iPhoneバッテリーの残量表示が突然大幅に減ってしまう、電源が落ちてしまう原因と対処法

iPhoneバッテリーの残量表示が突然大幅に減ってしまう、電源が落ちてしまう原因と対処法

iPhone修理歴7年、iPad修理歴5年のそこそこベテラン。とにかく「分解が趣味」という少し変わった修理マニア。ゲーム機やコントローラーなど様々な分解経験があるが、現在ではApple製品以外は触っていない。iPhoneならほとんどの修理が30分以内に対応可能。iPadもパネルやバッテリー交換なら1時間もあれば対応可能。7年間の修理経験を経た知識を元にiPhone大学の監修スタート。

携帯を使用していると充電が減るのは当たり前ですが、残量が60%だったものが突然50%、40%と急激に落ちてしまう現象が起きることがあります。更に急激に落ちた後電源が切れてしまう現象が起きることもあり、買い替え時かな?と思う方も少なくないかもしれません。

しかし、設定の確認修理で改善することもあり、機種変更するより安く済むことが多いです。

今回はiPhoneのバッテリー残量が突然大幅に減ってしまう、電源が落ちる原因と対処法を解説していきます。

残量表示が急激に落ちる、電源が落ちてしまう原因と対処法

残量表示が急激に落ちる、電源が落ちてしまう原因と対処法

それでは早速iPhoneバッテリーの残量表示が急激に落ちる原因と対処法をご紹介していきます。

残量表示が急激に落ちる、電源が落ちてしまう原因
  • バッテリーの劣化
  • バッテリーの膨張
  • iOSバージョンの問題
  • インストールしているアプリの問題
  • 本体の劣化、故障

バッテリーの劣化

バッテリーが劣化すると持ちが悪くなるだけではなく、バッテリーの残量表示が急激に落ちたり、50%以上残量が残っているのにもかかわらず電源が落ちる症状が起きる場合があります。

バッテリーの劣化状況は設定から確認できます。

バッテリーの劣化状況の確認方法
  1. 設定を開き「バッテリー」を選択
  2. 「バッテリーの状態と充電」を選択
  3. 「最大容量」を確認

この最大容量が80%を切っていた場合や、これに合わせて最大容量の表示の上にバッテリーが著しく劣化しているといった警告メッセージが出ていた場合、バッテリー交換で症状が改善する可能性が高いです。

木村 篤士

Apple、au、SoftBankの保証加入中でこの最大容量が80%を切っていると無償交換ができるため是非活用してみてください。

iPhone12のバッテリー交換を自分でやる方法を「iPhone12のバッテリー修理手順・交換時期の目安を徹底解説」の記事で照会しているのでぜひご覧ください。

バッテリーの膨張

上記に該当しない場合、バッテリー膨張の可能性が高いです。普段使用していて膨張していないように見えても、ケースをつけていると気づきにくいため、ケースを外した後iPhoneを横から見て画面が浮いているところはないか、背面や画面を触って出っ張りがないか確認しましょう。

もし膨張している部分を見つけたら、画面が浮いていたとしても押すのはNGです。極力使用するのはやめ、Apple Storeや近くの修理業者にバッテリー交換を依頼しましょう。

放置すると膨張が悪化することにより、画面や他のパーツ故障に繋がり想像以上に修理費用がかさんでしまうことも考えられますのですぐ交換がオススメです。

木村 篤士

充電の時間は使用せず、充電終了後長時間使用するなど充電と使用時間を分けることで、膨張を最大限防ぐこともできます。

iOSバージョンの問題

様々な機能の追加や、セキュリティの向上の為に行われているiOSアップデートですが、16.1.1や16.1.2、16.5や17などバージョンによってはバッテリーが急激に落ちる不具合が報告されています。

バージョンの確認方法は以下のとおりです。

iOSバージョンの確認方法
  1. 設定を開き「一般」を開く
  2. 「情報」を開き「iOSバージョン」を確認

上記でお伝えしたバージョンと同じバージョンの場合、アップデートをすることで改善される可能性が高いです。

2の工程の「情報」のすぐ下の「ソフトウェアアップデート」からアップデートできますが、データ通信を使用するため自宅でWi-Fiにつながっている状態で行うのがおすすめです。

合わせて、写真やゲームのデータを保管している「データ容量」がギリギリだと、アップデート後に起動時のリンゴマークがループし、起動できない症状が出る可能性があり注意が必要です。

木村 篤士

残り残量が10GBを切っている場合は、不要なデータを削除し、せめて15GB程空きがある状態でアップデートを行いましょう。

インストールしているアプリの問題

インストールしているアプリの容量が大きい場合や、バックグラウンドといったアプリを閉じていても、裏で動作している場合はバッテリーが急激に減る症状が発現することがあります。

アプリが原因だった場合は、使用しているiPhoneがアプリの処理に追いつかず起きている可能性が高いので、より性能の良いものに買い替えるか、他の不要なアプリを消して様子を見てみましょう。

木村 篤士

この症状がおきた直近でインストールしたアプリを確認し、アンインストールして、症状が出るか確認することでアプリの問題なのか組み分けることができます。

本体の劣化、故障

バッテリーが劣化するように、機械の脳の役割を持つ基板も劣化します。

これまでお伝えした改善方法で改善しない場合、基板が原因で残量が急激に減る症状や電源が落ちる症状が起きている可能性が高いです。この場合はApple Storeで本体交換修理もしくは機種変更がおすすめです。

iPhoneのバッテリー残量表示が急激に落ちる原因と対処法のまとめ

iPhoneのバッテリー残量表示が急激に落ちる原因と対処法のまとめ

今回はiPhoneのバッテリー残量が突然大幅に減ってしまう、電源が落ちる原因と対処法を解説していきました。

すぐに機種変更をするのも1つの手ではありますが、金額だけではなく、機種変更にかかる時間も今回紹介した対処法だとすぐに確認できるので、バッテリー残量の症状が出た場合はぜひお試しください!

バッテリー交換や機種変更後も、日頃から充電しながらの使用や、直射日光、高温な場所での放置は避け、症状の対策を行っていきましょう。

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