【iPhone 15シリーズの価格一覧】Appleと大手キャリアの違い・お得な買い方はどれ?
出典:Apple公式
iPhone 15シリーズが発表され、新機種が手に入るのを心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。LightningからUSB-Cへの変更など新機能が満載の今回のモデルですが、円安の影響もあり本体価格がいずれも10万円代から20万円代に達し高騰しています。
コストの面で買い替えを躊躇している方に向けて、本記事ではiPhone 15シリーズの価格一覧と、Appleストアと大手キャリアの比較、安価に買い替えるための方法やポイントも紹介します。
目次
iPhone 15シリーズの本体価格~Appleストア~
Appleの直営店であるAppleストア、またはAppleオンラインストアではSIMフリーのiPhoneが販売されます。
大手キャリアのような割引プログラムはありませんが、本体価格はもっとも安価で、キャリアと比較して1~2割ほど安く手に入れられます。
従来は大手キャリアのように金利手数料無料で購入できる分割支払い方法がありませんでしたが、現在では「paidy」に対応しており、36回に分けて金利なしで支払うことができます。
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | – |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | – | – | 234,800円 | 249,800円 |
参照元:Apple
iPhone 15シリーズの本体価格~大手キャリア~
大手キャリアの本体価格は、Appleストアに比べると割高に設定されています。キャリアによっても価格設定は異なるため、それぞれの価格を一覧にして紹介します。
なお、大手キャリアでは48回払いで契約した後、3年目に突入するタイミングに旧端末を返却し新機種へ買い替えることで、一定額の割引を受けられるプログラムを提供しています。
そこで、以下では通常価格に加え、割引プログラムを適用し2年後に新機種へ買い替えた場合を想定した実質価格を記載します。
NTTドコモ
NTTドコモでは、「いつでもカエドキプログラム」という名称で割引プログラムを提供しています。以下の価格は48回払いで契約後、23ヶ月目に端末を返却した場合の実質価格であり、iPhone 15 128GBの場合は1カ月あたりの分割支払金が毎月3,285円となります。
通常価格、割引プログラム適用後の価格はいずれも大手キャリアのなかでは割高といえ、最上位モデルのiPhone 15 Pro Max 1TBに至っては通常価格が30万円を超えます。
ちなみに、「いつでもカエドキプログラム」はドコモの回線契約がない人でも利用でき、本体のみを以下の条件で購入することも可能です。
通常価格
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 149,490円 | 168,740円 | 192,060円 | – |
256GB | 172,040円 | 190,080円 | 218,790円 | 236,940円 |
512GB | 212,300円 | 230,890円 | 255,090円 | 273,680円 |
1TB | – | – | 291,830円 | 305,910円 |
参照元:NTTドコモ
いつでもカエドキプログラム
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 75,570円 | 85,580円 | 97,020円 | – |
256GB | 86,240円 | 96,360円 | 110,550円 | 119,460円 |
512GB | 106,700円 | 116,050円 | 128,370円 | 137,720円 |
1TB | – | – | 146,630円 | 154,110円 |
参照元:NTTドコモ
au
auの場合は「スマホトクするプログラム」という名称で割引プログラムを提供しています。
オンラインショップから購入した場合、MNPで22,000円、新規で11,000円、機種変更で5,500円の割引が適用されます。他社からの乗り換えで、25ヶ月目に端末を返却するのを条件とした場合は以下の実質価格で購入でき、iPhone 15 128GBの分割支払金は毎月2,163円となります。
新規の場合は2,641円、機種変更でも2,880円となっており、3,000円以下の分割金で購入できるため負担は少ないでしょう。
通常価格
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 145,640円 | 163,490円 | 185,860円 | – |
256GB | 166,780円 | 184,850円 | 211,930円 | 230,360円 |
512GB | 206,930円 | 225,360円 | 248,560円 | 267,100円 |
1TB | – | – | 285,420円 | 303,850円 |
参照元:au
スマホトクするプログラム(MNPの場合)
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 49,760円 | 58,730円 | 72,645円 | – |
256GB | 60,570円 | 69,770円 | 85,870円 | 95,300円 |
512GB | 80,925円 | 90,355円 | 104,500円 | 114,045円 |
1TB | – | – | 123,360円 | 132,790円 |
参照元:au
ソフトバンク
ソフトバンクは「新トクするサポート」という名称で割引プログラムを提供しています。
特にユーザー数の多い三大キャリアのなかでは通常価格がもっとも安く、ドコモと比較すると4,000円から12,000以上の差があります。一方、「新トクするサポート」に加えて「オンライン限定web割」を適用すれば以下の価格で購入できます。
ソフトバンクの場合はauのようにMNPや新規、機種変更で割引額の差はなく、いずれの契約種別においても以下の価格が適用されます。iPhone15 128GBの場合は毎月2,194円の分割支払金となります。
大手三キャリアで比較してみると、新規・機種変更でもっとも安く購入できるのはソフトバンクとなっています。
通常価格
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 145,440円 | 163,440円 | 185,760円 | – |
256GB | 166,320円 | 184,320円 | 211,680円 | 229,680円 |
512GB | 206,640円 | 224,640円 | 248,400円 | 266,400円 |
1TB | – | – | 285,120円 | 293,040円 |
参照元:ソフトバンク
新トクするサポート
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 52,656円 | 62,016円 | 74,136円 | – |
256GB | 63,936円 | 73,536円 | 87,216円 | 98,856円 |
512GB | 85,176円 | 95,016円 | 108,696円 | 118,416円 |
1TB | – | – | 128,376円 | 133,056円 |
参照元:ソフトバンク
楽天モバイル
楽天モバイルの特徴は通常価格が大手キャリアのなかでもっとも安く、iPhone 15 128GBは140,800円で購入できます。
「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では高額のポイントバックがあるので、諸条件をクリアできる方はさらにお得になります。ポイントバックの利用ができる場合には楽天モバイルが有力な選択肢として挙げられるでしょう。
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 140,800円 | 148,800円 | 179,800円 | – |
256GB | 161,800円 | 164,800円 | 205,800円 | 224,800円 |
512GB | 199,800円 | 197,800円 | 240,900円 | 260,800円 |
1TB | – | – | 276,800円 | 288,800円 |
参照元:楽天モバイル
楽天モバイル買い替え超トクプログラムプログラム
iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
128GB | 70,392円 | 78,384円 | 89,880円 | – |
256GB | 80,880円 | 89,400円 | 102,888円 | 112,392円 |
512GB | 99,888円 | 109,440円 | 120,432円 | 130,392円 |
1TB | – | – | 138,384円 | 144,384円 |
参照元:楽天モバイル
大手キャリアのiPhone価格が高いのはなぜ?
上記の価格表を見ても分かる通り、iPhoneは大手通信キャリアで購入するよりもAppleストアから直接購入したほうが安価です。しかし、なぜこのような価格差が生まれるのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
大手キャリアは全国各地にショップを展開しているほか、サポートの体制も充実しています。ユーザーの多くは対面または電話でのサポートを受けられますが、当然のことながらサポートを担う人件費は高額です。また、大手キャリアでは独自の保証サービスも提供しており、それらを維持していくうえでもコストはかかってしまいます。
人件費と各種サービスの提供から、キャリアで販売されているiPhoneはAppleストアで購入する価格よりも高く設定されているのです。
大手キャリアでiPhoneを購入するメリットはある?
iPhoneの通常価格で比較すれば、大手通信キャリアで購入するよりもAppleストアから直接購入したほうが安価であることは明白で、さらにオンラインであれば並ぶことなくいち早く手に入れられるというメリットもあります。
それにもかかわらず、あえて大手キャリアでiPhoneを購入するのはどういったメリットがあるのでしょうか。
手厚いサポートや詳しい案内を受けられる
iPhoneに限った話ではありませんが、日本では「携帯電話は携帯ショップや家電量販店で購入・契約するもの」と考える人が少なくありません。
スマートフォンが登場する以前は、たしかに携帯電話ショップや家電量販店でなければ新品の機種を購入することはできませんでした。そのため、今でも習慣的に携帯ショップで購入するという人は一定数残っているのです。
携帯ショップでiPhoneを購入すれば、料金プランの見直しや面倒な手続き、さらには買い替え時期のアドバイスなど詳しい案内を受けられることから、オンラインの手続きに詳しくない人にとっては心強い。
継続利用での割引が大きい
通常価格で比較すると確かにキャリアの価格は高額ですが、割引プログラムを適用すれば実質価格が大幅に低下し、Appleストアよりも安く購入できます。
これは「2年おきに買い替える」という条件があり、少なくとも2年以上は同じキャリアのまま遣い続けなければなりませんし、買い替え時に元のiPhoneを返却しなければなりません。
今後2年間は回線契約を解約したり、他社に乗り換えたりする予定がなく、しばらく使い続ける人、そして2年おきに新しいiPhoneに買い替える人にとってはメリットが大きい。
AppleストアでもiPhoneの下取り(割引)は可能
大手キャリアでiPhoneを購入する場合、割引プログラムの適用が大きなメリットとして挙げられますが、実はAppleストアで購入する場合でもiPhoneの下取りは可能であり、購入価格から割引も受けられることをご存知でしょうか。
AppleオンラインストアからiPhone 15を選択して、容量やカラーなどを選択し後、画面を下にスクロールしていくと、「Apple Trade In」という選択項目が表示されます。このときに「スマートフォンのモデルを選ぶ」を選択し、下取りに出す予定の端末を選択すると下取り額が表示されます。
たとえば、先代モデルのiPhone 14 128GBの場合、最大で68,000円の下取りが可能であり、本体価格から割引されます。ちなみに、2年おきの買い替えを前提に考えた場合、2021年に発売されたiPhone 13では最大57,000円の割引となっています。
仮に、現在のタイミングでiPhone 13 128GBからiPhone 15 128GBへ買い替えた場合には、124,800円から57,000円が割引となり、67,800円で購入することができるのです。
iPhone 15の一番お得な買い方は?
結局のところ、iPhone 15のもっともお得な買い方はどれなのでしょうか。すべての人にとって共通するものではなく、利用状況や今後の予定なども踏まえて検討することが大切です。
大手キャリアを契約中で変更の予定がない場合
現在、ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアを契約しており、今後もしばらく契約を継続していく場合には、現在のキャリアが提供している割引プログラムを適用し購入するのがおすすめです。
充実したサポートはもちろん、iPhoneを丁寧に使用し大きな損傷がなければ、2年後にiPhoneを返却することで割引が保証されるため、もっとも安心できる買い方といえるでしょう。
途中で解約したり他社へ乗り換えたりした場合には、割引プログラムが適用されず残債を支払い続けなければならないため、結果として割高になってしまいます。
通信キャリアを乗り換え予定の方
現在契約中の通信キャリアを今後解約する予定があったり、乗り換えを検討している場合にはAppleストアがもっとも有力な選択肢として考えられるでしょう。
「Apple Trade In」を活用することで、買い替えのタイミングで通信キャリアに関係なく一定額の割引を受けられます。また、現在契約中の割高な料金プランから格安料金プランへ変更し、ランニングコストを節約することも可能です。
利用状況にマッチしたiPhoneの購入方法を選ぼう
出典:Apple公式
円安の影響もあり、iPhone 15の価格は高騰しているため、本体価格だけを見ると「とても手が出せる金額ではない」と悩む方も多いでしょう。
しかし、大手キャリアでは割引プログラムを提供していたり、Appleストアでも「Apple Trade In」とよばれる下取りサービスが用意されており、これらをうまく活用することで負担を軽減できます。
さらに、一括ではなく分割での支払いを選択することで、毎月数千円の負担額で手軽に買い替えることも可能なため、利用状況に応じて最適な購入方法を検討してみましょう。