ドコモ・au・ソフトバンクどこが一番安いのか?携帯料金を徹底比較!

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目次
1.1GB未満帯での比較
 -1-1・固定通信回線セット割適用時
 -1-2・家族割引最大額適用時

2.段階定額での比較
 -2-1・固定通信回線セット割適用時
 -2-2・家族割引最大額適用時

3.最大容量プランでの比較
 -3-1・キャンペーン・固定通信セット割引適用時
 -3-2・キャンペーン・固定通信回線セット割引・家族割引適用時

4.その他サービスの比較
 -4-1・通話オプション比較
 -4-2・端末購入補助プログラムの比較
 -4-3・iPhoneXSを端末購入補助プラグラムで購入した場合の比較

5.まとめと結論

これまでドコモ、au、ソフトバンクの料金プランを解説してきました。

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総務省より要請されていた「通信料金の4割値下げ」、通信料金と端末代金を完全分離させた「分離プラン」の義務化ですが、2019年6月1日よりドコモの新プランの提供開始に伴い大手3社の「通信料金の4割値下げ」「分離プラン」を満たしたプランが出揃いました。それではどのキャリアで利用するのが一番安いのでしょうか?そこで今回は各社の同容量帯での比較を行い検証していこうと思います。

1GB未満帯での比較


低いデータ容量帯でのプランは各社、段階定額制となっていますが、段階数や利用上限が異なっています。まずは、各社共通である1GB未満での比較を見てみましょう。

ドコモ au ソフトバンク
ギガライト
(~1GB)
2,980円 新auピタットプラン
(~1GB)
2,980円 通話基本プラン
(2年契約)
1,500円
ミニモンスター
(~1GB)
2,480円
1年おトク割
(12か月間)
-1,000円
合計 2,980円 合計 2,980円 合計 2,980円

ドコモとauはプラン内に通話プランも内包されていますが、ソフトバンクはデータプランと通話プランが分かれています。

同条件で比較した結果はソフトバンクが月額1,000円高い結果となりますが、ソフトバンクは「1年おトク割」という12ヶ月間、月額より1,000円の割引が受けられるサービスがありますので、12か月間はドコモとauと同額になります。

各社、2年契約時の料金なので2年総額となるとソフトバンクが割高となっています。

しかし、ソフトバンクが最安値になるケースもあります。それは、固定通信回線とのセット割引を受けたケースです。
各社、「ドコモ光セット割」「auスマートバリュー」「おうち割光セット」と固定通信回線とのセット割引がありますがドコモとauは1GB未満においては割引適用外となっています。

固定通信回線セット割適用時

ドコモ au ソフトバンク
ギガライト
(~1GB)
2,980円 新auピタットプラン
(~1GB)
2,980円 通話基本プラン
(2年契約)
1,500円
ミニモンスター
(~1GB)
2,480円
ドコモ光セット割 適用外 auスマートバリュー 適用外 1年おトク割
(12か月間)
-1,000円
おうち割光セット
-1,000円
合計 2,980円 合計 2,980円 合計 1,980円

固定通信回線のセット割引を適用した場合ソフトバンクが12ヶ月間、月額1,980円となり最安値となります。「1年おトク割」終了後も「おうち割光セット」は継続しているので月額2,980円となり2年総額でも最安値となります。個人利用+固定通信回線の方はソフトバンクで利用するのがお得になりそうです。

しかし、家族で利用する場合は値段が変わってきます。こちらも各社「みんなドコモ割」「家族割プラス」「みんな家族割+」と家族利用割引があります。固定通信回線とのセット割引の時とは逆でソフトバンクのミニモンスターの全段階においては家族割引適用外となっています。

家族割引最大額適用時

ドコモ au ソフトバンク
ギガライト
(~1GB)
2,980円 新auピタットプラン
(~1GB)
2,980円 通話基本プラン
(2年契約)
1,500円
ミニモンスター
(~1GB)
2,480円
みんなドコモ割
(3回線以上)
-1,000円 家族割+
(3回線以上)
-1,000円 1年おトク割
(12か月間)
-1,000円
みんな家族割+
適用外
合計 1,980円 合計 1,980円 合計 2,980円


ドコモとauは月額1,980円で同額となり、ソフトバンクは12か月間2,980円で「1年おトク割」終了後、月額3,980円とかなり差が出てしまいます。たとえ固定通信回線のセット割を適用したとしてもソフトバンクが割高になっています。

ただし、家族回線が2回線の場合は月額の割引が500円となり、ソフトバンクの固定通信回線セット割引適用時と2年総額が同額となります。このように、適用できる割引により月額が変動するので、どのキャリアが最安値か自身の利用環境をしっかりと把握しましょう。


ここで、1GB未満帯でのポイントをまとめておきます。

■1GB未満でのポイント

・割引なしだとソフトバンクが割高
・個人利用+固定通信回線の利用であればソフトバンクが最安値
・3回線以上家族回線がある場合はドコモとauが最安値
・ドコモとauは1GB未満だと固定通信回線セット割引が適用外
・ソフトバンクのミニモンスターは家族割適用外

段階定額での比較

グラフを上る人
1GB以上の場合は各社利用上限と段階数が異なります。縦軸をデータ容量とし一覧表にしてみました。

データ容量 ドコモ au ソフトバンク
(1年おトク割適用時)
~2GB     5,980円
(4,980円)
~3GB 3,980円    
~4GB   4,480円  
~5GB 4,980円   7,480円
(6,480円)
~7GB 5,980円 5,980円  
7GB固定
(auフラットプラン7プラス)
  5,480円  
~50GB     8,480円
(7,480円)

※ソフトバンクは通話基本プランを足した総額となります。

こうして表にしてみるとソフトバンクが割高になるのが分かります。「1年おトク割」を適用した場合でもauの4GB未満よりもソフトバンクの2GB未満のほうが高くなっています。ソフトバンクは、上限が50GBとメリットもありますが料金もかなり割高となるので大容量プランを利用するほうが、月額を安く抑えられます。

≒ ドコモとauに関しては使える容量は違いますが、1GB=500円換算と考えると同額と見て良いでしょう。しかし、auには7GB固定のプランが存在するので毎月のデータ利容量が5GB以上7GB未満の方は「auフラットプラン7プラス」を選択するのが最安値となります。それでは先ほどソフトバンクが最安値となった個人利用+固定通信回線セット割引ではどうなるでしょうか?

固定通信回線セット割引適用時

データ容量 ドコモ au ソフトバンク
(1年おトク割適用時)
~2GB     4,980円
(3,980円)
~3GB 3,480円    
~4GB   3,980円  
~5GB 3,980円   6,480円
(5,480円)
~7GB 4,980円 5,480円  
7GB固定
(auフラットプラン7プラス)
  4,480円  
~50GB     7,480円
(6,480円)

※ソフトバンクは通話基本プランを足した総額となります。

1GB以上であれば、ドコモとauも固定通信回線のセット割引が適用されるので、固定通信回線セット割引を適用した場合でもソフトバンクが割高となっています。

先程と同じく毎月のデータ利用が5GB以上7GB未満の方は、「auフラットプラン7プラス」を選択するのが最安値となるのは変わりませんが、段階定額制として利用するのであれば、auよりもドコモの方がセット割引の割引額が大きいのでドコモが最安値となります。

では、家族割引を適用した場合はどうなるのでしょうか?

家族割引最大額適用時

データ容量 ドコモ au ソフトバンク
(1年おトク割適用時)
~2GB     5,980円
(4,980円)
~3GB 2,980円    
~4GB   3,480円  
~5GB 3,980円   7,480円
(6,480円)
~7GB 4,980円 4,980円  
7GB固定
(auフラットプラン7プラス)
  4,480円  
~50GB     8,480円
(7,480円)

※ソフトバンクは通話基本プランを足した総額となります。

ソフトバンクは、ミニモンスターが家族割引適用外となるのでここでも割高となります。固定通信回線とのセット割では、差額があったドコモとauですが家族割引に関しては同額となっています。

どの割引を適用した場合でも、ソフトバンクが割高となるので段階定額制で利用するのであれば、総合的に見てドコモを選択するのがよさそうです。

ここで1GB以上でのポイントをまとめておきます。

■1GB以上でのポイント

・ソフトバンクがどの容量帯でも割高
・固定通信回線とのセット割がある場合はドコモが最安値
・毎月の利用料が5GB以上7GB未満であればauの7GB固定プランが最安値
・ソフトバンクのミニモンスターは家族割適用外

最大容量プランでの比較

データ大容量プラン
ここからは、各社の最大容量プランである「ギガホ」「auデータMAXプラン」「ウルトラギガモンスター+」の比較をしていきます。auの「auデータMAXプラン」は、2019年の夏に提供開始となっています。最大容量プランに関しては、各社データ容量上限や特徴が異なるので確認していきましょう。

キャリア名 プラン名 データ容量 料金 特徴
ドコモ ギガホ 30GB 6,980円 30GBを超えて速度制限が掛かった場合でも
最大1Mbpsで利用できる。
au auデータMAXプラン 無制限 8,980円 3大キャリア初となる高速通信での
データ無制限プラン。
ソフトバンク ウルトラギガモンスター+
通話基本プラン(2年契約)
50GB 7,480円 動画サイトやSNSなどを利用されたときに
データ消費されない「SNS放題」

ドコモの月間最大容量は「30GB」とキャリア3社の中で最も少なくなっていますが、月額も一番安くなっています。

逆に、最大容量はauで月間のデータ容量は無制限となっており、月額も一番高く設定されています。一方、ソフトバンクはドコモより500円高くなっていますが、上限は50GBとドコモより20GBも多く利用できます。各社、特徴もありますが今回は値段に重点を置いて比較していきたいと思います。

上記はキャンペーンや割引を含まない月額となりますので、次にキャンペーンや割引を適用させた場合の比較を見ていきましょう。

キャンペーン・固定通信回線セット割引適用時

ドコモ au ソフトバンク
ギガホ 6,980円 auデータ
MAXプラン
8,980円 通話基本プラン
(2年契約)
1,500円
ウルトラ
ギガモンスター+
5,980円
ギガホ割
(6か月間)
-1,000円 auデータMAXプラン
スタートキャンペーン
(6か月間)
-1,000円 1年おトク割
(12か月間)
-1,000円
ドコモ光セット割 -1,000円 auスマートバリュー -1,000円 おうち割光セット -1,000円
合計 5,980円 合計 7,980円 合計 6,480円

各社共に加入と同時に割引キャンペーンが適用され、月額より1,000円割引となりますが、月額でも2年総額でもドコモが最安値となります。しかし、ドコモとauはキャンペーンの適用期間が6か月間となっています。また、加入期限が2019年9月30日までと限定されています。

ソフトバンクの1年おトク割は、適用期間が12ヶ月間で加入期限は今のところ設定されていませんので、2019年9月30日を過ぎた場合、ドコモとソフトバンクの2年総額が同額となります。

小容量プランだとキャリアによって割引の差額があった固定通信回線とのセット割ですが、大容量プランでは3社共に月額1,000円の割引となっています。次に家族割ですが、ソフトバンクは小容量プランだと割引適用外となっていましたが、大容量プランは適用内となっています。それでは、上記の比較にさらに家族割引を含めた物を見てみましょう。

キャンペーン・固定通信回線セット割引・家族割引適用時

ドコモ au ソフトバンク
ギガホ 6,980円 auデータ
MAXプラン
8,980円 通話基本プラン
(2年契約)
1,500円
ウルトラ
ギガモンスター+
5,980円
ギガホ割
(6か月間)
-1,000円 auデータMAXプラン
スタートキャンペーン
(6か月間)
-1,000円 1年おトク割
(12か月間)
-1,000円
ドコモ光セット割 -1,000円 auスマートバリュー -1,000円 おうち割光セット -1,000円
みんなドコモ割
(3回線利以上用時)
-1,000円 家族割プラス
(3回線利以上用時)
-1,000円 みんな家族割+
(4回線利以上用時)
-2,000円
合計 3,980円 合計 5,980円 合計 3,480円

ドコモとauは3回線以上で割引最大額に到達しますが、ソフトバンクは4回線で割引最大額となります。しかし、割引額がドコモとauよりも1,000円多く月額も3社の中で最安値となります。

また、ソフトバンクの家族割引は、3回線でも1,500円の割引を受けることが可能で、その場合はドコモと月額が同額となり、割引の適用期間の違いで2年総額ではソフトバンクのほうが安くなります。さらに、ドコモよりも月間のデータ利用上限が20GBも多く同額となるので家族回線が3回線以上ある場合は、ソフトバンクを利用したほうが良いでしょう。

それでは、最大容量プランでのポイントです。

■最大容量プランでのポイント

・割引適用なしだとドコモが最安値
・家族回線が3回線以上の場合はソフトバンクが最安値
・auは高額だがデータ無制限
・固定通信回線とのセット割は3社共に-1,000円/月

その他サービスの比較

ここまで、ベースとなるプランの比較を見てきましたが通話料金などはどうでしょうか?新プランとなってからは、各社共に通話オプションとして適用する形となりました。それでは各社の通話オプションを見ていきましょう。

通話オプション比較

キャリア名 オプション名 料金
ドコモ 5分通話無料オプション(5分国内通話無料/回) 700円
かけ放題オプション(国内通話無料) 1,700円
au 通話定額ライト(5分国内通話無料/回)
(通話定額ライトスタートキャンペーン適用時)
700円
(500円/12か月間)
通話定額(国内通話無料) 1,700円  
ソフトバンク 準定額オプション(5分国内通話無料/回) 500円
定額オプション(国内通話無料) 1,500円

最安値はソフトバンクで5分無料・国内無料共に、ドコモとauよりも200円安くなっています。auの通話定額ライトは加入すると12か月間500円で利用できるキャンペーンが適用されるので通話に関してはドコモが割高となります。また、各社共に家族グループ内での通話はオプション有無にかかわらず、国内無料となっています。

次に端末購入補助プログラムを比較していきたいと思います。

端末分離プランの義務化により月額からの割引が出来なくなり各社、端末購入補助プログラムを導入致しました。これは条件を満たせば端末代金の一部が免除されるものですが、各社、加入条件や適用条件が異なるので見ていきましょう。

端末購入補助プログラムの比較

キャリア名 プログラム名 加入条件 適用条件 プログラム料 免除額
ドコモ スマホおかえし
プログラム
36回分割での購入 端末の返却 0円 最大12回分
au アップグレード
プログラムEX
48回分割での購入 機種変更
端末の返却
390円/月 最大24回分
ソフトバンク 半額サポート 48回分割での購入 機種変更
端末の返却
0円 最大24回分

免除額はauとソフトバンクが48回分割の内、24回分が免除され端末代金の半額が免除となりますが、auはプログラム料として月額390円を必要とします。

ドコモは36回分割の内、12回分が免除され端末代金の三分の一が免除とau・ソフトバンクよりも免除額が少なくなっていますが、適用条件が端末の返却だけで良いので端末を返却して他社に乗り換えることが可能となっています。

auとソフトバンクは、機種変更が条件となるのでキャリア内での継続利用が必須となっています。

それではiPhoneXSで比較してみましょう。

iPhoneXSを端末購入補助プラグラムで購入した場合の比較

キャリア名 ドコモ au ソフトバンク
プログラム名 スマホおかえしプログラム アップグレードプログラムEX 半額サポート
iPhoneXS(64GB)の価格 128,304円 128,640円 136,800円
分割回数 36回 48回 48回
月々の支払 3,564円 2,680円 2,850円
プログラム料 0円 390円/月 0円
免除額(最大) 42,768円 64,320円 68,400円
支払総額 85,536円 73,680円 68,400円

ドコモは36回分割の12回分免除なので月々の支払や支払総額が一番高くなっています。月々の端末代金はauが最安値となりますが、プログラム料を必要とするので支払総額がソフトバンクよりも高くなっています。機種代金が一番高額なソフトバンクですが支払総額としては3社の中で最も安くなります。

選ぶ端末にによってはドコモも支払総額が他社とあまり変わらないものがあったり、各社キャンペーンなども開催してる場合もあるので変更前にはしっかり確認したほうが良さそうです。

それでは、その他サービスでのポイントをまとめておきます。

■その他サービスでのポイント

・通話オプションはソフトバンクが最安値
・2年ごとに乗り換える方はドコモで利用するほうがお得
・機種変更前提の方はソフトバンクが最安値
・auはプログラム利用料金が月々かかる

まとめと結論

各社、一長一短ありますがここまで比較してきたことで、分かったことを簡単にまとめてみました。

重要ポイント

・1GB未満帯はドコモ・auが最安値
・1GB未満帯でも個人利用+固定通信回線の利用であればソフトバンクが最安値
・段階定額制で利用するのであればドコモが総合的にお得
・月々5GB以上7GB未満であればauフラットプラン7プラスが最安値
・大容量プランはソフトバンクが最安値

月間のデータ利容量や適用できる割引などによって、どのキャリアが最安値か変わってくるので、自身の使い方や割引など確認し利用するキャリアを選びましょう。

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