ドコモの新料金プランの仕組みとは?iPhone11に最適な料金プランはどれ?

ドコモの新料金プランの仕組みとは?

2019年10月から大手通信キャリアは、2年契約や違約金を改訂した料金プランを発表しました。高額な違約金がネックとなり他社への乗り換えを躊躇していた方も多いと思いますが、新料金プランへの改訂によって乗り換えのハードルが大幅に下がりました。

今回は、新型のiPhone11発売と合わせて注目を集めている新料金プランについて詳しくご紹介していきましょう。

ドコモの新料金プランはシンプルな2択へ

ドコモの新料金プランはシンプルな2択へ

NTTドコモが発表したスマートフォン向けの新料金プランは2つのプランから選択できるシンプルな体系になりました。いずれも基本料金、データ通信料金、インターネット接続基本料金がセットになっていることが大きな特徴。

データ使用量に応じてそれぞれのプランから選択でき、毎月大量のデータ通信を必要とする方には「ギガホ」、それ以外の方には「ギガライト」のプランがおすすめです。
家族でドコモを複数回線契約することにより、さらに料金の割引が可能であるほか、ドコモ光とのセット割引なども充実しています。

「ギガホ」の概要

プラン名 データ容量 月額利用料金(税別)
※2年定期契約の場合
ギガホ 30GB 6,980円

ギガホは毎月30GBまでのデータ容量で、2年契約ありの場合は月額6,980円、2年契約なしの場合は月額7,150円の定額料金となります。

併用可能な割引サービスは「ファミリー割引」のグループに応じて一定額が割引となる「みんなドコモ割」、光回線とのセット契約で割引となる「ドコモ光セット割」。みんなドコモ割を併用すると、2回線で500円の割引、3回線以上であれば1,000円の割引が適用されます。

光回線とのセット割引を併用すると、さらに毎月1,000円が割引となり、最安で月額5,980円でスマートフォンを契約することが可能になります。ちなみに1ヶ月あたりのデータ通信容量が30GBを超過した場合、通信速度は1Mbpsに制限されてしまいます。あくまでも通信速度が制限されるのみで、通信そのものが切断されることはありません。

「ギガライト」の概要

プラン名 データ容量 月額利用料金(税別)
※2年定期契約の場合
ギガライト ~7GB 5,980円
~5GB 4,980円
~3GB 3,980円
~1GB 2,980円

ギガライトは毎月1GBから7GBまでの通信容量に応じて料金がステップアップしていくタイプのプランです。

2年契約を選択した場合、毎月1GBまでのステップ1で月額2,980円、3GBまでのステップ2で3,980円、5GBまでのステップ3で4,980円、7GBまでのステップ4で5,980円となります。ちなみに2年契約を選択しなかった場合は、それぞれの料金に170円が加算される仕組みです。

ギガライトで併用可能な割引サービスは、ギガホと同様に「みんなドコモ割」と「ドコモ光セット割」の2つ。みんなドコモ割を選択すると、2回線の場合は500円、3回線以上の場合は1,000円が月額料金から割引となります。ドコモ光セット割も同様に、毎月の料金から1,000円が割引となります。

ギガライト契約時に1ヶ月あたりのデータ容量が7GBを超過した場合、通信速度は128kbpsに制限されます。ギガホの場合は1Mbpsであるため、より厳しい制限といえるでしょう。

2年契約の違約金について

2年契約の違約金

これまで2年単位での継続利用を前提とした料金プランは、更新月以外に解約した場合に違約金として9,500円が請求されていました。しかし、2019年10月からは1,000円の違約金へ変更されることになります。

2年契約を前提としない料金が下がったとはいえ、毎月170円の差が生じることから、長期で利用する前提であればこれまで通り2年契約としての契約がおすすめといえるでしょう。

「dカードお支払い割」がスタート

今回の料金プラン改訂に合わせて、ドコモでは新たに「dカードお支払い割」という割引サービスも開始されました。これはドコモが発行するクレジットカードである「dカード」で毎月の携帯電話料金を支払うことにより、2年契約ではない料金プランを契約したとしても2年契約時と同一料金となります。

また、dカードお支払い割適用者はクレジットカードのポイントが4%上乗せとなり、合計5%の還元が行われることとなります。dポイントはコンビニやドラッグストアなど、日常的に買い物をするお店でも対象店舗が増えてきているため利用用途は幅広いです。2020年3月末までの期間限定施策ではありますが、還元率は大きいためスマートフォンの契約と同時にdカードへの申込みもおすすめです。

ドコモの新料金プランはどんなユーザーにおすすめ?

ドコモの新料金プランはどんなユーザーにおすすめ?

シンプルな2択となり、料金プラン選びに頭を悩ませる必要がなくなったドコモの料金。具体的にどのようなユーザーにおすすめなのでしょうか。いくつか考えられるパターンごとに、どちらの料金が適しているかを解説していきます。

「ギガホ」がおすすめのユーザー

まずは1ヶ月あたり30GBの「ギガホ」が適しているユーザーの事例を挙げてみましょう。

スマホのヘビーユーザー

SNSや動画、ゲームなどを日常的に使用し、大容量のデータ通信を必要とする方には「ギガホ」がおすすめです。学校や職場、通勤・通学中でもインターネットを活用している方には、ギガライトの容量では不足する可能性が高いです。

しかし、かといって月間30GBという容量でも不足する可能性はゼロではありません。自宅にインターネット回線がなく、常にモバイル通信でインターネットを接続しているような場合はあっという間に30GBへ到達してしまいます。

そのため、自宅にインターネット回線がない場合は「ドコモ光」のような固定回線の契約も併せて検討してみる必要があるでしょう。

テザリングを使用するユーザー

出張や旅行に出かける頻度が多く、外出先でパソコンやタブレットをテザリングで接続するユーザーも少なくありません。そのような方にはデータ容量に余裕のあるギガホがおすすめです。

スマホ向けのWEBページとパソコン向けのWEBページではデータ容量にも差があり、スマホと同じ感覚でパソコンでインターネットを使用していると、あっという間にデータ量の上限に達してしまう可能性もあるため注意が必要です。

「ギガライト」がおすすめのユーザー

次に、月間1GB~7GBまでのデータ量が上限となるギガライトがおすすめのユーザーの事例を紹介していきましょう。

チャットなど連絡用としての用途がメインのユーザー

LINEやメールなど、家族や友人との連絡用としてスマホを持つ方にはギガライトがおすすめです。WEBページの閲覧やSNS、動画などにほとんど使用することがなければ、月間のデータ量も必要最低限のプランで済みます。場合によっては1GB、2GBといったケースも考えられるため、通信費を節約する意味でも無駄のないギガライトがおすすめといえるでしょう。

ただし、一点注意しなければならないのは、万が一7GBを超過してしまった場合、128kbpsに速度が制限されてしまう点です。128kbpsという通信速度は一般的なWEBページを表示させるだけでも数十秒、数分かかることもあるため、実質的にインターネットの使用が制限されてしまいます。

万が一出張先や旅行先で速度制限の対象になってしまうと、本当に必要なときにインターネットが利用できないといったことも考えられるため注意が必要です。

自宅内での利用がメインのユーザー

すでに自宅にインターネット回線があり、なおかつ外出先ではほとんど使用せず、自宅内での利用がメインの方であればギガライトがおすすめです。

WiFiでの接続であればデータ量を消費することもなく、最小限のデータ通信でインターネットを楽しむことができます。子育てや介護、在宅での仕事がメインの方にとっては、ギガライトが最適な料金プランといえるのではないでしょうか。

「iPhone11」シリーズにはどの料金プランがおすすめ?

2019年9月に発売された新型の「iPhone11」シリーズ。カメラの性能が飛躍的に向上し、より高性能となったiPhoneですが、他社からの乗り換えや機種変更を機会に料金プランを見直したいという方も多いことでしょう。

結論から言えば、iPhone11シリーズには「ギガホ」の選択がおすすめです。
iPhone11はカメラ性能が進化し、一眼レフにも勝るほどの高性能な写真を撮影することが可能になりました。必然的に外に出てさまざまな写真を撮影したいと考える人も多いことでしょう。

iPhoneで撮影された写真はiCloudで共有されるほか、SNSに投稿して楽しむケースも多いものです。このような使い方をしていると、実はあっという間にデータ通信容量が消費され、知らないうちに上限に達していたということもあります。

それまでインターネットのライトユーザーであった人も、新型iPhoneの購入を機会に積極的にSNSを活用することが増えることも予想されます。もちろん、月単位で料金プランを変更することもでき、最初はギガライトで様子を見ることも可能ですが、利用状況を細かくチェックしたうえでギガホへの変更も視野に入れてみると良いでしょう。

ドコモの新料金プランで携帯電話料金は安くなる?

ドコモの新料金プランで携帯電話料金は安くなる?

今回発表されたドコモの新料金プランは、シンプルな2択となり分かりやすくなったことは確かです。しかし、携帯電話料金そのものの値下げにつながるかといえば、必ずしも安くなるとは言えないのが現状です。

一方で、家族で複数回線のドコモを契約していたり、光の固定回線を利用している場合は大幅な値引きも可能なため、まとめて検討してみるのも良い方法といえるでしょう。ちなみに、家族回線をまとめて契約したり光の固定回線とセットにすることによって、請求先も一括にまとめられるメリットもあります。

iPhone11シリーズの発表にともなって大手通信各社から新料金プランの発表がされましたが、それぞれの用途や利用状況に応じて最適な料金プランを検討してみましょう。

 

■一緒に読んで欲しい記事

同じカテゴリー内の記事

Apple、Mac、Macintosh、macOS、Safari、iPhone、iOSの商標およびそのロゴは、「Apple Inc.」の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※iPhone商標は「アイホン株式会社」の登録商標または商標です。 ※iOS商標は「Cisco Systems, Inc.」の登録商標または商標です。
ページ上部へ戻る