新型iPad Air(第5世代)登場!先代モデルとの違いを徹底比較
出典:Apple公式サイト
2022年3月9日、Appleは新型iPad Airを発表しました。5世代目となる今回のモデルは、2020年9月に発表された第4世代iPad Airから約1年半ぶりのリニューアルとなります。
しかし、見た目は従来のiPad Airとほとんど変わらず、外観だけではどこが進化したのか分かりにくいのも事実です。そこで今回は、先代のモデルにあたるiPad Air(第4世代)と比較して何が変わったのか、反対に変更が加えられなかったポイントを整理しながら解説します。
目次
新型iPad Air(第5世代)の仕様
出典:Apple公式サイト
新型iPad Airの仕様は以下の通りです。
iPad air(第5世代) | |
---|---|
容量 | 64GB 256GB |
本体サイズ | 高さ247.6mm×幅178.5mm×厚さ6.1mm |
本体重量 | Wi-Fiモデル 461gWi-Fi+Cellularモデル 462g |
ディスプレイサイズ | 10.9インチ |
チップ | M1チップ |
背面カメラ | 12MP広角カメラ |
フロントカメラ | 12MP超広角カメラ |
通信規格 | 4G LTE/5G(Wi-Fi+Cellularモデル) |
認証 | Touch ID |
価格 | Wi-Fiモデル 64GB:74,800円 256GB:92,800円Wi-Fi+Cellularモデル 64GB:92,800円 256GB:110,800円 |
カラー | スペースグレイ、ピンク、パープル、ブルー、スターライト |
本体サイズは据え置きとなり、第4世代のiPad Airと比較すると見た目は大きな変化が見られません。しかし、今回のモデルはシリーズ初となる8コアM1チップが搭載され、GPUも6コアから8コアへと大幅に進化。グラフィック性能を含む全体的な処理性能が飛躍的に向上しています。
iPad Air(第4世代)から変更されたポイント
出典:Apple公式サイト
新型iPad Airは細かい部分まで含めるといくつかの改良が加えられており、先代のiPad Air(第4世代)と比べると性能が進化しています。主にどのような変更が加えられたのか、ユーザーにとって特に重要な3つのポイントを紹介しましょう。
M1チップ搭載
仕様の紹介でも取り上げた通り、新型iPad Airはシリーズ初となるM1チップが搭載されています。先代のiPad AirではA14 Bionicチップが搭載されていたため、コア数は6でしたがM1チップへと変更されたことで8コアへと進化しました。
従来のA14 BionicチップとM1チップを比較すると処理性能には大きな差があり、特に動画編集やゲームなど高負荷のかかる作業やコンテンツを使用した際にその真価が発揮されます。また、両者のチップをベンチマークテストした結果も大きな違いが見られることから、見た目は同じように見えても中身はこれまでのiPad Airシリーズとまったくの別物といっても過言ではありません。
5G対応(Wi-Fi+Cellularモデルのみ)
Wi-Fi+Cellularモデルを選択した場合、従来の4G/LTEに加えて5Gも使用できるようになりました。すでにiPhoneシリーズやiPad Proシリーズは5G対応モデルが続々と登場していますが、iPad Airもいよいよ5Gに対応したことでさらに快適に利用できると期待されます。
なお、Wi-Fiの規格については先代のiPad Air(第4世代)と同様、Wi-Fi6(802.11 a/b/g/n/ac/ax)のまま変更はありません。
超広角12MPフロントカメラ
新型iPad Airはフロントカメラが大幅に進化しています。先代のiPad Air(第4世代)では7MPのHDカメラが搭載されていましたが、今回のモデルから超広角12MPカメラへと進化。テレワークが普及しオンライン会議にiPadを使用する機会も増えていますが、フロントに超広角の高解像度カメラを備えたことでさらに利便性が向上しました。
なお、背面カメラは12MP広角カメラのままとなっており、背面カメラよりフロントカメラのほうが高性能という特徴が見られます。
iPad Air(第4世代)からの変更がなかったポイント
出典:Apple公式サイト
さまざまな進化を遂げた新型iPad Airですが、変更されたポイントがある一方で据え置きとなった機能や仕様も少なくありません。ユーザーにとって特に重要な2つのポイントを紹介します。
本体サイズ
仕様の部分でも紹介しましたが、新型iPad Airの本体サイズは先代のiPad Air(第4世代)と同様で変更が加えられていません。本体重量はわずかに3gほど重くなっていますが、高さ、幅、厚さともに従来のiPad Airと同じであるため、本体ケースは以前と同じものを選択でき買い替える必要がありません。
Touch IDによる認証
先代のiPad Air(第4世代)はトップボタンに指紋認証センサーが内蔵されており、ロックの解除はTouch IDが採用されていましたが、今回のモデルでも引き続きTouch IDが採用されました。マスクを装着する機会が増えた現在、Face IDよりもTouch IDのほうが利便性は高く、ユーザーから支持される声も多い傾向にあります。
最新のM1チップを搭載しコストパフォーマンスの高い新型iPad Air
今回紹介してきたように、新型iPad Airの最大のポイントはなんといってもM1チップが搭載されたことにあります。従来のA14 Bionicチップも高性能で普段使いには問題ありませんが、動画編集など高負荷のかかる作業では間違いなく新型iPad Airのほうが高いパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
最新のチップを搭載しているにもかかわらず、本体価格は7万円台からと手頃であり、極めてコストパフォーマンスの高いタブレット端末といえるかもしれません。現在使用しているiPadが古くなって買い替えを考えている方はもちろん、タブレット端末を初めて購入しようと考えている方にもおすすめの1台です。
今回ご紹介したiPad air(第5世代)Wi-Fi+Cellularモデルは4Gと5G両方に対応するようになりました。では現在一体5Gの範囲はどれくらい拡大しているのでしょうか。【【2022年1月最新版】5Gエリア拡充の現状と今後の予想】では5Gの現状と今後の予想をご紹介しています。是非ご覧ください。