイダ」という仕組みもあるため、単純に正規・非正規だけでは分類できなくなっています。

それぞれの違いを理解して、自分に合った修理方法を選びましょう。

iPhoneの正規修理店とは?

iPhoneの正規修理店とは

一般的にiPhoneの「正規修理店」と呼ばれるのは、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダです。

Apple正規サービスプロバイダは、Appleから認定を受けてApple製品の修理サービスを提供する事業者です。

Apple純正部品を使用し、Appleの修理プロセスに沿って修理を受けられることが大きな特徴です。

AppleCareに加入している場合も、AppleまたはApple正規サービスプロバイダなどAppleが案内する修理方法を確認しましょう。

非正規修理店とは?

iPhoneの非正規修理店とは

一般に「非正規修理店」と呼ばれているのは、Apple正規サービスプロバイダではないiPhone修理店です。

店舗によって、

  • 使用する部品
  • 修理料金
  • 修理時間
  • 対応できる故障
  • 修理後の保証

などが異なります。

「非正規だから修理品質が低い」と一律に判断することはできません。

一方でApple正規サービスプロバイダのように、すべての店舗が同じAppleの修理プログラムに基づいているわけではないため、店舗ごとの確認が重要になります。

「独立系修理プロバイダ」もある

現在の修理店選びで知っておきたいのが、Appleの「独立系修理プロバイダ」です。

独立系修理プロバイダはApple正規サービスプロバイダとは異なりますが、Apple純正部品やツール、トレーニング、サービスガイド、診断プログラムなどを利用できます。

ただし、独立系修理プロバイダによる修理はAppleの製品保証やAppleCareプランの保証対象にはなりません。

店舗独自の修理保証が用意されている場合があります。

そのため修理店を比較するときは、「正規・非正規」という名称だけでなく、どの修理プログラムに参加している店舗なのかも確認するとよいでしょう。

正規修理店と非正規修理店の違い

主な違いを整理すると以下のとおりです。

比較項目 Apple・正規サービスプロバイダ その他の修理店
Appleからの認定 あり 店舗による
部品 Apple純正部品 純正・非純正など店舗による
AppleCare 条件を満たせば利用可能 原則としてAppleCareによる修理ではない
料金 修理内容・保証状況などで異なる 店舗・部品・修理内容で異なる
修理時間 修理内容・部品在庫などで異なる 即日対応可能な店舗もある
修理保証 Appleの修理保証あり 店舗独自保証など店舗による

どちらが適しているかは、AppleCareへの加入状況や故障内容、予算、修理を急いでいるかなどによって変わります。

正規修理店を利用するメリット

AppleまたはApple正規サービスプロバイダへ依頼する大きなメリットは、Apple純正部品とAppleの修理プロセスによる修理を受けられることです。

Apple純正部品で修理できる

AppleおよびApple正規サービスプロバイダではApple純正部品を使用します。

iPhoneでは「設定」→「一般」→「情報」の「部品と修理の履歴」から、対応モデル・部品について修理履歴を確認することもできます。

AppleCareを利用できる

AppleCareに加入していて対象となる故障の場合は、Appleが案内するサービス料金で修理を受けられる場合があります。

AppleCare加入中なら、まず保証状況と修理料金を確認してから他店と比較するとよいでしょう。

Appleによる修理保証がある

Appleによる修理では、修理サービスと交換部品について、修理日から90日間またはApple製品保証の残存期間のうち長い方が保証されます。

非正規修理店を利用するメリット

iPhone修理店を比較する

非正規修理店には、正規修理とは異なるメリットがあります。

即日修理に対応する店舗がある

画面やバッテリーなどの部品在庫があれば、その日のうちに修理できる店舗があります。

仕事などでiPhoneを長時間預けるのが難しい場合は、修理時間を比較してみましょう。

料金を比較して選べる

店舗ごとに修理料金や使用部品が異なるため、複数店舗を比較できます。

ただし、「非正規店なら必ずAppleより安い」とは限りません。

AppleCareの加入状況などによってはAppleで修理した方が負担を抑えられる場合もあるため、総額で比較しましょう。

故障した部分だけを修理できる場合がある

店舗によっては、故障している部品だけを交換する修理に対応しています。

データ領域に触れず修理できるケースではデータが残る可能性がありますが、「非正規修理ならデータが必ず残る」という保証はありません。

修理前には可能な限りバックアップを取っておきましょう。

非正規修理店を利用するときの注意点

非正規修理店を利用するときの注意点

料金やスピードだけでなく、使用する部品や保証なども確認する必要があります。

使用する部品を確認する

店舗によって使用する部品は異なります。

Apple純正部品なのか、非純正部品なのか、中古部品なのかなどを修理前に確認しましょう。

対応するiPhoneでは、修理後に「部品と修理の履歴」に部品に関する情報が表示される場合があります。

Appleの保証との関係を確認する

「非正規店で一度修理したらiPhone全体のApple保証が必ずすべて無効になる」と一律に考えるのは正確ではありません。

一方、Apple以外による修理や非純正部品などが原因で発生した損傷については、Appleの保証対象にならない場合があります。

AppleCareなどを利用する予定がある場合は、修理前にAppleへ確認しておくと安心です。

下取り・買取への影響を確認する

非純正部品への交換など、端末の状態によっては下取りや買取査定に影響する可能性があります。

Appleも「部品と修理の履歴」に不明な部品が表示されている場合、下取り価格に影響することがあると案内しています。

将来的にiPhoneを売却する予定がある場合は、使用部品についても確認しておきましょう。

安心できるiPhone修理店の選び方

非正規修理店を選ぶ場合は、料金だけで判断しないことが重要です。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 修理料金が明確に表示されているか
  • 使用する部品について説明があるか
  • 修理後の保証内容が明確か
  • データの取り扱いについて説明があるか
  • 修理実績や運営会社を確認できるか
  • 追加料金が発生する条件が明確か

総務省の「登録修理業者」として登録されているかも、修理店を確認する際の判断材料の一つです。

ただし、登録修理業者であることだけで料金や接客、すべての修理品質が保証されるわけではありません。

正規修理店と非正規修理店は目的に合わせて選ぼう

iPhoneの修理方法には、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダのほか、独立系修理プロバイダや一般の修理店など複数の選択肢があります。

AppleCareを利用したい、Apple純正部品によるAppleの保証対象修理を受けたい場合は、AppleやApple正規サービスプロバイダが基本的な選択肢です。

一方、即日対応や店舗独自の料金・修理方法を重視する場合は、その他の修理店も比較対象になります。

「正規だから高い」「非正規だから安い・データが残る」と決めつけず、料金・部品・保証・修理時間を比較して選ぶことが重要です。

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