「Appleの刻印サービス」とは?意外なメリットやおすすめの活用事例も紹介
一部のApple製品を購入する際、任意で選択できる「刻印サービス」。iPadを携帯ショップまたは量販店などで購入している方にとっては馴染みのないサービスかもしれませんが、Appleのオンラインストアを利用したことがある方の場合、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
無料で利用できるこのサービスは、具体的にどのようなものなのか、対象となる製品や活用事例なども詳しく解説していきましょう。
出典:apple
Appleの刻印サービスとは
「Appleの刻印サービス」とは、その名の通りiPadやiPod、その他アクセサリーなどに自分の好きな文字を印字できるサービスです。料金は無料で、印字できる文字は通常の日本語テキストや英数字、絵文字にも対応しています。
ただし、Appleの刻印サービスが利用できるのはApple公式のオンラインストアでオーダーした場合のみ。Apple Storeや携帯ショップ、家電量販店などで購入した際には利用できません。また、すべてのApple製品に対して刻印できるものではなく、あくまでも一部の製品に限定されているため注意が必要です。
Appleの刻印サービスの対象製品
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Appleの刻印サービスが利用できるのは以下の製品に限られています。
・iPad Pro
・iPad Air
・iPad
・iPad mini
・iPod Touch
・Apple Pencil(第二世代)
・AirPods Pro
・AirPods
上記にある通り、iPhoneシリーズやMacなどの製品は刻印サービスに対応していません。また、刻印ができる場所や文字数、文字の種別もデバイスによって限定されているため注意が必要です。
刻印場所 | 行数 | テキストの種別 | 文字数 | |
---|---|---|---|---|
iPadシリーズ | 本体背面の上部 | 1行または2行 | 日本語・英数字 | 全角18文字以内 |
iPod Touch | 本体背面の上部 | 1行または2行 | 日本語・英数字 | 全角18文字以内 |
Apple Pencil(第二世代) | 「Pencil」ロゴの左部分 | 1行 | 日本語・英数字 | 全角11文字以内 |
AirPodsシリーズ | ケースの開閉蓋下部 | 1行 | 日本語・英数字・絵文字(31種類) | 全角18文字以内 |
なかでも特徴的なのは、AirPodsシリーズの絵文字ではないでしょうか。これはAppleが2020年1月から開始したサービスで、AirPodsシリーズのみに対応しているものです。ただし、絵文字は一つのみ選択可能で、日本語や英数字との併用はできないため注意が必要です。
Appleの刻印サービスの活用事例とメリット
Appleの刻印サービスはどのような用途が考えられるのでしょうか。よくある使い方の事例やおすすめの活用方法についても紹介します。
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名前・イニシャル
刻印サービスの典型的な活用方法としては、名前やイニシャルが挙げられます。万が一紛失しても自分のものであることを証明できるため、実用的な活用事例といえるでしょう。
特に仕事で使用する機会が多い場合には、会議室や休憩スペースなどにうっかり忘れてしまうことも想定されます。そのような場合でも、名前が刻印されていれば自分の手元に返ってくる確率も高いです。
プレゼント用のメッセージ
名前やイニシャルに次いで多いのが、プレゼント用として贈る際にメッセージを刻印する方法です。日頃の感謝のメッセージなど、プレゼントを贈る相手によって自由にメッセージを刻印できます。
連絡先
AirPodsやApple Pencilなど、外出先で使用した際にうっかり忘れてきてしまうリスクが想定される製品には、自分の連絡先を刻印しておく方法もあります。iPadやiPhoneなどはアカウントなどで自分のものと証明できますが、AirPodsなどのアクセサリー類は一見して判断は難しいもの。拾った側もわざわざ警察に届けるのが面倒になりがちですが、連絡先が刻印されてあれば直接やり取りも可能になります。
社名
会社の備品としてApple製品を購入する場合には、社名を刻印する方法もあります。特にiPadシリーズやApple Pencilなどは法人からの需要も高く、万が一の盗難のリスクを軽減するためにも社名の刻印は有効な対策のひとつです。
座右の銘・好きな言葉など
座右の銘や好きな言葉は、仕事をするうえでのモチベーションにもつながるほか、オリジナル性も高いため紛失した際の目印にもなります。名前や連絡先を記入するのはどうしても抵抗がある方でも、自分のものであるという証明ができる文言が書かれていれば、紛失のリスクが軽減できるはずです。
Appleの刻印サービスを利用するうえでの注意点・デメリット
Appleの刻印サービスは無料であるため、ついオーダーしたくなってしまいますが、利用する際にはデメリットや注意点も押さえておかなければなりません。
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リセールバリューが下がる
Appleの製品は特にニーズが高く、1世代、2世代前の製品でも高額で下取りをしてくれるお店が多いです。しかし、デバイスに自分の名前や連絡先などが刻印されていると、リセールバリュー(再販価格)が下がり本来の価格では買い取ってもらえないことも多いのです。
特にiPadシリーズなど、数年おきに買い替えている方の場合は注意しましょう。
納期が遅れる
Appleの刻印サービスは新品の商品にオリジナルの文字を刻印するという手間がかかる以上、通常配送の納期よりも遅れて到着します。商品や配送先によっても多少納期は異なりますが、たとえばAirPods Proの場合、刻印なしのオーダーであれば最短翌日の到着となります。
しかし、刻印サービスをオーダーした場合、1週間程度納期が遅れてしまいます。特に誕生日やクリスマスなどのイベントに合わせてプレゼントを検討している場合、刻印サービスをオーダーしたことで間に合わない可能性もあるため注意しましょう。