大手キャリアのiPhoneユーザーなら覚えておきたいオンラインで可能な手続き

大手キャリアのiPhoneユーザーなら覚えておきたいオンラインで可能な手続き

2021年1月7日、首都圏において2回目となる緊急事態宣言が発出されました。不要不急の外出自粛が求められる中、大手通信キャリアにおいても一層の感染防止対策が呼びかけられています。中でも、ショップにおける三密を防ぐうえで有効なのがオンラインによる各種手続き。しかし、そもそもオンラインで可能な手続きには何があるのか分からないという方も多いことでしょう。

そこで今回は、大手キャリアにおいてオンラインで可能な手続きと、キャリアごとの違いについても詳しく解説します。

オンライン窓口の種類

そもそもオンライン窓口には大きく分けて「オンラインショップ」と「会員サービスサイト」の2種類があり、それぞれ役割が異なります。どのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

オンライン窓口の種類

オンラインショップとは

オンラインショップとは、その名の通りスマートフォンの端末や周辺機器、アクセサリーなどを販売しているサイトのことを指します。端末の購入と同時にさまざまな手続きを行う場合に利用するサイトで、一連の手続きが完了し売買が成立すれば宅配便などによって端末が自宅に届くという仕組みです。

ちなみに、キャリアによっては受け取り場所を自宅以外に指定することも可能で、手続きのみをオンラインショップで行い、商品の受け取りは最寄りのショップに依頼することも可能です。

会員サービスサイト

会員サービスサイトとは、たとえばドコモの場合は「My docomo」、auは「My au」、ソフトバンクの場合は「My SoftBank」などの名称で提供されています。電話番号や会員専用のIDなど個別のアカウントでログインした後、料金プランやオプションサービス、住所変更などの手続きを行います。

オンラインショップとの大きな違いは、端末などの購入を伴うか否か、という点です。たとえば機種変更と同時にプラン変更やオプション変更をしたい場合はオンラインショップで対応できますが、端末はそのままで契約内容を変更したい場合には、オンラインショップではなく会員サービスサイトで手続きを行う必要があります。

オンラインショップで可能な手続き

ここからは、オンライン窓口で可能な手続きの種類を紹介しましょう。まずはオンラインショップで可能な手続きについてですが、これは大手3キャリア共通で「新規契約・MNP乗り換え」および「機種変更」となっています。

また、オンラインショップではスマートフォンの本体端末のみを購入することはできず、あくまでも以下のいずれかの手続きを同時に行うことが条件となります。

オンラインショップで可能な手続き

新規契約・MNP乗り換え

端末の購入とともに新たに電話番号を取得する「新規契約」、現在他キャリアで利用している電話番号をそのまま引き継ぐ「MNP乗り換え」は、いずれもオンラインショップでの手続きが可能です。

ただし、機種変更と異なり新規契約およびMNP乗り換えの際には本人確認書類の提出が法律によって義務付けられています。オンラインショップでの契約時には運転免許証などの本人確認書類のコピーを郵送・FAX、または画像を撮影しアップロードする必要があります。ちなみに、郵送やFAXに比べて画像アップロードのほうが迅速な手続きが可能です。

機種変更

現在契約中のキャリアはそのまま、電話番号も変えることなく端末を買い換えるのが機種変更です。オンラインショップでの契約時は電話番号や会員ID・パスワードでログインし、現在の契約内容を確認したうえで必要に応じて料金プランやオプション変更などを行います。

会員サービスサイトで可能な手続き(大手キャリア共通)

次に、会員サービスサイトで可能な手続きの種類を紹介します。以下で紹介する手続きは、いずれも大手キャリア共通で可能なものです。

会員サービスサイトで可能な手続き

料金プラン変更

基本料金プランや割引サービスの変更などを行います。キャリアや申込内容によって、翌月から適用となるものや即日適用となるものまで条件は異なるため、事前に確認しておきましょう。

オプションサービスの追加・変更・解除

電話機能に関するオプションや保証サービスなどの追加や変更、解除を行います。特に保証サービスは解除してしまうと次回の機種変更時まで加入できないなど、さまざまな制約があるため注意が必要です。

請求料金の確認

毎月の料金総額や内訳、支払状況などを確認できます。また、端末を分割で支払っている場合、支払残回数や残債総額なども確認できます。

住所変更

引っ越しなどで住所が変わった場合、住所変更の手続きが可能です。特にオンラインショップで機種変更をする際、誤って以前の住所に送付することがないよう、新住所への変更手続きは忘れないようにしましょう。

SIMロック解除

以前使用していた端末を他のキャリアで利用する場合、SIMロックの解除手続きが必要になります。

MNP予約番号発行

現在利用しているキャリアから電話番号はそのままで他社に乗り換える場合、MNP予約番号を発行のうえ乗り換え手続きを行う必要があります。

会員サービスサイトでできる手続き
  1. 料金プラン変更
  2. オプションサービスの追加・変更・解除
  3. 請求料金の確認
  4. 住所変更
  5. SIMロック解除
  6. MNP予約番号発行

キャリアによって対応が異なる手続き

次に、キャリアによってオンラインでの対応可否が異なる手続きについて紹介します。

キャリアによって対応が異なる手続き

端末の修理

回線契約のある端末を修理する場合、ドコモ・ソフトバンクはオンラインでの手続きが可能ですが、auはショップへの来店が必要になります。ただし、iPhoneに限りAppleの修理サービスをオンライン上で手続き可能です。

ちなみに、回線契約のない端末の修理を依頼する場合には、キャリアを問わずショップへの来店が必須となります。

支払い方法変更

ドコモの契約において支払い方法をクレジットカードへ変更する場合、ショップへの来店または申込書郵送による手続きが必要です。ただし、ドコモが発行している「dカード」に限り、一定の条件を満たしている場合はオンライン上での手続きも可能です。

大手キャリア共通でショップに来店しなければできない手続き

最後に、大手キャリア共通でショップに来店しなければ対応できない手続きについて紹介します。

大手キャリア共通でショップに来店しなければできない手続き

回線の解約

回線の解約はショップへの来店が必須となります。ここで言う「解約」とは、電話番号を使用できなくする純粋な解約であり、電話番号をそのまま他社で利用する「MNP乗り換え」は先に紹介したようにオンラインでも手続き可能です。

回線の名義変更

たとえば保護者の名義で使用していた回線を、子ども本人の名義に変更する場合には名義変更という手続きが必要になり、これはショップへの来店が必須となります。変更前・後の契約者の本人確認書類や支払い口座情報、クレジットカードなども準備しておきましょう。

契約者の氏名変更

結婚などで氏名が変更になった場合も、名義変更と同様に本人確認書類をもってショップへ来店する必要があります。

純正の周辺機器およびオプション品の修理

純正の充電器やケーブル、その他さまざまな周辺機器・オプション品などが破損し修理・交換を依頼する場合には、ショップへの来店が必須になります。

料金収納

何らかの理由によって毎月の料金が引き落としできなかった場合には、料金を窓口で支払うことになります。料金収納はオンラインでは対応できませんが、ショップ以外にもコンビニや金融機関でも対応可能です。

来店の必要がある手続き
  1. 回線の解約
  2. 回線の名義変更
  3. 契約者の氏名変更
  4. 純正の周辺機器およびオプション品の修理
  5. 料金収納

三密を防ぐためにオンラインでの手続きを積極的に活用しよう

三密を防ぐためにオンラインでの手続きを積極的に活用しよう

今回紹介してきたように、新規や機種変更をはじめとしてオンラインで対応可能な手続きは多数存在します。これまでは「分からないことがあったら、とりあえずショップに行ってみる」という方も多かったと思いますが、感染症の拡大を防ぐためにも積極的にオンラインでの手続きを活用してみましょう。

自分自身でさまざまな手続きを行うことによって、現在の契約状況を正確に把握でき、料金プランの見直しにもつながるはずです。

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