iPad修理の壁は「高そう・面倒」、宅配修理なら8割が前向きに【男女400人にアンケート調査】

近年、仕事や学習、家庭内利用まで幅広く活用されているiPad。一方で、長期間使用する中で不具合やトラブルを感じているユーザーも少なくありません。
そこで今回、事前アンケートでiPadを現在利用していると回答した全国の男女400名を対象に、「iPadに関するアンケート調査」を実施しました。
本調査では、iPad利用中に感じた不具合の内容、不具合発生時の対応、修理を先送りにした理由、そして「宅配修理サービス」に対する意識について調査し、iPadユーザーのリアルな行動実態と心理を明らかにしています。
- 調査名:iPadに関するアンケート調査
- 調査手法:インターネットアンケート
- 調査期間:2025年12月15日~12月23日
- 調査対象:事前アンケートで現在iPadを利用していると回答した全国の男女
- 有効回答数:400件
目次
iPadの不具合、最多は「バッテリーの持ちが悪くなった」

まず、iPadを使用していて「困ったと感じたこと」について尋ねたところ、最も多かったのは「バッテリーの持ちが悪くなった」(50.0%)でした。
半数の利用者がバッテリー性能の低下を実感しており、長期間使用する中で避けられない“経年劣化”が、iPad利用における最大のストレス要因となっていることが分かります。
次いで多かったのは、「画面割れ・ガラス破損」(22.5%)、「動作が重い・フリーズする」(21.0%)といった回答でした。
日常的に持ち運ぶ機会が多いiPadでは、落下などによる物理的なトラブルに加え、アプリの増加やOS更新に伴う動作の不安定さも、不満につながりやすいポイントであることがうかがえます。
さらに、「充電できない・電源が入らない」(15.5%)といった、使用そのものに支障をきたす深刻な不具合を経験している人も一定数存在しており、突然のトラブルに戸惑うケースも少なくないことが分かります。
- 画面割れ・ガラス破損:22.5%
- バッテリーの持ちが悪くなった:50.0%
- 充電できない・電源が入らない:15.5%
- 動作が重い・フリーズする:21.0%
- 水濡れ・水没:3.5%
- その他:1.0%
- 特にない:30.5%
一方で、「特にない」と回答した人も30.5%存在しており、不具合を感じずに利用できている層が一定数いることも確認されました。
また、その他の回答では、「音量ボタンの接触が悪い」「表面が剥がれてきた」「ストレージ不足」「Androidスマートフォンとの操作性の違いに戸惑う」といった声も寄せられました。
これらの回答からは、バッテリーや画面といった分かりやすい不具合に限らず、経年劣化や使用環境、個々の利用スタイルに起因する細かなストレスが、日常的に蓄積されている実態が浮かび上がります。
iPadは生活や仕事に密着したデバイスであるからこそ、小さな不具合や違和感であっても、「困ったこと」として強く認識されやすい存在であることが、今回の調査から明らかになりました。
不具合が起きても「すぐ修理」は少数派

iPadに不具合が起きた際に、実際にどのような行動を取ったかについて尋ねたところ、「修理に出した」と回答した人は19.8%にとどまりました。不具合を感じても、5人に1人程度しかすぐに修理という選択をしていない実態が明らかになっています。
一方で、「修理を検討したが出さなかった」(36.0%)、「壊れたまま使い続けた」(21.6%)を合わせると、不具合が発生しても修理を見送っている人は半数以上にのぼります。
不調を感じながらも、「まだ使えるから」「致命的ではないから」といった理由で、対応を先送りにしているケースが多いと考えられます。
- 修理に出した:19.8%
- 修理を検討したが出さなかった:36.0%
- 壊れたまま使い続けた:21.6%
- 買い替えた:18.7%
- そのまま使わなくなった:4.0%
また、「買い替えた」と回答した人も18.7%存在しており、修理ではなく新品購入を選択する層が一定数いることも分かりました。修理費用や修理にかかる手間を考慮した結果、「直すよりも買い替えた方が早い・安心」と判断している可能性も考えられます。
一方で、「そのまま使わなくなった」と回答した人は4.0%と少数派ではあるものの、不具合をきっかけにiPadの利用自体をやめてしまうケースも一定数存在していることがうかがえます。
これらの結果から、iPadは「不具合が出たらすぐに修理する端末」というよりも、多少の不具合があっても使い続けたり、判断を先送りにされたりしやすいデバイスであることが明らかになりました。
修理・買い替え・継続使用の判断が分かれる背景には、費用や手間、利用頻度といった要素が複雑に絡み合っていると考えられます。
修理を先送りする最大の理由は「費用」と「手間」

iPadをすぐに修理しなかった理由について尋ねたところ、最も多かったのは「修理費用が高そうだった」(36.8%)という回答でした。
実際に見積もりを取ったわけではなく、「高額になりそう」「想定以上に費用がかかるのではないか」といったイメージが、修理をためらう大きな要因になっていることがうかがえます。
次いで多かったのは、「修理に出すのが面倒だった」(30.9%)、「店舗に持って行く時間がなかった」(16.6%)でした。
これらの結果から、金額面だけでなく、店舗へ足を運ぶ手間や時間的な制約が、修理行動のハードルになっている実態が明らかになっています。
- 当日使えなくても困らなかった:8.5%
- 修理に出すのが面倒だった:30.9%
- 店舗に持って行く時間がなかった:16.6%
- 修理費用が高そうだった:36.8%
- なんとなく後回しにしてしまった:7.2%
また、「当日使えなくても困らなかった」(8.5%)や「なんとなく後回しにしてしまった」(7.2%)といった回答からは、iPadが“今すぐ直さなければならない必需品”という位置づけではなく、多少の不具合であれば様子見が許容されやすいデバイスであることも見て取れます。
これらの結果を総合すると、修理を見送る背景には、「修理そのものへの不満」よりも、「費用が読めない不安」や「手間・時間に対する心理的負担」が大きく影響していると言えるでしょう。
修理に踏み切れない理由は一つではなく、「高そう」「面倒そう」「時間がない」といった複数の要因が重なり合い、結果として修理が後回しにされている実態が、今回の調査から浮き彫りになりました。
「宅配修理」には約8割が前向き

一方で、「自宅から発送するだけで完結するiPadの宅配修理サービスがあったら利用したいか」と尋ねたところ、「ぜひ利用したい」(26.5%)と「条件が合えば利用したい」(53.5%)を合わせて、80.0%が前向きな意向を示す結果となりました。
修理に対して消極的だった層が多かった前問の結果と比べると、修理方法次第で行動意欲が大きく変わることが分かります。
- ぜひ利用したい:26.5%
- 条件が合えば利用したい:53.5%
- 利用したいと思わない:20.0%
特に、「店舗に行く必要がない」「自宅で完結する」という点が、修理に対する心理的ハードルを大きく下げていると考えられます。前問では「修理に出すのが面倒」「店舗に持って行く時間がない」といった理由が多く挙げられていましたが、宅配修理という選択肢は、まさにこうした不満を直接的に解消する手段と言えるでしょう。
また、「条件が合えば利用したい」と回答した人が半数を超えていることから、料金の明確さ、修理内容の分かりやすさ、データの取り扱い、安全性などがクリアされれば、実際の利用に踏み切る層が非常に多いことも示唆されています。
iPad修理においては、「修理が必要かどうか」よりも先に、「どれだけ手軽に、安心して依頼できるか」が重要視されている傾向があり、宅配修理のような“移動不要・時間を取られない”仕組みは、今後さらにニーズが高まっていく可能性があると言えるでしょう。
宅配修理の魅力は「手軽さ」、不安は「データと日数」

続いて、宅配修理について「良いと感じた点」や「気になる点」を尋ねたところ、良い点として最も多かったのは「店舗に行かなくていいのが楽」(44.0%)という回答でした。
修理のために時間を作って店舗へ足を運ぶ必要がない点が、宅配修理の最大のメリットとして強く支持されていることが分かります。
次いで、「自分のペースで発送できる」(32.0%)、「当日修理でなくても問題ない」(20.8%)、「修理中にiPadが使えなくても困らない」(19.3%)と続いており、“急がなくてもよい”“生活リズムを崩さずに対応できる”点が評価されている様子がうかがえます。
- 店舗に行かなくていいのが楽:44.0%
- 自分のペースで発送できる:32.0%
- 当日修理でなくても問題ない:20.8%
- 修理中にiPadが使えなくても困らない:19.3%
- 修理の流れが分かりやすそう:8.8%
- データが消えないか不安:19.0%
- 配送中の破損が心配:11.8%
- 修理にどれくらい日数がかかるか分からない:19.0%
- その他:0.3%
- 特に不満はない:15.3%
一方で、不安要素としては「データが消えないか不安」「修理にどれくらい日数がかかるか分からない」がともに19.0%と、一定の割合を占めました。
宅配という非対面の修理方法だからこそ、データの安全性や修理期間の見通しが見えにくい点が、利用をためらう要因になっていると考えられます。
また、「配送中の破損が心配」(11.8%)という声もあり、精密機器であるiPadを発送すること自体に不安を感じる人も少なくありません。
その他の回答では、「実物を見てから見積もりよりも高額な修理費を請求されそう」といった声も見られました。
こういった意見からは、料金の透明性や修理工程の分かりやすい説明が、宅配修理を安心して利用するための重要なポイントであることが読み取れます。
今回の結果から、宅配修理は「手軽で便利」という評価を得る一方で、「データ・料金・日数」といった見えにくい部分への不安をいかに解消できるかが、今後の利用拡大の鍵になると言えるでしょう。
【まとめ】iPad修理は「面倒」が最大の壁、宅配修理がユーザーの行動を変える可能性
今回の調査を通じて、iPadユーザーの多くがバッテリー劣化や動作不良などの不具合を感じながらも、修理に踏み切れずに使い続けている実態が明らかになりました。
その背景には、「修理費用が高そう」「店舗に持ち込むのが面倒」「時間が取れない」といった、金銭面・手間の両面におけるハードルが存在しています。
一方で、自宅から発送するだけで完結する宅配修理に対しては、約8割が前向きな姿勢を示しており、「店舗に行かなくていい」「自分のペースで対応できる」「生活リズムを崩さずに済む」といった“手軽さ”が、修理への心理的ハードルを大きく下げていることが分かりました。
つまり、iPadユーザーが修理を避けている理由は「修理そのものへの拒否感」ではなく、
“負担が大きそう”“面倒そう”というイメージにあると言えます。
そのため、「自宅完結」「手続きが分かりやすい」「料金や日数が明確」といった条件が整えば、修理という選択肢を前向きに検討する層は非常に多いことが示唆されました。
iPadは仕事・学習・娯楽など、日常生活のあらゆる場面で活用される、生活に密着したデバイスです。
だからこそ、「壊れてからどうするか悩む」のではなく、「無理なく、安心して直せる選択肢が身近にあるかどうか」が、ユーザー満足度を左右する重要なポイントになっていくと考えられます。
今回の調査結果は、今後の修理サービスにおいて、利便性だけでなく、安心感・透明性をどこまで提供できるかが、利用拡大の鍵を握ることを示す内容となりました。


















