iPhoneのディスプレイ割れを即日修理したい！どこに依頼すれば良い？

iPhoneの修理のなかでもディスプレイの割れやヒビは特に典型的であり、一度は経験したことがある方も多いのではないでしょうか。スマートフォンは毎日使用するものだからこそ、できるだけ早めに修理を完了させたいと思うものです。

そのようなニーズに応え、iPhoneのディスプレイ割れを即日修理できる店舗も増えています。

そこで本記事では、iPhoneのディスプレイ割れを即日修理するにはどのような方法があり、どこに依頼すれば良いのか、修理にかかる費用相場も含めて詳しくご紹介します。

iPhoneのディスプレイ割れを修理できる場所・方法

iPhoneを誤って落下させたり、強い圧力をかけたりしてディスプレイが割れた場合、どこに修理を出せば良いのでしょうか。主な修理方法をご紹介します。

AppleStore（直営店）

1つ目は、Appleが運営しているAppleStoreへ来店し修理を依頼する方法です。2023年11月現在、日本国内のAppleStoreは以下の10店舗があります。

AppleStore（直営店）

都道府県	都市
東京都	銀座、丸の内、新宿、渋谷、表参道
大阪府	心斎橋
愛知県	名古屋栄
神奈川県	川崎
京都府	京都

AppleStoreはApple直営ということもあり、純正パーツを用いて修理が可能であるほか、専門のスタッフとも直接コミュニケーションをとりながら疑問点を質問できるメリットがあります。

一方、携帯ショップやApple正規サービスプロバイダ、iPhone修理専門店に比べると店舗数は少ないため、近所にお住まいの方以外は気軽に足を運びにくいというデメリットがあることも事実です。

Appleのサポートセンター

近所にAppleStoreがなく、来店が難しい方のためにAppleではオンラインでの修理受付にも対応しています。

自宅から一歩も出ることなく修理依頼が可能であり、仕事やプライベートが忙しく店舗に出向くことができない方にもおすすめです。

また、Appleのサポートセンターでは電話やチャットを通して問い合わせも可能であり、AppleStoreと同等のサポート品質を提供しています。

一方、Appleのサポートセンターは故障端末を配送し、修理完了後に再び自宅へ配送するという流れで進んでいくため、修理が完了するまで1週間程度iPhoneが使用できないというデメリットもあります。

携帯ショップ

NTTドコモやau、ソフトバンクなど、大手通信キャリアの携帯ショップでも修理を依頼することができます。

こちらもApple純正部品を使用するため修理品質は高く、安心して預けられるほか、大手キャリアの専門スタッフが常駐しているという安心感も大きいです。

Apple正規サービスプロバイダ

Apple正規サービスプロバイダとは、Appleの修理トレーニングを受けた専門のスタッフが常駐し、Apple純正部品を使用した修理を提供しているお店のことです。

一部の家電量販店やカメラ専門店、大規模なショッピングモールなどがApple正規サービスプロバイダとして認定されており、AppleStoreと同等の品質の修理に対応できます。

直営のAppleStoreに比べると店舗数は多く、都心部以外に居住している方にとっても来店しやすい立地にあるでしょう。

ただし、Apple正規サービスプロバイダによっても修理期間は異なり、即日修理が可能な店舗もあれば数日間から1週間程度の期間を要する場合もあります。

スマホ修理専門店

Apple正規サービスプロバイダ以外にも、iPhoneを含むスマートフォンの修理に特化した専門店があります。これらの店舗はAppleの正式な認定を受けていないものの、優れた技術力でスピーディーかつ信頼性の高い修理を提供しています。

また、AppleStoreや携帯ショップ、Apple正規サービスプロバイダへ修理を依頼した場合よりも費用を抑えられ、低コストで修理ができることも大きなメリットといえるでしょう。

一方、ほとんどのスマホ修理店は技術力が高く安心して依頼できますが、なかには十分な知識や経験がないまま運営している業者や、純正品ではない安価なパーツを使用している業者も存在します。

そのような悪質な業者へ修理を依頼してしまうと、iPhoneの不具合がさらに悪化する可能性もあるでしょう。

自分で修理

修理用のパーツや工具を取り寄せ、ユーザー自身が修理をする方法もあります。

最近ではネット通販サイトでも修理キットが販売されており、ディスプレイ割れであればわずか数千円程度で修理ができることも。AppleStoreや修理専門店へ依頼するよりもはるかにコストを抑えられることから、DIY感覚で修理をする方が増えています。

ただ技術や専門知識のない一般人が修理を行うと修理どころかかえって症状が悪化することもあります。よほど腕に自信がある場合を除き、おすすめできない修理方法です。

iPhoneのディスプレイ割れ修理にかかる日数

iPhoneのディスプレイ割れを修理に出した場合、修理が完了するまでにどの程度の日数がかかるのでしょうか。

たとえば、AppleStoreの場合、Web上から事前に予約をとっていれば即日修理が可能で、修理にかかる時間も最短1時間程度とスピーディーです。ただし、AppleStoreは店舗数が少ないうえに都心部へ集中していることから、店内は混雑していることが多く、予約時間通りに来店しても数十分程度の待ち時間が発生することが多くあります。

近所にAppleStoreがなくAppleのサポートセンターへ修理を依頼した場合には、故障端末の集荷から修理済み端末の発送・配送までを含めると1週間以上の時間を要します。携帯ショップも店内で修理ができないため、Appleへの配送も含めるとこちらもやはり1週間程度の期間を要します。

このように、iPhoneのディスプレイ割れ修理にかかる日数は、即日または1週間程度と幅があり、修理を依頼する店舗や方法によっても大きく変わってくるのです。

iPhoneのディスプレイ割れを即日修理する方法

では、iPhoneのディスプレイ割れをできるだけ早く即日修理したい場合、以下の3つの方法があります。

• AppleStoreへ持ち込む
• Apple正規サービスプロバイダへ持ち込む
• iPhone修理専門店へ持ち込む

どこに依頼するのがベストなのでしょうか。それぞれの特徴を説明します。

AppleStoreへ持ち込む

もっとも確実なのは、Appleの公式サイトから事前に修理予約を行ったうえで、AppleStoreへ直接持ち込む方法です。

ディスプレイ割れの修理には交換用のディスプレイガラスが不可欠であり、これはiPhoneのモデルによってもサイズや形状が異なります。日々多くのユーザーが来店するAppleStoreであれば、交換用のディスプレイガラスの在庫も潤沢で即日修理に対応できる可能性が高いです。

都心部にお住まいで店舗が自宅付近にある場合には、修理の信頼性が高く即日修理が可能なAppleStoreへの持ち込みがおすすめといえるでしょう。

Apple正規サービスプロバイダへ持ち込む

遠方でAppleStoreへの来店が難しい場合には、Apple正規サービスプロバイダへの持ち込みがおすすめです。

AppleStoreと同様に純正部品を用いた高品質な修理が可能であり、Appleのトレーニングを受けた専門のスタッフが作業を行うため安心です。

Apple正規サービスプロバイダのなかには即日修理が可能な店舗も多いですが、なかには数日間程度の日数を要する場合もあります。また、交換用パーツの在庫がないと取り寄せが必要で、修理完了までに日数を要することもあるでしょう。

修理を依頼する前に電話などで即日修理が可能であるかを問い合わせておくと良いでしょう。

iPhone修理専門店へ持ち込む

修理のスピーディーさとコストを重視する方には、iPhone修理専門店への持ち込みがおすすめです。

即日修理を強みにしている修理専門店が多いほか、Apple正規サービスプロバイダに比べて修理にかかるコストも安価な傾向が見られます。また、日本国内のスマホ市場ではiPhoneのシェアが圧倒的に高いこともあり、iPhoneの修理専門店が全国に増えています。

近くにAppleStoreやApple正規サービスプロバイダ、携帯ショップなどがない場合でも、ネットで「iPhone　修理」と検索すると近所に修理専門店が見つかる可能性も高いです。

信頼性の高いiPhone修理専門店の探し方

iPhoneの修理専門店はコストが安く即日修理が可能な一方で、信頼性の高い店舗を見極めるのが難しいという側面もあります。修理のトラブルを未然に防ぐためには、どのようなポイントを重視してお店を選べば良いのでしょうか。

総務省登録修理業者であること

大前提として確認しておきたいのが、「総務省登録修理業者」として届け出ているかです。

携帯電話は電波法という法律に則って製造・修理を行わなければならず、専門知識のない方が修理を行うと性能や技術基準が電波法に適合しなくなる可能性があるのです。

そこで、総務省では修理業者が電波法で定める登録の基準に適合しているかどうかを第三者が容易に確認できるよう、登録修理業者制度を導入しました。

修理業者を選ぶ際には、Webサイトやチラシなどに「総務省登録修理業者」の文言があることを確認しておきましょう。

ユーザーからの口コミ・評判

修理店を利用したことのあるユーザーからの口コミや評判も重要なポイントです。

現在ではSNSやGoogleMapなどにもお店に関する口コミが集まりやすいため、修理の依頼を検討しているお店の名前をキーワードに検索し、ネガティブな評価が少ないところを選ぶと安心です。

保証内容

修理後のトラブルを避けるためには、保証が充実した修理店を選びましょう。

修理店によっても保証期間や保証内容は異なりますが、一般的には数ヶ月から半年程度の保証期間が一般的です。

また、修理の際にどのような内容の作業を行ったのか、料金の明細や店舗情報、作業担当者などの情報が記載された保証書や証明書を発行してくれるかどうかも重要なポイントとなります。

ユーザー自身でのディスプレイ修理はリスクが高い

iPhoneのディスプレイ修理にはさまざまな方法があり、そのなかのひとつにユーザー自身による修理があることをご紹介しました。しかし、修理後のトラブルを防ぐためにも、ディスプレイ修理に限らずiPhoneの修理はメーカーや販売店、専門業者へ任せるのがベストといえます。

そもそもiPhoneをはじめとしたスマートフォンは、一般的なドライバーなどの工具では蓋を開けることすらできず、専用の特殊な工具が必要です。

iPhoneのディスプレイ割れ修理にかかる費用相場

iPhoneのディスプレイ割れを修理する場合、依頼する店舗によっても修理費用は大きく異なります。即日修理の可否だけでなく、修理費用もお店選びの重要なポイントとなることから、相場の違いを理解しておく必要があるでしょう。

今回紹介した修理店ごとの費用相場は以下の通りです。

AppleStore・Appleサポート・携帯ショップ
Apple正規サービスプロバイダ

AppleStoreをはじめとした、Apple公式の修理サービスを受ける場合の費用は以下の通りです。

AppleCare+加入中であれば修理費用を大幅に抑えることができますが、それ以外の場合は数万円単位の高額な修理費用が発生します。

AppleCare+未加入の場合

機種	修理料金
iPhone 15	42,800円
iPhone 15 Plus	50,800円
iPhone 15 Pro	50,800円
iPhone 15 Pro Max	56,800円

AppleCare+加入中の場合

機種	修理料金
iPhone 15	3,700円
iPhone 15 Plus	3,700円
iPhone 15 Pro	3,700円
iPhone 15 Pro Max	3,700円

スマホ修理専門店

スマホ修理専門店の場合、Apple公式の修理サービスに比べると2～4割程度安価な傾向があります。

たとえば、iPhone 15やiPhone 14の場合、AppleCare+未加入で42,800円の修理費用が発生しますが、スマホ修理専門店であれば2万円代後半から3万円程度で済む場合が多いでしょう。

ただし、現行のiPhone 15など最新機種の場合、スマホ修理専門店では交換用パーツが入荷していないケースもあるため、在庫状況によってはすべての修理に対応できるとは限りません。

iPhoneのディスプレイ割れは即日修理が可能な専門店で

iPhoneのディスプレイが割れても液晶の表示やタッチパネルの操作は可能なケースも多く、あえて修理せずそのままの状態で使用している方も少なくありません。

しかし、割れたガラスが指に刺さってケガをするなどの危険を伴うため、できるだけ早めに修理を依頼する必要があります。

iPhoneの修理が可能な店舗は数多くありますが、修理が完了するまで日数を要する場合もあることから、即日修理が可能な店舗に依頼することが理想的といえるでしょう。

今回紹介した修理専門店の選び方を参考に、信頼性が高く即日修理に対応したお店を比較しながら検討してみてください。