iPhoneの背面ガラスは修理できる?割れたまま放置するリスクと修理方法を解説

iPhoneの背面ガラスが割れても、画面表示やタッチ操作に問題がなければ、そのまま使えてしまうことがあります。
しかし、背面ガラスのひび割れを放置すると、ガラス片によるケガや水・ホコリの侵入、破損範囲の拡大につながる可能性があります。ケースで隠せるからといって、そのまま使い続けるのはおすすめできません。
この記事では、iPhoneの背面ガラスが割れたときのリスクや修理方法、Appleと街の修理店の違い、修理前に確認しておきたいポイントを解説します。
目次
iPhoneの背面ガラスは修理できる?

iPhoneの背面ガラスが割れた場合は修理できます。ただし、修理方法や交換する部品はiPhoneのモデル、破損状態、依頼する修理事業者によって異なります。
Appleでも背面ガラスを交換できるモデルがあり、近年のiPhoneでは背面ガラスを交換可能な構造を採用したモデルも増えています。
一方、街の修理店では背面ガラス部分のみを交換する場合や、背面側の筐体を含めて交換する場合など、店舗によって修理方法が異なります。
そのため、「背面ガラスが割れたら必ず本体交換になる」とは限りません。まずは使用しているiPhoneのモデルと破損状態を確認し、Appleまたは修理店へ相談しましょう。
iPhoneはいつから背面がガラスになった?

iPhoneでガラス製の背面が採用されたのは、2017年に発売されたiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xからです。
iPhone 7シリーズまでは背面にアルミニウムが使用されていましたが、iPhone 8シリーズ以降はワイヤレス充電への対応などに伴い、ガラス製の背面が採用されるようになりました。
現在のiPhoneでも背面にはガラス系素材が使用されているため、強い衝撃が加われば背面が割れる可能性があります。
背面ガラス割れを放置するリスク

背面ガラスが割れていても、ディスプレイやタッチ操作に異常がなければiPhone自体は使用できる場合があります。
ただし、割れた状態のまま使い続けると別のトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
ガラス片でケガをする可能性がある
背面ガラスが細かく割れると、破片が指に刺さったり、ポケットやバッグの中に落ちたりすることがあります。
特に背面を直接触ったりケースを取り外したりするときは注意が必要です。小さな子どもやペットがいる家庭では、落下したガラス片によるケガにも気をつけましょう。
ケースを装着して割れた部分を覆う方法は応急処置にはなりますが、破損そのものが直るわけではありません。
水やホコリが内部へ侵入する可能性がある
iPhoneにはモデルごとに耐水・防塵性能が備わっていますが、背面ガラスが割れて本体に隙間が生じると、本来の性能を維持できない可能性があります。
ひび割れた部分から水分やホコリが内部へ侵入すると、基板やバッテリー、カメラなどの部品へ影響するおそれがあります。
背面ガラスが割れた状態では、正常な状態と同じ耐水性能を期待しない方が安全です。
ひび割れが広がる可能性がある
最初は小さなひび割れでも、その後の落下や圧力によって破損範囲が広がることがあります。
カメラ周辺までひびが広がったり、ガラスが剥がれ落ちたりすることも考えられるため、「少しだけだから大丈夫」と放置するのはおすすめできません。
MagSafeやワイヤレス充電に影響する可能性がある
背面側にはMagSafeやワイヤレス充電に関係する部品があります。
背面ガラスが割れただけで必ず充電できなくなるわけではありませんが、破損が大きい場合や本体自体が変形している場合には、ワイヤレス充電などに影響する可能性があります。
充電できない、充電が途切れる、異常に発熱するなどの症状がある場合は使用を中止し、修理を検討しましょう。
背面ガラスが割れたらまず何をする?
背面ガラスが割れたら、破片でケガをしないように注意しながら破損状態を確認します。
すぐに修理できない場合はケースを装着して割れた部分を覆う方法もありますが、あくまで応急処置です。水濡れや新たな落下にも十分注意してください。
また、修理へ出す前にはiPhoneのバックアップを作成しておくことが重要です。
Appleも修理に出す前の準備としてバックアップを案内しています。修理内容によってはデータが消去される可能性があるため、iCloudやパソコンを利用して大切なデータを保存しておきましょう。
iPhoneの背面ガラスを修理できる場所
iPhoneの背面ガラス修理は、AppleやApple正規サービスプロバイダのほか、Appleの独立系修理プロバイダや一般の修理店などへ相談できます。
それぞれ使用する部品や修理方法、料金、保証内容が異なるため、違いを確認してから依頼先を決めましょう。
Apple・Apple正規サービスプロバイダ
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは、Apple純正部品を使用し、Appleが定めた手順に沿って修理が行われます。
AppleCare+などの保証サービスに加入している場合は、契約内容や損傷状態に応じたサービスを利用できる場合があります。
保証対象外の場合の料金は、iPhoneのモデルや損傷状態によって異なります。以前のような固定料金表を記事内に掲載すると情報が古くなりやすいため、修理を依頼するときにApple公式サイトで最新の見積もりを確認するのがおすすめです。
Appleの独立系修理プロバイダ
Appleには「独立系修理プロバイダ」という修理プログラムもあります。
独立系修理プロバイダはApple正規サービスプロバイダとは異なりますが、保証対象外のiPhone修理についてApple純正部品や工具、診断プログラムなどを利用できる事業者です。
そのため、現在は「Apple正規サービスプロバイダ以外ではApple純正部品を使えない」と一律にはいえません。
純正部品での修理を希望する場合は、依頼する店舗がどの修理プログラムに参加しているのか確認しておきましょう。
一般のiPhone修理店
Appleの修理プログラムに参加していない一般の修理店でも、背面ガラス修理を取り扱っている場合があります。
一般の修理店では、背面ガラスのみを交換する方法や筐体ごと交換する方法など、店舗によって修理方法が異なります。
また、背面ガラス修理は画面交換やバッテリー交換に比べて対応している店舗が限られる場合があります。
修理を依頼する際は、料金だけでなく使用する部品・修理方法・修理後保証・MagSafeやワイヤレス充電の動作確認なども確認しておきましょう。
Appleで修理するとデータは消える?
AppleやApple正規サービスプロバイダへ修理を依頼したからといって、必ずiPhoneのデータが消去されるとは限りません。
ただし、修理内容によってはデータが消去される可能性があります。
そのためAppleも、修理へ出す前にバックアップを作成するよう案内しています。
「正規修理なら必ずデータが消える」のではなく、「データが消える場合に備えて事前にバックアップしておく」と考えておきましょう。
また、修理を受け付けてもらうために「探す」をオフにする必要がある場合があります。実際に修理へ出す際は、Appleまたは修理事業者から案内される準備手順を確認してください。
背面ガラスの修理料金はいくら?
iPhoneの背面ガラス修理料金は、モデルや破損状態、AppleCare+などの保証の有無、修理方法によって異なります。
一般の修理店についても、背面ガラスだけを交換するのか、筐体ごと交換するのか、どの部品を使用するのかによって料金が変わります。
そのため、単純に料金だけを比較するのではなく、「どこまで交換する料金なのか」まで確認することが大切です。
Appleで修理する場合はApple公式サイトの修理見積もりを確認し、街の修理店を利用する場合は各店舗から見積もりを取って比較するとよいでしょう。
AppleCare+に加入している場合は?
AppleCare+に加入している場合は、最初にAppleまたはApple正規サービスプロバイダへ相談するとよいでしょう。
保証対象となる損傷であれば、AppleCare+の契約内容に応じたサービス料金で修理を受けられる場合があります。
AppleCare+のサービス内容や料金は変更される可能性があるため、記事内の古い料金表ではなく、修理を申し込む時点でApple公式サイトから最新情報を確認してください。
背面ガラスを自分で修理するのはおすすめしない
背面ガラス修理は、単純に割れたガラスを剥がして新しいガラスを貼れば終わるとは限りません。
モデルによって内部構造や修理方法が異なり、作業を誤るとバッテリーやカメラ、ワイヤレス充電関連の部品などを損傷する可能性があります。
また、修理後の組み付け状態によっては耐水・防塵性能にも影響します。
iPhoneの分解や修理に慣れていない場合は、自分で修理せず専門の修理事業者へ相談することをおすすめします。
背面ガラス修理店を選ぶときのポイント
背面ガラス修理は店舗によって作業内容が異なるため、修理料金だけで決めないことが重要です。
修理前には、次のような点を確認しておきましょう。
- 背面ガラスのみを交換するのか、筐体ごと交換するのか
- 使用する部品はApple純正部品か互換部品か
- 修理後の保証があるか
- MagSafeやワイヤレス充電の動作確認を行うか
- データを残したまま修理できるか
- 修理にかかる時間はどのくらいか
同じ「背面ガラス修理」でも作業内容が違えば料金も変わります。見積もりを比較するときは、修理内容まで確認するようにしましょう。
背面ガラスを修理すると下取りできなくなる?
「Apple以外で修理したiPhoneは下取りできない」と一律に判断することはできません。
下取りや買取の可否、査定額は端末の状態や修理履歴、使用されている部品、下取り・買取事業者の査定基準などによって異なります。
iPhoneでは一部のモデルで「部品と修理の履歴」から交換された部品に関する情報を確認できます。
将来的にiPhoneを売却する予定がある場合は、修理前に使用する部品や修理履歴への表示、売却時の査定への影響について修理店へ確認しておくとよいでしょう。
iPhoneの背面ガラス割れに関するよくある質問
少しひびが入っただけなら使い続けても大丈夫?
すぐにiPhoneが使えなくなるとは限りませんが、そのまま使用することはおすすめできません。
ひび割れが広がったり、ガラス片でケガをしたり、水やホコリが内部へ侵入したりする可能性があるため、早めに修理を検討しましょう。
ケースを付ければ修理しなくても大丈夫?
ケースを装着すればガラス片へ直接触れるのを防ぎやすくなりますが、あくまで応急処置です。
ケースを装着しても背面ガラスの破損が直るわけではなく、水分などの侵入を完全に防げるわけでもありません。
Appleで背面ガラスだけ交換できる?
モデルや損傷状態によって異なります。
背面ガラスを交換できるモデルもありますが、別の部品まで損傷している場合などは修理内容が変わる可能性があります。実際の修理内容はAppleの診断や見積もりで確認してください。
Appleで修理するとデータは必ず消える?
必ず消えるとは限りません。
ただし、修理内容によってデータが消去される可能性があるため、修理前にバックアップを作成しておきましょう。
修理後は耐水性能も元通りになる?
修理方法や作業内容によって異なるため、「修理すれば新品時とまったく同じ耐水性能に戻る」とは断言できません。
修理後の耐水・防塵性能について気になる場合は、依頼する修理事業者へ事前に確認してください。
まとめ|背面ガラス割れは放置せず早めに修理しよう

iPhoneの背面ガラスが割れても、画面やタッチ操作に問題がなければ使用できる場合があります。
しかし、割れた状態を放置すると、ガラス片によるケガや水・ホコリの侵入、ひび割れの拡大などにつながる可能性があります。
修理先にはAppleやApple正規サービスプロバイダ、独立系修理プロバイダ、一般の修理店など複数の選択肢があります。
修理料金だけでなく、使用する部品、修理方法、保証内容、修理後の動作確認まで比較して、自分に合った修理先を選びましょう。


















